「習慣化の科学:小さな変化が大きな結果を生む理由」

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1. はじめに:なぜ「習慣化」が人生を変えるのか?

「最初は、いきなり走るのではなく、ちょっと散歩して、間に少しだけ走って、また散歩してみたんです。」

これは、あるビジネスパーソンのクライアントさんが語ってくれた言葉です。彼はもともと早起きの習慣があり、朝の時間を使って振り返りや読書をしていました。それだけでも十分に「充実した朝時間」だったのですが、ふとしたきっかけで小さな行動変容を試してみたのです。

最初はほんの少し、散歩の途中で軽く走るだけ。
けれど、**「やってみたら意外とできた」**という小さな成功体験が、彼の中で静かに、しかし確実に変化の種となりました。気づけば週3回に増え、少しずつ走る距離も伸びていきました。

すると、少しずつ変化が現れ始めます。
まず、スラックスのウエストが緩くなりました。
でもその時は、周りの人は誰も気づきませんでした。
それでも続けているうちに、ある日ふと、**「顔がすっきりしたね」**と周囲の人から声をかけられるようになったのです。

その瞬間、彼自身が気づいていた以上に、習慣の積み重ねが確かな変化を生み出していたことを実感しました。
でも本当の変化は、外見だけではありません。
朝の散歩と軽いランニングが習慣化されたことで、心身のリズムが整い、頭が冴え、仕事への集中力や意思決定の質が劇的に向上していったのです。

単なる「運動習慣」ではなく、人生そのものの質が変わったのです。

これは特別な才能や強い意志の力があったからではありません。
変化の始まりは、ほんの些細なことでした。「散歩の途中で少し走ってみた」だけ。
でもその小さな一歩が、積み重なることで、思いもよらない大きな成果と新しい自分を引き寄せたのです。

本記事では、このクライアントさんの実体験をもとに、**「なぜ小さな習慣が人生を大きく変えるのか?」**という習慣化のメカニズムと、誰でも実践できる行動変容の方法についてお伝えしていきます。

「人生を変えるのは、大きな決断ではなく、今日の小さな一歩から。」
このシンプルな真実が、あなたの人生に新しい可能性をもたらすかもしれません。

2. 行動変容とは何か?

行動変容とは、**「自分の行動パターンが内側から自然と変わっていくプロセス」**です。
重要なのは、ただ行動を変えること自体ではなく、その変化がどこから生まれているかという点です。

多くの人は、行動を変えようとするときに「意識的に」「意図的に」努力しようとします。たとえば、「もっと運動しなきゃ」「早起きしなきゃ」といった具合です。しかし、こうした義務感やプレッシャーだけでの行動変容は、長続きしないことが多いのです。

では、長く続く変化の源はどこにあるのか?
それが、**「内発的動機づけ」**です。

冒頭で紹介したクライアントさんも、最初から「走ろう!」と決めていたわけではありませんでした。
彼が行動を変えるきっかけとなったのは、とある研修で同席した複数の経営者たちの存在です。彼らが口々に「最近走っているんだよね」と話しているのを聞き、そのうえで彼らがとても活き活きとした表情で日々を過ごしている姿を目にしたとき、ふとこう思ったのです。

「ちょっと走ってみようかな」
でもすぐに、**「でもきっとあんまり走れないだろうな」という気持ちも湧き上がってきました。
そこで彼はハードルを下げ、
「散歩しながら少しだけ走ってみようかな」**と考えたのです。

この、ほんの小さな気づきと好奇心から始まった一歩が、結果として彼の習慣を変え、人生の質そのものを高める大きな変化へと繋がっていきました。

ここで大切なのは、**「誰かに強制されたわけでも、無理に自分を奮い立たせたわけでもない」ということです。
行動変容の出発点は、
「やってみたらどうなるんだろう?」**という小さな興味や気づき。
この内側から湧き上がる自然な動機こそが、行動を継続させ、やがて大きな変化を生み出す原動力となるのです。

行動変容とは、「自分を変えようとすること」ではなく、
「自分の内側にある本当の動機と出会い、それに従って自然に動き出すこと」

この内発的な動機づけを見つけ、育てていくことが、人生を変える習慣化の第一歩となるのです。

3. 習慣化のメカニズム:脳と行動科学の視点から

行動変容が一時的な努力で終わるか、それとも人生を変える「習慣」として定着するか。その違いを生み出すのは、脳の働き行動科学のメカニズムに隠されています。

習慣化は「意思の力」ではなく「仕組み」で決まる

多くの人は「習慣化=強い意志が必要」と考えがちですが、実はそれは誤解です。
習慣とは、意志の力に頼ることなく“自動的に”繰り返される行動のこと。
そのカギを握るのが、脳の中にある**「習慣のループ(Habit Loop)」**です。

このループは、次の3つの要素で構成されています。

  1. きっかけ(Cue):行動を引き起こすトリガー
  2. 行動(Routine):実際に行う習慣的なアクション
  3. 報酬(Reward):行動の後に得られる満足感や成果

クライアントさんの例で見る「習慣のループ」

冒頭で紹介したクライアントさんの場合、このループが自然に形成されていました。

  • きっかけ(Cue):研修で活き活きと走る経営者たちを見た経験
  • 行動(Routine):散歩の合間に少しだけ走るという新しいアクション
  • 報酬(Reward):走った後の心地よい疲労感や達成感、体の変化への気づき(スラックスが緩くなる、顔がすっきりすると言われるなど)

この「報酬」が心地よいものであったからこそ、彼は自然と「またやってみよう」と思うようになり、週3回へと頻度が増え、少しずつ距離も伸びていきました。

脳が変化を「習慣」として認識するメカニズム

脳の中で特に重要なのが、**「基底核(Basal Ganglia)」**と呼ばれる領域です。
ここは、繰り返し行われる行動を「自動化」する役割を担っています。最初は意識的に行っていた行動も、何度も繰り返すことで脳が「これは日常の一部だ」と認識し、少ないエネルギーで実行できるようになるのです。

だからこそ、最初の「小さな一歩」や「続けやすさ」が非常に重要です。
いきなり大きな目標を掲げると、脳が「これは特別なことだ」と捉え、負担を感じてしまう。
逆に、**「散歩のついでに少しだけ走る」**くらいの軽さなら、脳も抵抗なく受け入れ、習慣化へのハードルがグッと下がるのです。

習慣化を成功させる3つのポイント

  1. きっかけ(Cue)を意図的に作る
    • 例:朝起きたらランニングシューズを玄関に置いておく
  2. 行動(Routine)をシンプルにする
    • 例:「毎回5km走る」ではなく、「散歩のついでに1分だけ走る」からスタート
  3. 報酬(Reward)をすぐに感じられる工夫をする
    • 例:走った後の爽快感を意識したり、達成感を日記に書き留める

行動変容は、一瞬のモチベーションで生まれるものではありません。
小さな行動を繰り返すことで、脳に「これは自分にとって当たり前のことだ」と認識させること。
これこそが、習慣化の科学的な本質なのです。

人生を変えるのは、大きな決断ではなく、今日の小さな一歩を繰り返すことから始まります。

4. 小さな変化が大きな結果を生む理由

「たったこれだけで変わるの?」
そう思うくらいの小さな行動が、気づけば人生を大きく変えていることがあります。

冒頭で紹介したクライアントさんの変化も、まさにその象徴です。
最初の一歩は、ただの**「散歩の途中で少しだけ走ってみる」**という、ほんのささやかな挑戦でした。
けれどその結果、スラックスのウエストが緩くなり、顔がすっきりしたと言われ、仕事への集中力も高まる。
単なる「健康習慣」ではなく、人生の質そのものが変わったのです。

では、なぜそんな小さな変化が、これほど大きな結果を生むのでしょうか?
その理由は、**「複利の力」「アイデンティティの変化」**にあります。

1. 複利の力:1%の改善が1年後に37倍の成果を生む

行動変容の効果は、直線的に増えていくのではなく、複利的に積み上がっていきます。
これは金融の世界でも知られている概念ですが、習慣の積み重ねにも同じ原理が働くのです。

たとえば、毎日1%だけ自分を改善できたとしましょう。
たった1%の変化は、その瞬間はほとんど目に見えないかもしれません。
でも、1%の変化を毎日積み重ねていくと、1年後には約37倍の成長に繋がります(1.01の365乗 ≈ 37.78)。

  • 今日1%だけ良くなる → ほとんど変化なし(1.01倍)
  • 1ヶ月後 → 少しずつ効果を実感(約1.35倍)
  • 半年後 → 明らかな変化が見える(約6.12倍)
  • 1年後 → 自分でも信じられないほど成長している(約37.78倍)

この数値を見ればわかる通り、最初はほとんど変化がないように感じても、続けることで成長の加速度が一気に上がるのです。
クライアントさんも、最初は「走るなんてきっと大した変化にはならない」と思っていました。
でも、少しだけ走る → 週3回走る → もう少し距離を伸ばす
この小さなステップが積み重なったことで、半年後には見違えるほどの変化が訪れていたのです。

2. アイデンティティの変化:行動が「自分らしさ」を作る

もう一つの重要な要素が、**「習慣は行動だけでなく、アイデンティティを形作る」**ということです。

人は行動を繰り返すことで、無意識のうちに**「自分はこういう人間だ」**という自己認識を強化していきます。

  • 少しだけ走る人 → 週3回走る人 → ランニングが習慣の人 → 健康的なライフスタイルを送る人

こうして行動が積み重なることで、**「私は健康的な人間だ」「自分は継続できる人間だ」**という自己イメージが強化され、さらに行動を継続するモチベーションとなるのです。

クライアントさんも、最初は「運動が苦手な自分」だと思っていました。
でも、散歩の中で少しだけ走るという小さな行動を繰り返すうちに、**「自分は走れる人だ」という新しいアイデンティティが芽生え始めました。
この変化が、外見の変化以上に、
「自分自身への信頼」**を育てることになったのです。

3. 小さな変化がもたらす心理的な余白

さらに、小さな変化には**「心理的な余白」を生み出す力があります。
大きな目標を掲げると、達成できない自分に対するプレッシャーやストレスが増えがちです。
一方で、小さな変化なら
「失敗してもいい」**という気軽さがあり、心に余裕を持って取り組むことができます。

その結果、プレッシャーではなく、好奇心や楽しさを感じながら継続できるのです。
クライアントさんも、「まずは少しだけ走ってみよう」という気軽な気持ちだったからこそ、挫折することなく続けられました。
そして気づけば、**「続けられた自分」**に対する小さな誇りが積み上がっていったのです。

つまり

  • 複利の力が、見えない成長を積み重ねる
  • アイデンティティの変化が、自分自身への信頼を育てる
  • 心理的な余白が、行動の継続を楽にする

これが、**「小さな変化が大きな結果を生む理由」**です。

人生を変えるのは、大きな挑戦ではなく、今日の小さな一歩。
その一歩が、未来の自分にとっては想像もできないほど大きな意味を持つことになるのです。

5. 行動変容を成功させる5つのステップ

「続けることが一番難しい。」
これは、多くの人が行動変容に取り組む中で直面する共通の課題です。
最初の一歩を踏み出すことは意外と簡単でも、その行動を習慣として根づかせるのは思っている以上に難しいものです。

でも、続けられない理由は**「意志が弱いから」ではありません。**
実は、習慣化には「続けやすくなる仕組み」が存在するのです。
逆に言えば、正しい方法で取り組めば、誰でも自然と行動を続けられるようになります。

冒頭で紹介したクライアントさんも、いきなり長距離を走るような無理な挑戦をしたわけではありません。
**「散歩しながら少しだけ走る」**という小さな一歩を、自然に積み重ねていったことで、大きな変化に繋がったのです。

ここでは、そんな行動変容を成功させるための**「5つのステップ」を紹介します。
これを意識することで、あなたも今日から小さな変化を積み重ね、やがて
「人生が変わる習慣」**を作ることができるはずです。

✅ 1. 目標を小さく具体化する

  • 例:毎朝4時半に5分間だけストレッチする
    大きな目標はモチベーションにはなりますが、日々の実践には不向きです。
    **「5分だけ」「少しだけ」**という具体的で小さな目標なら、始めるハードルがぐっと下がります。

✅ 2. トリガーを設定する

  • 例:アラームやカレンダー通知を使う
    習慣を定着させるには、**「きっかけ」**が必要です。
    アラームやカレンダー通知、歯磨きの後など、既存の習慣に紐づけることで自然と行動が促されます。

✅ 3. 環境をデザインする

  • 例:運動する服を前日に準備しておく
    行動は環境に大きく左右されます。
    準備が面倒だと感じるだけで行動のハードルが上がるため、「やるしかない状態」を作ることが習慣化の近道です。

✅ 4. 進捗を可視化する

  • 例:習慣トラッカーや日記をつける
    目に見える形で進捗を確認できると、モチベーションが維持しやすくなります。
    チェックリストやカレンダーに印をつけるだけでも、達成感が積み重なっていきます。

✅ 5. 失敗を前提に設計する

  • 例:「完璧」を目指すのではなく、「継続」を重視する
    どんなに意識していても、体調不良や忙しさで習慣が途切れることはあります。
    大切なのは、「失敗してもまた戻れる仕組み」を作っておくこと。
    失敗をネガティブに捉えるのではなく、むしろ「続けるための一部」と考えることがポイントです。

行動変容を成功させるための秘訣は、**意志の強さではなく「仕組み化」**にあります。

  • 目標を小さく具体化することで、最初の一歩が踏み出しやすくなる。
  • トリガーと環境を整えることで、行動が自然と日常に組み込まれる。
  • 進捗を可視化し、失敗も想定することで、挫折せずに継続できる。

冒頭のクライアントさんが自然と習慣化に成功したのも、こうした仕組みが無意識に機能していたからです。
あなたも今日から、「続けられる自分」を作るための小さな仕組みづくりを始めてみてください。
きっと、半年後や1年後には驚くような変化が訪れているはずです。

6. 習慣化を続けるためのマインドセット

どんなに優れた方法や仕組みがあっても、「習慣を続ける力」の根底にあるのは、やはりマインドセットです。
多くの人が習慣化に失敗する理由は、方法論の不足ではなく、**「続けることに対する考え方」**が誤っているからかもしれません。

習慣化を成功させたクライアントさんも、最初から順風満帆だったわけではありません。
彼は、「ちょっとだけやってみよう」から始めて、慣れてきたら少しずつ回数を増やしました。
でも、雨が降ったり、飲み会の翌朝に寝坊したりすることもあったのです。
そんなときは無理をせず、「今日はやらなかったけど、明日はやろう」と翌日の自分と約束する
ような、少しゆるっとした感覚で向き合っていました。

それでも続けられたのは、**「完璧を目指さない柔軟なマインド」を持っていたからです。
むしろ、
「続かない日があっても大丈夫」**という気持ちが、習慣化を長く続ける大きな支えになっていました。

ここでは、習慣化を長く続けるために大切な3つのマインドセットを紹介します。

✅ 1. 成果ではなく「プロセス」を楽しむ

習慣化が続かない理由のひとつに、**「結果にばかりフォーカスしすぎる」**ことがあります。
例えば、「痩せたい」「もっと集中力をつけたい」など、目標達成だけをゴールにしてしまうと、成果がすぐに見えないときにモチベーションが下がってしまいます。

クライアントさんも、痩せることばかりに目を向けていたわけではありません。
「今日はどんな気分で走れるかな?」
そんなふうに、プロセスそのものを楽しむことができたからこそ、無理なく続けられたのです。

✅ 2. 「続けられた自分」に目を向ける

習慣化をしていると、**「もっとできたはずだ」と自分に厳しくなりがちです。
しかし、完璧主義は習慣化の大敵。大切なのは、できなかったことではなく、
「今日も続けられた小さな自分の努力」**に目を向けることです。

たとえ散歩だけで終わった日があっても、
「それでも外に出たことがすごい」
と自分を認めることが、次の一歩に繋がるのです。

この「小さな成功体験」を積み重ねることが、自己肯定感の土台となり、習慣化を強化していきます。

✅ 3. 失敗は「挫折」ではなく「調整」のチャンス

習慣が途切れた瞬間、多くの人は**「もうダメだ」と挫折感**を抱いてしまいます。
でも実は、ここが最大のチャンスです。
**「なぜ続かなかったのか?」**を冷静に振り返ることで、習慣を改善するヒントが見えてきます。

クライアントさんも、すべてが順調だったわけではありません。
忙しい日や疲れている日もありましたが、そういう日は無理に走らず、**「今日は散歩だけにしよう」と柔軟に調整していました。
この
「調整する力」**こそが、長期的な習慣化を支える重要なマインドセットです。

習慣化を続けるために必要なのは、**「強い意志」ではなく、「しなやかな心の持ち方」**です。

  • 結果よりもプロセスを楽しむこと
  • 小さな成功を積み重ねること
  • 失敗しても、そこから学びを得ること

この3つのマインドセットが、習慣化の土台となり、あなたを自然と「続けられる人」へと導いてくれます。

「習慣は、完璧な日々の積み重ねではなく、不完全な日々を続ける力の積み重ね。」
そのことを心に留めておけば、どんな小さな一歩も、やがて大きな変化を生み出す原動力になるでしょう。

7. おわりに:今日から始める小さな行動変容

ここまで、**「習慣化の科学」と、それが人生に与える大きな影響についてお伝えしてきました。
冒頭で紹介したクライアントさんの変化も、特別な才能や強い意志があったわけではありません。
すべては、
「散歩の途中で少しだけ走ってみる」**という、たった一つの小さな行動から始まりました。

彼の変化のプロセスから学べることは、次のたった一つのシンプルな事実です。
「人生を変えるのは、大きな決断ではなく、今日の小さな一歩である。」

✅ 今すぐできる小さな行動変容のヒント

  • 5分だけ早起きしてみる
  • 散歩の途中で30秒だけ走ってみる
  • 1日の終わりに1行だけ日記を書いてみる
  • 「ありがとう」を1人に伝えてみる
  • 今日の自分に小さな約束をしてみる

どれも簡単なことですが、続けることで必ず何かが変わり始めます。
最初は変化が見えなくても、それは**「成長の種が土の中で根を伸ばしている時期」**です。
焦らず、比べず、自分だけのペースで積み重ねていくことが何より大切です。

✅ 「失敗してもいい。やめなければ、それは成長の一部になる」

時には、思うようにいかない日もあるでしょう。
でも、それでいいのです。「続かない日があっても、それは挫折ではなく、調整のタイミング」
習慣化の本質は、完璧に続けることではなく、「戻ってこれる自分」でいることです。

🚀 さあ、あなたは今日、どんな小さな一歩を踏み出しますか?

変化は遠くにあるものではありません。
「今ここ」から始まる、あなたの小さな行動が、未来の自分を創っていくのです。

大きな目標を掲げる前に、まずは今日。
「少しだけやってみよう」
その気持ちが、やがてあなたの人生に思いもよらない変化をもたらしてくれるはずです。

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現場のエースが管理職になった時、陥る罠──AIを活用して“本物のリーダー”へ進化する方法

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1. 現場のエースが管理職になったとき、なぜチームは停滞するのか?

多くの企業では、**「現場で成果を出した人が、そのまま管理職になる」**というキャリアパスが一般的です。これは、業務の現場を深く理解している人がマネジメントに入ることで、組織全体の業務効率が向上し、実務と戦略のギャップが埋まりやすくなるというメリットがあります。

✅ 業務の細かい部分を熟知しているため、現場の課題を素早く把握できる
✅ これまでの成功体験を活かし、実践的なアドバイスを提供できる
✅ 部下と同じ目線でコミュニケーションを取りやすく、信頼関係を築きやすい

一方で、管理職とプレイヤーの役割は異なり、個人で成果を上げるスキルとチームを導くスキルは必ずしも一致しません。実際に、多くの管理職の方をコーチングさせていただいていると、「チームが思うように動いてくれない」と支援を求められることがたびたびあります。

こうした課題を解決する方法の一つとして、**「AIを活用し、業務を効率化しながら、リーダーシップを高め、部下の主体性を引き出す」**アプローチがあります。もちろん、AIだけが解決策ではありませんが、テクノロジーを活用することで管理職の役割をより効果的に果たせる可能性があります。


2. AIを活用し「管理職が手を離せる領域」を増やす

管理職の多くは、プレイヤーの延長で動き続け、**「自分が動いた方が早い」「部下に任せるのは不安」と感じ、業務を抱え込んでしまいがちです。しかし、これでは管理職の本来の役割である「チームを導くこと」**に時間を割くことができません。

AIを活用することで、不要な業務を減らし、管理職としての本来の役割に集中できる環境を作ることができます。

✅ AIで削減できる業務

  • 会議の要約・議事録作成 → AIに自動化

    • Zoomの録音データをAIが要約し、報告書を自動生成

    • → 空いた時間で、部下との対話や育成に時間を使える

  • 営業データ管理・報告業務 → AIで自動更新

    • CRMツールを活用し、営業フェーズを可視化

    • 部下が「報告のための資料作成」に時間を取られない

    • → データをもとに主体的な行動を促すマネジメントが可能に

  • タスクの優先順位付け → AIがサポート

    • ChatGPTなどを活用し、何に集中すべきかを明確化

    • → 「管理職の思い込み」ではなく、客観的なデータでリーダーシップを発揮できる

これにより、管理職の仕事が「現場の仕事」ではなく「チームを成長させる仕事」へとシフトする。


3. AIが「管理職の視座」を高める理由

1. 業務から解放されることで、視点が現場から「組織の未来」へシフトする

AIを活用して日々の業務負担を減らすことで、より高い視点から組織を見る時間が生まれるのです。

例えば、

  • 「日々の営業数値を手作業で管理していた時間」を削減することで、市場の変化や組織の成長戦略を考える余裕が生まれる。

  • 「部下の報告を集約して評価する時間」を削減することで、部下一人ひとりの潜在能力やキャリアの方向性を考える視点を持てる

AIによって「目の前の業務」に追われる状態から脱し、「チームの成長と未来」にフォーカスする視座を得ることができる。

2. 視座が高まることで、組織全体に与える長期的な影響

管理職が視座を高めることは、個人の成長にとどまらず、組織全体の文化や成果にも大きな影響を与えます

  • 長期的な視点での意思決定が可能になる

    • 目先の成果だけでなく、「組織の持続的な成長」を見据えた戦略が立てられる。

    • 例えば、「今の売上を伸ばす施策」ではなく、「市場環境の変化に適応するビジネスモデル」を考えられるようになる。

  • 部下の成長を促す問いかけが増える

    • AIの活用でデータを基にしたフィードバックが可能になり、より具体的かつ戦略的なアドバイスができる。

    • 「次に何をするか」だけでなく、「どうすれば成長できるか?」という問いかけの質が向上し、部下の主体性を引き出す。

  • 組織の学習能力が高まる

    • 管理職の視座が上がることで、「個々の成功ではなく、組織全体が学び成長する」環境が整う。

    • データを活用したPDCAサイクルが定着し、チームが継続的に改善し続ける文化が生まれる。

「高い視座を持つ管理職」が増えることで、組織全体の成長スピードが加速し、持続的な成果を生み出すチームが育つ。


4. AIを活用し「部下の主体性を引き出す仕組み」を作る

部下の主体性を育むには、「指示する」のではなく、「考えさせる」ことが重要です。
AIを活用すれば、**「管理職が手取り足取り指導しなくても、部下が自ら成長する環境」**を整えることができます。

✅ AIを活用した育成の仕組み

  • 「AIメンター」で部下の自己学習を促す

    • Chatbotや学習支援AIを導入し、部下が業務で直面した課題に対するアドバイスを即座に得られるようにする

    • → 上司の指導を待たずに、部下が主体的に学習できる環境を提供

  • 「成長フィードバックの自動化」

    • AIが営業トークや業務成果を分析し、具体的な改善点や成功ポイントをリアルタイムで提供

    • → 部下自身が課題を認識し、改善策を考える習慣をつける

  • 「強み・弱みのデータ化」

    • AIが過去の業務データを分析し、部下の得意分野や苦手な業務を可視化

    • → 適材適所の配置を可能にし、部下が自信を持って業務に取り組める


5. まとめ:管理職がAIを活用することで得られる未来

まずどれか一つで良いので、ぜひ取り組んでみてください。小さな変化が、管理職としての視座を高め、チームの成長を促すきっかけになるはずです。

今こそ、AIを活用し、視座を高めながら**「組織を導くリーダー」へと進化する可能性を探ってみましょう。**

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「行動のエネルギー」と「揺るがない自信」で成長を加速するビジネスコーチング

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こんにちは!

ビジネスコーチのたかぎけんじです。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

日々、さまざまな立場の方々をコーチングセッションでサポートしています。

クライアントの方が抱える目標や課題は実に多種多様ですが、代表的なものを挙げると…

経営者:事業をもっと効果的に運営したい

管理職:チームを改善し、成果を出したい

副業をしている人、したい人:収入アップやスキルの拡張を目指したい

こういった目標を実現するために、私が提供しているのは単なる「方法」ではありません。

多くの方がコーチングを通じて手に入れるのは、次のような「力」です。

行動を継続するためのエネルギー

新たな視点や気づき

停滞した状況を打破するメンタルリカバリー

言語化が生む「次の一歩を踏み出す力」

では、これらを手にするために、最初に必要なことは何でしょうか?

それが「言語化」です。

頭の中に渦巻くアイデアや感情を、言葉として「外に出す」。

これがコーチングの基本であり、最もパワフルなステップです。

ただ、慣れていない方は、こんな不安を抱えることがあります。

「どこから話せばいいかわからない…」

「うまく言葉にできる気がしない…」

そんな時、私は必ずこうお伝えします。

「きれいに話そうとしなくて大丈夫です。思いついたままをそのまま言葉にしてみてください。」

実際に話し始めてみると、多くの方が自分の中にしっかりとした言葉を持っていることに気づきます。

最初の一歩は、「うまく伝えよう」とするのではなく、ただ「外に出す」こと。

具体化と抽象化で思考をクリアにし、行動のエネルギーを生み出す

さらにコーチングでは、以下のアプローチを活用して、クライアントが次の一歩を踏み出すためのエネルギーを引き出します。

曖昧な表現の解像度を上げて具体化する

小さな粒の情報を抽象化して全体像をつかむ

たとえば、抽象化することで物事の全体像を把握しやすくし、次の方向性が見えてきます。

具体化することで、「どんな行動をすればいいか」が明確になり、実際に動き出す力が湧いてくるのです。

このプロセスを通じて、頭や心の中にあるもやもやをクリアにし、行動のエネルギーを生み出す。

それがコーチングの大きな特徴でもあります。

自信が揺らいだときの考え方

しかし、どんなにエネルギーを得ても、「自信」が揺らぐことがありますよね。

そんな時に役立つのが「ダンニング=クルーガー効果」です。

これは、「能力が低い人ほど自己評価が高い」という心理的傾向を指します。

特に、新しいことに挑戦する時は、この効果が意外な味方になります。

なぜなら、最初から「自分はできる」と思えなければ、一歩を踏み出せないからです。

一方で、経験を積むにつれて、「できていない部分」に気づきやすくなり、自信が揺らぐこともあります。

でも、ここで大事なのは、「できていない部分」に気づくこと自体が成長の証だということです。

「できていない部分」は、あなたに改善点を伝えようとしてくれている。

そう捉えれば、自信を失うのではなく、成長の道しるべとして前向きに受け止められるはずです。

長期的な視点で自分を育てる

私自身、コーチングや趣味の空手では、「死ぬ直前が一番すごかった」と思える成長を目指しています。

そのため、他者との比較ではなく、昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分を基準にしています。

この考え方を持つことで、「自信」に縛られることなく、自分らしい成長を続けられるようになりました。

今日のまとめ

最後に、今日お伝えしたポイントを3つにまとめました。

1.行動エネルギーを得る第一歩は「言語化」

頭や心の中の曖昧な思考を言葉にして、次の行動を明確にする。

2.自信が揺らぐのは成長の証

「できていない部分」は、あなたを成長させるヒントだと捉える。

3.長期的な視点で成長を目指す

他者との比較ではなく、自分自身の進化にフォーカスする。

どんな小さな一歩でも、それが未来を変える原動力になります。

ぜひ、この考え方を日々の生活に取り入れてみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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部下と上司の溝を埋める!チームビルディングにも有効な関係改善の3ステップ

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こんにちは、ビジネスコーチのたかぎけんじです。

先日、とある企業の支社長さんから、職場の人間関係について相談を受けました。その内容は、ある課員から「自分の上司である課長にパワハラ的な言動がある」という指摘を受けたというものです。具体的な指摘としては以下のようなものが挙げられました。

  1. 周囲に聞こえる状況での乱暴な言葉遣い

  2. 気分によって指示が変わる

  3. 攻撃的な表現での指導

この問題をビジネスコーチの視点から考えると、根本的な原因は「上司と部下の価値観のずれ」にあると感じました。

問題の本質

上司である課長には、

  • 「部下には物事をきちんと伝えて指導しなくてはいけない。そのためには時に厳しい言葉も必要だ」

  • 「部下は上司の背中を見て学ぶべきだ」

といった価値観があるようです。一方で、部下には、

  • 「上司は部下が納得するまで丁寧にやり方を教えるべきだ」

  • 「人は褒めて伸ばすべきだ」

という価値観があります。

お互いの言動や感じ方は、それぞれの価値観や前提に基づいていますが、本人たちはその存在に気づいていないことが多いのです。また、気づいたとしても、相手の価値観を受け入れる余地がないまま、問題が平行線をたどることも少なくありません。

さらに、こういった問題は表面的には「コミュニケーションの問題」として捉えられることがあります。しかし、表面的なコミュニケーションを一時的に改善しても、根本的な解決には至らないことが多いのです。

改善に向けた3つのステップ

このような問題を根本から解決するために、以下の3つのステップを実践してみてください。

1. 自分の価値観や前提を言語化する

上司は、自分が部下の育成についてどのように考えているのかを具体的に言語化しましょう。その際、考えの根底にある価値観や前提も明らかにします。

一方で、部下も、自分が職場でどのようなビジネスパーソンになりたいのかを言語化することが重要です。このプロセスを通じて、働く目的や目指す方向性といった価値観を明確にすることができます。

2. 自分の価値観や前提のルーツを探る

多くの価値観や前提は、過去の経験や成功体験によって形作られています。そのため、過去を振り返り、価値観の背景となる出来事を遡りながら書き出してみましょう。

こうした作業を通じて、自分の価値観をより客観的に捉えられるようになります。

3. お互いの価値観を共有し、関係性を明確にする

言語化した価値観や前提をお互いに共有し、それをもとに話し合いを行いましょう。このプロセスによって、相手の背景や文脈を理解しやすくなり、建設的な意見交換が可能になります。

その上で、「どのような関係性を構築したいのか」を具体的に言語化し、共通認識を持つことが重要です。

チームビルディングへの応用

これらのステップは、パワハラの申告があった場合や、特定の個人を特定しない形でのチームビルディングにも応用できます。この場合、3つ目のステップでは「どんなチームにしたいか」を話し合うと良いでしょう。

まとめ

職場の人間関係を改善するためには、

  1. 自分の価値観や前提を言語化する

  2. 価値観や前提のルーツを探る

  3. お互いの価値観を共有し、関係性を明確にする

この3つのステップを実践してみてください。問題の本質に向き合い、根本的な解決に近づけるはずです。

 
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職場の人間関係の悩みを解決するビジネスコーチ的3つのステップ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

企業の管理職の方たちや
研修担当の方とお話をしていると
パワハラのことが話題になることがあります

また、副業を始めたいという理由で
ぼくのコーチングセッションを受けにくる方たちの
中にもじっくりとお話を聴いていると
副業を始めようと思った本質的なきっかけが
お勤めの会社での人間関係がうまくいっていないことが発端
と言うことも、少なからずあったりします

こうしたハラスメントをはじめとする人間関係の問題って
コミュニケーションの問題として対処されることも
多いと思いますが
表面的なスキルとしてのコミュニケーション力を高める様に努力しても
問題が解決されない場面をこれまで幾度となく観てきました

今日は
最近、職場の人間関係の悩みのお話を聴く機会が多かったので

職場における人間関係の悩みがどうして生まれるかの
ビジネスコーチ的一つの解釈と

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ

お伝えしていきます

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、今日も参りましょう

冒頭お伝えした様な職場の人間関係の問題って
コミュニケーションの問題として対処されることも
多いと思いますが
表面的なスキルとしてのコミュニケーション力を高める様に努力しても
問題が解決されない場面をこれまで幾度となく観てきました

とてもわかりやすい事例の一つとして

先ほど、お勤め先の人間関係に関する問題が発端で
副業を始めようと考えるクライアントさんが少なからず
いらっしゃると言うお話をしましたが
こう言う方達の中には、副業を進めながら
並行して転職を試みる方も多くって
ぼくと副業・複業の話をしながら
その一方で転職をなさる方もいらっしゃいます

当初は
「たかぎさん!副業がやりやすい会社に転職しました!!!」
なんて笑顔でおっしゃったりするのですが

数ヶ月すると
新しい転職先の会社でも人間関係の問題を抱える
それも、前の職場の時と同じようなパターンの
人間関係の問題を抱えることが結構あるんですね

これ、表面的なスキルとしてのコミュニケーションの問題ではない
と言うことになると思います

こういった出来事を引き起こす根底にあるのは
自己啓発や心理学の世界で
「色眼鏡」とそれをつくりだしている
「思い込み」別な言い方で言うと
その方が持っている「価値観」「信念」
こう言った言葉で表されるものに起因している事が
多いように感じます

ちょっと踏み込んで解説しておくと

色眼鏡ってその人の
ものを見るときや
出来事を解釈する時の癖ですね

よくコップでたとえられたりします

コップって真横から見ると四角形ですよね
で、真横からしかみたことがない人は
「コップとは四角い物である」と主張します

一方でコップを真上からしかみたことがない人は
「コップは丸い」と主張します

この二人のコップの形に関する議論は
このままでは噛み合うことがありませんね

同じ様に
部下は厳しく指導、指示をしないとちゃんと仕事をしない
と思っている上司と

上司はいつもぼくのやりたくないことを
きつい言葉で言ってくる
ぼくにはぼくのやり方があるのに
と思っている部下の

コミュニケーションはうまくいかないですよね

あくまで例え話ですが

更に例えばでお話をすると

転職してしばらくすると
前の職場と同じ様な人間関係の問題を
訴える様になる方の場合ですね

上司はいつも僕のやりたくないことを
きつい言葉で言ってくる
という色眼鏡をもったままだと
新しい職場での上司も見事にその期待に応えてくれるわけです
なぜなら
上司のそういうところを見つける癖が強いので
つまり上司のその他の性質よりも
「きつい言葉でやりたくないことを言う」
ところを見つける能力が高くなっちゃっているから
見事に「きつい言葉でやりたくないことを言う」
どんどんと見つけていってしまうわけですね

これは辛いですよねー

 

じゃあ、こう言った色眼鏡って
ぼくたちはどうやって手に入れてきたのでしょう?

多くの場合は、それを過去の成功体験によって
手に入れていることが多いみたいです

例えば
先程の例で出した
部下は厳しく指導、指示をしないとちゃんと仕事をしない
と思っている上司の方

過去に
自分現場だった頃 上司から指導されたことを実直にやることで
営業成績を上げることができた経験や

部下を厳しく指導した結果、その部下にとても感謝された経験

部下に指示をだしたら、みんながそれを守ってくれて
部門の予算が達成された経験

などなど
ひとつひとつは小さいかもしれないど
それでうまく行った経験を積み重ねていくと
それが、色眼鏡になりだんだん強固になって
その人にとって「当たり前」のことになっていくのですね

さて、
もしあなたが今
その色眼鏡をかけていることで
うまくいかないことが起きているとしたらどうしたらいいでしょうか?

今日は
職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
お伝えします

その3つのステップとは
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する

では、具体的にお伝えしていきましょう

まず、ステップ1
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる

まずは
どんな人間でもさまざまな色眼鏡をかけて
人生をおくっていると「気づく」「思い出す」ことですね

もうちょっと具体的に言うと
今、ぼくがうまく行っていないのは自分のものの見方のクセのせいではないか?
と考えてみること
今、わたしが苦しいと感じているのはわたしの物事の受け取り方の癖のせいかもしれない
と思ってみること

ポイントは
「どんな人間でも」「誰でも」色眼鏡を持っていること

ちょっとだけ疑ってみるだけ
にしておくことです

あくまで、あなたのせいではなくって癖のせいなので

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
ステップ1は
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる
でした

つづいて
ステップ2
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
ですね

今経験している様な出来事を最初に経験したのはいつか遡ってみてください
現在に近い方からだんだん過去に遡っていきましょう

先程の上司の例で出したやつで行くと

去年数字が厳しかった時に
部下に指示をだしたら、みんながそれを守ってくれて
部門の予算が達成されたなあ

更に遡ると
自分が初めて部下を持った時に
部下を厳しく指導した結果、その部下にとても感謝されたっけ

もっと遡ったら
入社2年目に
自分が上司から指導されたことを実直にやることで
はじめて自分一人で予算が達成することができたんだった

みたいにして、遡ってみましょう

もしかしたら
最後に辿り着くのは
幼稚園の頃、母親がとても厳しいひとで
母親の言う通りにしていると
母親の機嫌がいつもよくって、家族がとても穏やかに過ごせた

なーんてところに戻るかもしれませんね

まあ、あくまで例え話ですが

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
ステップ2は
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
でした

最後
ステップ3です
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する

例えに出している
部下の立場で考えてみると

きっと
サボろうとしたり、数字が達成したくないと思ってるわけではないでしょうから

例えば
数字は達成したい
かける時間はできるだけ短くしたい
本当は上司に良い評価をしてもらうに越したことはないと思っている
実は、まわりからすごいねって言ってもらいたい
などなど

ここでは、わがまま放題に思っていることを
書き出してみましょう

もうこれ以上ないと思えるぐらい書き出したら
これらを一つでも多く叶えるために
自分ができることを具体的にしていきましょう

行動をしやすくするために具体的に、細かくするのがコツです

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
ステップ3は
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する
でした

はい、ありがとうございました

 

それでは、今日のお話まとめておきましょう!

今日は

最近、職場の人間関係の悩みのお話を聴く機会が多かったので

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ

お伝えしました

3つのステップとは
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する

職場の周りの方達とどうもしっくり来ないときや
上司とのコミュニケーションがうまく取れない時
部下が思い通りに動いてくれないなと感じる時

ぜひ、今日のお話試してみてくださいね

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/yqhsd4gC_CE

ぜひ動画でおさらいしてみてください!

それでは、今日はここまでにします

今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました!

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年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます

毎日コーチングセッションを通じて
沢山のビジネスパーソンとお話をしています

先日ある管理職の方とお話をしている時のこと
年上の部下との関係性の構築にご苦労されている
と言うお話がありました

社会の高齢化が進み
定年が延長されたり
再雇用制度が導入されたりする中で
組織の活力を保つために若手の登用をすすめると
どうしても管理職よりもメンバーの方が
年齢や社歴が上と言う場面がうまれます

こうした時に
経験豊富な年上部下が
なかなか年下 管理職の指示通りに動いてくれない

年下管理職が
年上部下と上手くコミュニケーションを取れない
と言う悩みを抱えている

なんて話をちらほら聴いたりします

今日は、ビジネスコーチ的
年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
についてお伝えします

年上部下との関係性に悩んでいる年下管理職の方や
部下とコミュニケーションに課題感を感じている管理職の方
それから
自分にはない専門性を持った部下との業務の進め方に課題を感じている管理職の方も
ぜひ今日のお話し最後まで読んでみてくださいね

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、参りましょう!

冒頭お伝えした様な
年上部下との関係に悩んでいる
管理職さんの相談を受けることが
最近はとても多くなりました

こうした部下との関係性の構築が上手くいかない時の原因になりやすいのが
部下の方がある分野に関して
上司よりも豊富な経験値や
スキルセットを持っていること
ではないかと思います

今日は
こんな時に効果的な部下とのコミュニケーションのポイントを3つお伝えします

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
その3つとは
1.チームのありたい姿の共有
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ
3.部下からのフィードバックをもらう

この3つです

それでは具体的にお伝えしていきましょう

まずひとつめ
1.チームのありたい姿の共有
です

まずは自分が管理している組織が目指すところを
具体的に共有していきましょう。

具体的がポイントです
売上が何億とか利益率が何%
と言うのも大切ですが

ここでは
「今期自分のチームをどんな組織にして行きたいか」
を共有することを意識しましょう

あるクライアントさんは以前
「家族の様なチームにしたい」と
おっしゃっていました

「部活の様なチーム」とおっしゃっていた
クライアントさんもいらっしゃいました

例えば先ほどの「家族の様なチーム」だとしたら
それをさらに詳しく言葉にしていきます

ひとりひとりのチャレンジを皆んなが応援してくれる
とか
困った時はなんでも話せる、とか

それぞれのメンバーに
母親的役割、父親的役割、兄的、姉的
どんな立ち位置を期待できるかを
言語化して伝えて行くと良さそうです。

もし
「部活の様なチーム」だったら
メンバーひとりひとりの
ポジションを想定しても良いかもしれませんね

もし年上部下の方が
管理職経験のある方なら
「家族の様なチーム」を目指す事を伝えた上で
メンバーの役割については
助言を仰いでもいいかもしれません

こんなふうにして
あなたが目指すチームの姿を具体的にして
メンバーと共有しましょう

メンバーと共通言語ができるので
コミュニケーションがしやすくなるはずです

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
ひとつめは
1.チームのありたい姿の共有
でした

次に二つめ
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ

年下の上司についた年上部下は
もしかしたら無力感を感じたり
自己肯定感を損ったりしているかもしれません

管理職を解かれてメンバーになっていれば
その可能性は一層高いですよね

もちろん管理職ではなくなったのですから
手放して頂かなくてはいけない事はあります

ですが、年上部下が持っている
経験値やスキルセットの多くは自分のチームが目標を達成していくために
役立つもののはずです

それを、どう引き出してチームの成果につなげていくかは
管理職の腕の見せ所ですよね

こういったときに効果的なのが
年上部下に年下管理職が協力をあおぐ
ということです。

ひとつ目のポイントでお伝えした
「チームのありたい姿を共有する」ことができていれば
あとは、協力を仰ぐだけです

年上部下の方にこういってみてください
「わたしに力を貸してください」

そうすることで
年上部下の方も自分の経験値やスキルセットが
役に立てるところがあるということを認識できるので

無力感を取り除いたり
自己肯定感を回復させたりすることが
出来やすくなります

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント二つめは
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ
でした

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
最後3つ目です
3.部下からのフィードバックをもらう

年上部下と
1、チームのありたい姿の共有
2、部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力を仰ぐ
の2つを始めたら、次に定期的に年上部下からフィードバックをもらう時間を作りましょう

お互いに言葉で伝えていることと
お互いの行動がイメージ通りになっているかどうかの
確認と軌道修正をするフェーズですね

言葉だけのコミュニケーションでは
お互いが持っている言葉の定義や
言葉のイメージのずれなどから

双方が期待と行動が合致しない場面が出てくることが起こりますので
それの認識合わせをして
必要に応じてお互いの行動を軌道修正しましょう

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
三つ目は
3.部下からのフィードバックをもらう
でした

おそらく、この動画を見ていただいている多く管理職の方は
年上部下とコミュニケーションをより多く取った方が良い
と言うことは、なんとなく理解されていると思います

ですが、年長者の方とどんなふうにコミュニケーションを
とって良いかがなかなかイメージをつかみにくい方も多いと思います

今日、お伝えした3つのポイント
1.チームのありたい姿の共有
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ
3.部下からのフィードバックをもらう
と、やることが具体的になっているときっと年上部下の方とのコミュニケーションが
取りやすくなると思います。

経験豊富な年上部下が
なかなか年下 管理職の指示通りに動いてくれない

年下管理職が
年上部下と上手くコミュニケーションを取れない
と言う悩みを抱えている

という管理職の方はぜひ
今日のお話試してみてくださいね

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/waARiA_B14s

ぜひ動画でおさらいしてみてください!

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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ビジネスコーチ直伝!あなたの行動力を高める3つのステップ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます!

ぼくは毎日たくさんのビジネスパーソンと
コーチングセッションを通じてお話を
させていただいています。

先日、あるクライアントさんと
お話をしている時のことです。

その方が「もっと、行動力を高めたい」と
おっしゃっていました

今日は
もっと行動力を高めたい時
なかなか、最初の一歩が踏み出せないことがある時
マンネリ化しちゃって、継続ができなくなっている時
に、試してみていただきたい
ビジネスコーチ直伝!あなたの行動力を高める3つのステップ
をお伝えしようと思います。

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、今日も参りましょう!

今日は
ビジネスコーチ直伝!あなたの行動力を高める3つのステップ
についてお伝えしていくのですが

そもそも、行動力がある とか ない という解釈ってどうなんでしょう?

今日のお話のきっかけになった
冒頭おつたえした「もっと、行動力を高めたい」
とおっしゃっていたクライアントさん

ぼくから拝見していると
多くのビジネスパーソンと比べても
「これだ!」と思ったことはすぐにアクションを起こすタイプの方で
副業を始めた時もすぐにブログを書き始めて
あっという間にたくさんのフォロワーを
集めていらっしゃいました。

例えばここを見ていると
きっと周りの方達から見たらとっても行動力が
あるように見えるはずです

だけど、ご本人は今自分が出来ている行動には
満足していないのですね。

この状態をぼくなりに解釈してみると
多くの人にとって、それぞれに
「いとも簡単に出来ること」と
「最初の一歩がなかなか踏み出せないこと」
があるってことなんだと思います。

そして、ぼくたちは
「いとも簡単に出来ること」をやることは
行動力を発揮しているとは自分では感じない

その一方で
「最初の一歩がなかなか踏み出せないこと」に
直面している時は
『どうして、自分は行動力がないんだろう』って
感じてしまします。

自分で自分に対して行動力があるって感じる場面って結構少ないんじゃないか?
ということですね。

そして、周りの人から見た時のギャップもあったりしますよね
行動している姿って周りの人から見えるから
その姿を見て「行動力がある」って思えます

だけど、やろうと思っているけど「行動していない」状態って
周りの人からは何も変化がないので「やりたいけど、やってない」
みたいな状態って認識しにくい。
でも、本人は出来ていないと思っている

周りから見て行動力があるかどうかと
自分が行動できているかどうかの認識にはギャップがある
と言うことですね

そして、ご本人の中の行動ができている基準の違いもあるかもしれません
「今よりもっとやっている “ある状態” で初めて行動できている」
と感じる方は、今の状態では行動できているとは思えませんよね

いずれにしても「自分に行動力がないと感じていること」
に視点を置き過ぎて「自己評価を下げてしまう」と
余計に行動力が下がっちゃう気もするので
一旦、行動できていないことに視点を置くのをやめて
どうしたら行動を起こせるようになるかを考える方が合理的です。

では「最初の一歩がなかなか踏み出せない」問題は
どうやったら解決出来るでしょうか?

今日は、なかなか踏み出せない最初の一歩を
踏み出せるようになる3つのステップを用意してみました

その3つとは

1.自分が「いとも簡単に出来る」条件をリストアップする
2.自分が「いとも簡単に出来る」条件を整える
3.「どうしてそれをやりたいのか」をたくさん用意する

それでは、順番にお伝えしていきましょう

########## ワークの解説 ##########

まずはひとつ目のステップ
1.自分が「いとも簡単に出来る」条件をリストアップする

これまでにあなたが行動的、活動的であったことを振り返りながら
条件をリストアップしてみてください

まずは、過去に行動的、活動的であったことを書き出してみましょう
「自分であの時はよくやったなぁ」と想えることや
自分では何気なくやったことなのに、周りの人から「すごい」と言われたことなど
を出来るだけたくさん書きましょう

それが終わったら、次にその条件をいろいろ書いてみます
今書き出した「行動的」「活動的」だった出来事を眺めながら

(1)どんな場所なら
(2)どんな時なら
(3)誰のためなら
(4)誰と一緒なら
(5)どんな理由なら
(6)どんなやり方なら
そして
(7)どんなことなら

この7つの切り口で
あなたが「いとも簡単にできる」条件をリストにしてみましょう

あ、あまり厳密に書こうとしないでくださいね
7つ全部揃える必要はないと思います

大切なのは、あなたが最初の一歩を踏み出せる条件を把握することです
なので、思いつくところから ぱっ、ぱっ て紙に書いてみてください

ひとつ目のステップは
1.自分が「いとも簡単に出来る」条件をリストアップする
でした

 

続いてふたつ目のステップ
2.自分が「いとも簡単に出来る」条件を整える

今やったステップ1で書き出した
「いとも簡単にできる」条件を整える方法を考えましょう

例えば、YouTube の動画配信がなかなか進まないと感じているとしましょう

「ブログはカフェで書くとラクに書けた」という条件があれば
「YouTube の台本をカフェで書く」とう条件を整えましょう

「筋トレは夜だとやる気がしないけど、朝なら継続できた」という条件があれば
「YouTube の台本は朝書き始める」という条件を整えましょう

こんな風にして、さまざま書き出した条件のいくつかが
当てはめられるようにして「いとも簡単にできる」条件を整えてみましょう
これも、厳密に考えすぎると動けなくなるので、自分で作った条件で
自分を縛り過ぎないようにしましょう。

先ほど例えでお話ししたことで言えば

「YouTube の台本を書き始めるために 朝 出勤前にカフェに行く」
ぐらいの感じで良いと思います。

ふたつ目のステップは
2.自分が「いとも簡単に出来る」条件を整える
でした。

 

最後3つ目のステップです
3.「どうしてそれをやりたいのか」をたくさん用意する

これは、これまでに何回かお伝えしているやつですね
人間ってそれをやる理由がたくさんあればあるほど
行動しやすくなるので、あなたがそれをやりたい理由をたくさん書いてください。

「〇〇だから」というのをたくさん書いてみてください
熱い理由も、不純な理由も、人に話したら笑われちゃいそうな理由も
何でもかんでもたくさん書き出してください

それができたらカッコいいから
とか、それをやるとお金が儲かるから
見ないなものでも全然かまいません

とにかく、何でもかんでもたくさん書き出してください

3つ目のステップ
「どうしてそれをやりたいのか」をたくさん用意する
でした

はい!
ありがとうございました。

それでは、今日のお話まとめておきましょう

今日は「もっと、行動力を高めたい」と思った時に
やってみていただくと良い3つのステップをご紹介しました

今日の3つのステップは
1.自分が「いとも簡単に出来る」条件をリストアップする
2.自分が「いとも簡単に出来る」条件を整える
3.「どうしてそれをやりたいのか」をたくさん用意する
この3つです

もっと行動力を高めたい時
なかなか、最初の一歩が踏み出せないことがある時
マンネリ化しちゃって、継続ができなくなっている時

ぜひ、今日の3つのステップ試してみてくださいね

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/5r84wePq9OQ

ぜひ、動画でおさらいしてみてください

それでは、今日はここまでにします。

今日も最後までお話を聴いていただいてありがとうございました!

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振り返りが完成度を上げる!? 振り返りが大切な理由3つ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます。

一昨日の土曜日は
ぼくが主催してる日本橋私塾の振り返り会でした

最近の振り返り会では
雑談ぽく1ヶ月間にあったことを
お互いにシェアし合う事が多いのですが
どんな形でも、自分が実践したことを振り返るのって
とっても大切だとぼくは考えています。

今日は、ぼくが振り返りが大切だと思っている理由3つを
お伝えしますので、みなさんが定期的にご自身の行動を
振り返るきっかけにしていただければと思います。

今日のお話を動画でご覧になりたい方はこちらから

それでは、今日もまいりましょう!

初めに今日のまとめです
ぼくが主催している日本橋私塾や
ぼくがさまざまなビジネスパーソンの支援をさせていただいている
コーチングセッションではご自身の行動を振り返るということを
大切にしています。

もちろん、ぼく自身もできるだけ毎日
自分の行動を振り返る様にしています。

こんなふうにして、ぼくが振り返りを大切にしている理由は
様々あるのですが、今日はその中から3つお伝えしようと思います

その3つとは
1、改善のヒントや指針を得る事ができる
2、次の行動につながるフィードバックを得る事ができる
3、充実感や自己肯定感を得る事ができる
この3つです。

それでは、具体的にお伝えしていきましょう!

振り返りから
1、改善のヒントや指針を得る事ができる

ぼく自身が自分の行動を振り返っていてもそうですし
みなさんの振り返りのお手伝いをしていてもそうなのですが

ほとんどの方が振り返りながら
「次やるときにはこうしようと思う」
とか
「こういう風にしておけば良かったと思う」

といったことをおっしゃいます。
これって、改善のヒントや方向性を得ているということですよね

ぼくたちって思った通りにならないと
自然と「こうやったらどうかな?」「ああやったらうまくいくかな?」
って考えちゃいますよね

これが、次にそれをやるときや
次に似た様なことをやるときの
あなたの行動や実践の質を高めることにつながります。

世界No1コーチと言われるアンソニー・ロビンズさんは
「完璧主義ほど基準の低いものはない」とおっしゃるそうです。

そもそもぼくたち人間は
やった事がないことを最初から完璧にこなすことなどできないです
だから、現時点でのベストを精一杯やって
そこで、うまく行かないところやもっと良くしたいところを見つけて
ひとつずつ改善していく

これが、ぼくたちがより完成度の高いものに近づいていく方法
なんじゃないかとぼくは思っています。

振り返りのメリットひとつ目は
改善のヒントや指針を得る事ができる
でした。

振り返りから
2、次の行動につながるフィードバックを得る事ができる

ぼくが日本橋私塾の塾生の方達やクライアントさんたちと
振り返りをしているときに出てくることばのもう一つが
「次はこれをやってみようと思う」
という言葉です。

日本橋私塾の塾生さんや
ぼくのコーチングを受けていただいているビジネスパーソンの方達は
なんらかの得たい結果や目標、ゴールを持って行動しています

ですが、多くの場合ゴールまでの道筋がすべて明確に描けている訳ではありません
そんな時に、その時点でゴールの方向に向かっていると思える行動をすると
なんらかのフィードバックを得る事ができます。

これをやってみたら、こんな結果だったので
「次はこれをやってみよう」とか
「あれをやったらうまくいきそうだ」
と言ったものですね。

このフィードバックを手に入れ
次の行動を取れば、ほんの少しかもしれませんが
必ずゴールに近づく事ができます。

ゴールまでの道のりって
真っ直ぐ一直線なことってほとんどないので
こんな風にしてジグザグと進んでいく事で
ぼくたちはゴールに近づいていくのだと思います。

振り返りのメリットふたつ目は
次の行動につながるフィードバックを得る事ができる
でした。

振り返りから
3、充実感や自己肯定感を得る事ができる

いろんな立場のいろんな業種のビジネスパーソンと
お話をしていると

ほとんどの方が「緊急な事」に吸い寄せられていきます
人間は「緊急な事」に取り組むのが大好きなのです。

その理由は、期限に間に合わせようとすることで
アドレナリンが出るからだとぼくは考えています
アドレナリンによって感じる高揚感や
期限に間に合った時の「ふーっ」てなる感じを気持ちよく感じ
これが、達成感につながるのですね

こんな風に「緊急な事」から得られる
高揚感とか達成感って実はその「緊急な事」が
重要であるか重要でないかは関係ないのです

「重要」であろうとも「重要ではなく」っても
ギリギリの期限に間に合わせようとすると
アドレナリンは出るからです。

だから、結構多くの方が
「緊急ではないけれど重要なこと」よりも
達成感を得やすい「緊急だけど重要ではないこと」を
優先してしまいがちになるのだと思うのですが

本当は、ぼくたちは
「緊急ではないけれど重要な事」をぼくたちは
やっていくべきですよね。

だけど、ぼくたちは「緊急ではない重要な事」からは
高揚感とか達成感を得るのはかなり難しいですよね

その代わりを担ってくれるのが振り返りです

振り返りをする事で
達成感や自己肯定感を高める事ができます

振り返ることで
自分がやったことを、言語化して
頭の中を整理する機会になります

こうして自分の行動を言語化すると
自分がきちんと、目標に向かって行動を続けていること
に、自分自身で気がつくことが出来ます

振り返り会や、コーチングセッションの中で振り返ると
多くの方が、心の中で「結構オレやってるじゃん」って
思うみたいです

これがあなたの自己肯定感を高めてくれます

そして返りによって
自分が目標に向かってちゃんと行動ができていることを
認識するととで充実感得る事ができます。

これら自己肯定感や達成感を「緊急なこと」から得ている
高揚感や達成感のかわりに使うのです

振り返りのメリット3つ目は
充実感や自己肯定感を得る事ができる
でした

はい、ありがとうございました

それでは、今日のお話まとめておきましょう。

ぼくは、自分が主催する日本橋私塾や
コーチングセッションを通じて支援している
様々な立場のビジネスパーソンを通じて
振り返りの大切さを感じてきました

今日はぼくが振り返りが大切だと感じる理由を3つ
お伝えしました。

その3つとは
1、改善のヒントや指針を得る事ができる
2、次の行動につながるフィードバックを得る事ができる
3、充実感や自己肯定感を得る事ができる
この3つです。

ぜひ、今日のお話を参考に
これから振り返りを始めるきっかけや
なかなか振り返りが続かないときの動機付けに
活用してみてください

きっと、あなたの行動の質や目標達成、課題解決の
スピードアップにつながります

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/XVxxMGjPZMc

ぜひ、動画でおさらいしてみてください!

それでは今日はここまでにします。

今日も最後までお読みいていただいてありがとうございました。

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目標への行動が進まない時に確認する7つの質問

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます。

ぼくは、ビジネスコーチとして毎日
さまざまな業種や立場のビジネスパーソンの
問題解決や目標達成の支援をさせていただいています。

その支援の仕方はさまざまで

年間目標を設定し
半年の中間ゴールを設定し
月ごとの課題を決めて
1週間単位でタスクに落とし込んで
そのタスクからのフィードバックを
次の週のタスクにつなげていく
という形で週1回お話をさせていただいたり

2週間に1回
振り返って感じたことを言語化し
考えや気持ちの整理をして
次の2週間を頑張る

とか

1ヶ月単位で課題を決めて
その進捗を管理し
継続的な行動が続けられるように支援したり

もちろん
週1回の方でも
2週間に1回の方でも
1ヶ月に1回の方でも

今お話ししたのとは違う形で
振り返りをしたり
考えの整理をしたり
気持ちを整えたり
と、さまざまな形でセッションをさせていただいています

どんな形のセッションでも
お話をさせていただいたクライアントさんが
笑顔になったり、元気になったり、やる気いっぱいになったり
していただくと嬉しいものです。

そんななかで
最近ご要望が増えてきていて
ぼくもやっていて楽しいのは
一番初めに例として挙げた

年間目標を設定し
半年の中間ゴールを設定し
月ごとの課題を決めて
1週間単位でタスクに落とし込んで
そのタスクからのフィードバックを
次の週のタスクにつなげていく

という進め方をする週1回のセッションです

続けていくと、クライアントさんの成長が
本当に手にとるようにわかるのです

そして、その成長って
すごく力んで、目を血走らせて、必死になって取り組む
という感じではなくって

楽しみながら、自分でやろうと決めたことをこなして
充実感を感じながら、目標に近づくことで
自分が成長していく

こんな感じです。

もちろん、必要な時には
必死に力を振り絞ってやるのですが
ずーっとその状態でいるのではなくて
肩に力の入りすぎていない感じで
目標に進んでいく、クライアントさんの感じが
とっても見ていて心地いいのです。

こんな風に目標に向かって進んでいく時に
ポイントになるのは「年間の目標設定」であることは間違えないのですが

その時に、目標を設定しているご本人が
ご自身の「理想の状態」「理想的な自分のあり方」をイメージできているかどうかって重要です

時々、自分が「達成したい目標」と「理想的な自分のあり方」が
噛み合っていなくて、どちらも叶えようとすると
前に進む力の方向が違うので、互いの力を打ち消しあってしまって
良い結果が出ない
とかってなってしまうのですね。

だから、目標を設定する時には
あなたの「理想のライフスタイル」を明確にしておくことも
大切だと思います。

今日のお話を動画でみたいかたはこちらから

それでは、今日も参りましょう。

 

ぼくは、毎日多くのビジネスパーソンの目標の達成の支援を
コーチングセッションを通じでさせていただいています。

そんな中で、目標に向けての行動が
思うように進まないことがあります

その原因の一つが
「目標を達成すること」が
その方の「理想的な自分のあり方」と気がつかないうちに
競合してしまっていることだったりします。

そこで今日は、あなたの「理想的な自分の在り方」を
明確にするワークをご紹介します。

表現しやすくするための軸「切り口として」今日は3つの軸

1、時間
2、考え事
3、お金
を使っていきます

そして、ビジュアルに把握したり、表現したりできるように
円グラフを使ってみるというワークです

あなたの、日々のライフスタイルを
理想の状態に向けて最適化をしていきたい
と思った方は、ぜひ今日の動画を最後までみてみてください

それでは、具体的にお伝えしていきましょう

今日のワークでは3つの軸を使ってあなたの理想の人生のあり方を表現してみましょう
その3つの軸とは

1、時間
2、考え事
3、お金

です、それではワークをやっていきましょう
用意するものは大きめの紙A3のコピー用紙かプロジェクトペーパーがおすすめです
始める前に紙を横位置に置いて、縦に2本線を引いて3等分してください

そのあと横に一本線を引いて
上下に2等分します

まずは上の段の左のマスから使っていきます
現状把握です

質問1
現在の毎日の中で、あなたは何に【時間】使っていますか?
ざっくりでいいので
これに何%、あれに何%
のような感じで円グラフを描いてみましょう

質問1は今のあなたの毎日は何にどれぐらい【時間】をつかっているか?
です

 

つづいて質問2
上の段の真ん中のマスに
現在の毎日の中で、あなたは何に【考え事】使っていますか?
ざっくりでいいので
これに何%、あれに何%
のような感じで頭の中のシェア率を円グラフにしてみてください

質問2は今のあなたの毎日は何にどれぐらい【考え事】をつかっているか?
です

 

次に質問3です
上の段の一番右のマスに
現在の毎日の中で、あなたは何に【お金】使っていますか?
ざっくりでいいので
これに何%、あれに何%
のような感じで円グラフを描いてみましょう
正確さは求めなくていいので
なににどれぐらいお金を使っているかをグラフで表現しましょう

質問3は今のあなたの毎日は何にどれぐらい【お金】をつかっているか?
です

質問4
3つの円グラフを見て
どの部分には、納得ができて、
どの部分が不満足ですか?
円グラフに直接書き込んでも良いですし
箇条書きにしてみても良いでしょう。

次に理想の状態をグラフにしていきます

質問5
下の段の左のマスに
あなたが理想とする【時間】の配分を
質問1と同じ要領で円グラフにしてみてください

質問6
下の段の真ん中のマスに
あなたが理想とする【考え事】の配分を
質問2と同じ要領で円グラフにしてみてください

質問7
最後のマスに
あなたが理想とする【お金】の配分を
円グラフにしてみてください

5、6、7 の円グラフ(理想の円グラフ)で
あなたが理想とする人生のあり方が
【時間】【考え事】【お金】を介して表現できたと思います。

完成した下の段の3つの円グラフを眺めていると
あなたがご自身の人生で何を大切にしていきたいか
が見えてくると思います。

さて、ここであなたが設定している目標と
円グラフで描いたあなたの「理想の自分のあり方」を
見比べて確認してみてください

例えば
時間を惜しまずバリバリと働く目標を立てているのに
あなたの理想のあり方が「家族を大切に」
しようとしていたら、競合してしまいますよね

そういう時は、どちらを優先するのかを
あなたの中で明らかにしておいてください

今年の目標は、バリバリ仕事をすること
それを通じて経済的な成果や、自分自身の成長を手に入れて
その自分で家族を大切にする

ときちんと決まっていれば競合は解決しますね

こんな風にして「目標」と「理想の自分のあり方」に
競合がある方は解決をしてみてください。

はい、ありがとうございました!

 

それでは、今日のお話まとめておきましょう。

今日は、目標に向けての行動が
思うように進まない方向けに

その原因の一つである
「目標を達成すること」が
その方の「理想的な自分のあり方」と気がつかないうちに
競合してしまっていることを解決するために

「理想的な自分のあり方」を明確にするワークをご紹介しました。

もし、目標に向けての行動が進まないな
って感じる時には

まず、今日のワークをやって
あなたの「目標」と「理想とする自分のあり方」が
競合していないかを確認してみてください。

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/SAHjmhM7fpE
ぜひ、動画でおさらいをしてみてください!

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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【副業・複業・起業】次に何をして良いかわかるようになる14の質問

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

ぼくは、ビジネスコーチとして日々多くのビジネスパーソンの
支援をさせていただいています

その中には、自分の力で稼げるようになりたいとおもって
副業・複業を始めようとなさっている方達がいます。

だけど、こういった
副業・複業に取り組む方達にとっては
特にはじめの頃は
ひとつ一つのことが初めて取り組むことなので
たびたび、次に何をやっていいかわからない
という状態になりがちです

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、参りましょう!

ぼくが、日々コーチングを通じて支援させていただいている方の中には
副業・複業でバリバリやっている方や
そこを目指して頑張っていらっしゃる方達が大勢いらっしゃいます

ぼくがコーチングを通じて副業・複業の支援をさせていただいている方のほとんどは
「これから副業・複業を始める」という状態から
お手伝いをさせていただくことがほとんどなので
どんな風に副業・複業で稼いでいけるようになるか
という事例はたくさんそばで見て支援をしてきました。

 

副業・複業に取り組む方達にとっては
特にやりはじめの頃って
ひとつ一つのことが初めて取り組むことなので
たびたび
次に何をやっていいかわからない
という状態にたびたびなりがちです

こういう時には具体的に想像できる
きっかけを用意することが効果的です

たとえば
自分の副業・複業の専門分野は決まったけれど
次は何をやったらいいんだろう?
なんてことになったりするんですね

こんな時には
あなたが、ご自身のビジネス、副業・複業を通して
お役に立ちたい人、幸せにしたい人のイメージを具体化する
と効果的です。

別な表現をすると
あなたは、だれにありがとうって言われたいか?
ということです。

あなたが「ありがとうって言われたい相手」のことが
具体的に想像できるようになることで

今その人に何をして差し上げればいいか
を想像できるようになるります

そしたら、それを実際にやっていったり
それが実際にできる状態をつくるために
何をしていったら良いかを考えていけば良いですね。

 

ですので、まずは
あなたが、だれにありがとうって言われたいか?
を具体的にしていきましょう。

それでは「ありがとうって言われたい相手」って
どうやって具体的にすれば良いのでしょう

今日は「ありがとうって言われたい相手」の
イメージを具体的にする14この質問を用意してみました

その14個とは
1、性別
2、年齢
3、家族構成
4、職業
5、役職、地位
6、年収
7、勤務先の所在地
8、住んでいるところ
9、よくショッピングなどにいくところ
10、所属しているコミュニティ
11、趣味(休日の過ごし方)
12、大切にしているもの、こと
13、興味、関心
14、主な情報源は何か

この14個全部をきちんと明確にする必要はないかもしれませんが
ひとつひとつが具体的であるほど
「ありがとうって言われたい相手」の
考えることや行動パターンが想像しやすくなりますよね

相手の考えることや行動パターンが想像しやすくなれば
その方に対してあなたが何をしたら良いか
も具体的に考えやすくなります

なので、やっぱり
できるだけ具体的に設定をしておくと良いとおもいます。

そして・・・
実はもっと具体的に想像をしやすくなる
シンプルで簡単な方法があります

それは・・・

あなたが既に知っている
実在の人物を「ありがとうって言われたい相手」に
設定することです

世界No1コーチといわれる
アンソニー・ロビンズさんは
「クライアントに恋をせよ」とおっしゃるそうです

相手に感情移入がしやすければしやすいほど
相手の行動に先回りして
自分のアクションを起こすことができるようになるはず

だから
あなたの身近な人や
過去にあなたのそばにいた人など
あなたが既に知っている人が
「ありがとうって言われたい人」に設定できないか
考えてみましょう。

ぼくの場合は、40歳の時の自分自身を
この「ありがとうって言われたい人」に
設定していたこともありました。

 

ありがとうございました!

今日は、副業・複業をはじめたばかりの頃に
次に自分が何をやったらいいか
わからなくなった時にやってみる14の質問
についてお伝えしました。

今日のポイントは
あなたが感情移入ができるだけしやすくなるように
あなたが「ありがとうって言われたい人」を
できるだけ具体的に設定することです。

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/xPZSRzrfpJg

ぜひ動画でおさらいをしてみてください

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに配慮して
毎日を上手に楽しんでいきましょう!

それでは今日はここまでにします。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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