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ビジネスコーチが考える「あなたがいつまでも忙しい理由」5つと「忙しさから抜け出す」3つのステップ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

現在のぼくは、日々の時間やタスクの采配を自分で決めて
自分で実践していく生活をしています

なので、みなさんから見ると結構
毎日ふわっとやっているように見えるかもしれません

ぼくは、会社員を辞めてビジネスコーチとして独立するまで
22年間サラリーマンをやっていました

その22年間のうちのほとんどの期間を
「その会社の中では一番忙しい」と言われる部署に所属していました

今、その当時のことを振り返ってみると
とくに20代の後半は
自分が「忙しさに依存」をしていたなって感じます

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

はじめに今日のまとめです

今日は「忙しさからなかなか抜け出せない」と感じている方に
それはもしかして「忙しさに依存」しているかもしれない5つの理由と

「忙しさに依存」している自分に気が付いたらやってみると良い3つのステップ
をお伝えします

「おれ、いつも忙しいんだよね」ってちょっと自慢げに思っている方や
「このいつまでも忙しいのなんとかならないかな」って思っている方は
ぜひ、今日のお話最後までお読みください

それでは、参りましょう

「忙しさに依存」ってどういうことかというと
ぼくのなかでは、だいたい5つに分けることができて

1、忙しさによって分泌されるアドレナリンに依存している傾向がある
2、将来の不安をごまかしている
3、自分の承認欲求を満たしている
4、自分が本当に取り組むべきことから目を逸らしている
5、現状維持バイアスで逃れられなくなっている

順番にご説明していきましょう

まず、ひとつめ
忙しさによってアドレナリンに依存している傾向がある

あなたの身の回りに
何をするにも期限がギリギリの人っていませんか?

そういう方って「アドレナリン依存」の可能性があります

納期が迫っているタスクを
「まにあうかな、まにあうかな、わーっ」ってやって
間に合った瞬間、終わった瞬間に
「ふーっ」ってなることありますよね

この時って、ぼくたちは交感神経が興奮してアドレナリンが分泌されて
いる状態です。

この「ふーっ」っていう気持ちよい瞬間を
ときに顕在的に、時には潜在的に体が求めていて
納期ギリギリになるまで、タスクに手をつけない
なんてことが起こったりします。

ずーっと忙しい状態でいると
こういった「納期ギリギリ」を連続的に作ることができますよね

これが「忙しさに依存」の一つ目
アドレナリンに依存している傾向がある
です

つぎに、ふたつめ
将来の不安をごまかしている

自分の将来をどうしていきたいのか
これに答えが導き出せない時
ぼくたちは、不安を感じますよね

そして、何もすることがない時間があると
ぼくたちは、どうしても頭の中で考え事をします

頭の中だけで暗算でやっている考え事って
多くの場合、あまり合理的な思考はできていなくって
同じところをぐるぐると回ったり
ぐるぐると回っているうちに、どちらかといえば
不安を増長させる方向に人間の思考は展開していきやすいですよね

そして、賢い人たちは自分がそうなることがわかっていので
そういう思考が頭の中で展開するのを避けるために

今の自分をとにかく闇雲に忙しくしようとしたりします

これが「忙しさに依存」のふたつめ
将来の不安をごまかしている
です

三つ目
自分の承認欲求を満たしている

20代後半のぼくは
自分のスケジュールがぎっしり埋まっていると
安心感を得ることができていたように思います

この安心感の向こう側にあったのは「承認欲求」だと
今は思います。

もともと
スケジュールがぎっしり埋まっている=誰かに必要とされている
という、もしかしたら気がついていない
ちょっとした勘違いが心のどこかにあるので

自分が「誰かに必要とされている」と思いたい
昔のぼくは、これも顕在的にも潜在的にも
スケジュールをなるべく埋めていこうとするんですね

当時のぼくは「スケジュールがぎっしり埋まっている」
自分が大好きでした

「忙しさに依存」の三つ目は
自分の承認欲求を満たしている
でした

4つ目に行きましょう
4つ目は「自分が本当に取り組むべきことから目を逸らしている」
です

時々使わせていただいている言葉があります
それは「多忙は怠惰の隠れ蓑である」という言葉です

ある方が面白い例え話をしていらっしゃいました
うろ覚えですがこんな感じの話です

古くなって穴がたくさん開いているバケツがあります
当然水を汲んで運ぼうとするとあなから水が溢れていきますね

この穴の空いたバケツで、何往復も水を運んでいる人が
忙しい人だと思ってください

「忙しいから、新しいバケツを買いに行けない」
って考えながら、毎日何往復も水を運びます

どうでしょう
ぼくは、この人が本当にやらなくっちゃいけないのは
ちょっと大変でも
少しめんどくさいなと思っても
百均に新しいバケツを買いに行くことだったり
もっと効果的に水を移動させる方法を考えてそれができるようにすること
なんじゃないかなって思います

そう本当にやらなくっちゃいけないことは
どうやら他にありそうです

だけど、そっちに目を向けたくないから
本質的にはあんまり重要ではないことで
忙しくしておいている

そんなことがあるかもしれません

「忙しさに依存」の4つ目は
自分が本当に取り組むげきことから目を逸らしている
でした

最後5つ目
現状維持バイアスで逃れられなくなっている

行動科学、行動経済学の世界の言葉で
「現状維持バイアス」という言葉があります

現状維持バイアスとは
人間の思考や判断の偏りのひとつで
変化によって得られる可能性があるリターンよりも
その変化によって失う可能性のある損失リスクの方を
おおきく感じてしまう傾向のことです

だから、現状が自分にとって好ましくない状態だと
頭では分かっていても、それを打開するような行動が起こせなかったり
気がつかないうちに、今のままであり続ける選択をしたりしてしまいます

自分の行動を変えるような選択をしようとすると
ぼくたちは現状を維持するために、その選択をしない理由を
天才的に大量に思いつくのです

たとえば、もし
今日ぼくがお伝えしてきたここまで4つの
「忙しさに依存」の分析を聴いて

「いやいや、そんなことは最初からわかってんだよ
 そんなこと言ったってさー ・・・」

って思った方、現状維持バイアスかもしれませんね

「忙しさに依存」の五つ目は
現状維持バイアスで逃れられなくなっている
でした

5つまとめておきましょう

ぼくが考える「忙しさに依存」の5つとは

1、忙しさによって分泌されるアドレナリンに依存している傾向がある
2、将来の不安をごまかしている
3、自分の承認欲求を満たしている
4、自分が本当に取り組むべきことから目を逸らしている
5、現状維持バイアスで逃れられなくなっている

この5つでした

ここからは
前半のお話を聴いて

ぼく「忙しさに依存」してるかも
なんとかしたいな

って思った方向けのお話です

今日、ぼくがご提案する
「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良いことは3つのステップです

その3つとは
1、あなたの価値観を言語化する
2、やらないことを決めること
3、継続的に振り返りをすること

この3つです
では、順番にお伝えしていきましょう

まずステップ1は
あなたの価値観を言語化する
です

始める前にA3のコピー用紙を横位置にして
3等分になるように縦に2本 線を引いてください

はじめに、A3の用紙を3等分した 一番左側の欄に
「あなたが大切にしたいこと」
「情熱を注げるもの」
「人から言われて嬉しいこと」
を、5分間で思いつく限り書き出してください

次に、A3の用紙を3等分した 真ん中の欄の真ん中に
横線を1本ひいて上下に2等分してください

この上の欄に、先ほど書き出した「大切なこと」の中から
「思わずやっちゃうこと」を書き写していきます

それが終わったらその下の欄に、先ほど書き出した「大切なこと」の中から
「やりたいこと」を書き写してください

最後に一番右端の欄に
「思わずやっちゃうこと」と
「やりたいこと」を見比べながら感じたことを書き出してください

見比べて感じたことを言語化したり
感じたことを書き出していると
それらに共通している感情や価値観があることに
気がつけると思います

それを、言葉にしておきましょう

みなさんのご参考にぼくが大切にしたいことを言葉にすると
3つあって

ひとつは「成長」
ふたつめは「つながり」
三つ目は「感謝」
この三つです

これぐらいシンプルな言葉にまとめれると
スッキリして良いと思います。

「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良いことは3つのステップです
一つ目は、あなたの価値観を言語化する

でした

二つ目に行きましょう!
ステップ2は、やらないことを決めること
です。

大きめの付箋、ポストイットか
5cm角ぐらいのメモ用紙を少し多めに用意してください

タイマーで5分測って
今、あなたの頭の中、心の中にある気がかりなことや
現在取り組み中のタスク、これから取り組もうと思っているタスクを
一枚の紙に、ひとつ 書き出していってください

あなたの頭の中、心の中の気がかりなことが
すっかり吐き出せるようにサクサクと書き出していってください

普段からタスクリストを作っていらっしゃる方は
タスクリストに書かれていないけど
気がかりなことを、1枚にひとつ書き出していってください

頭の中、心の中をすっかり体の外に出せたら
ステップ1で書き出した「価値観」を念頭に置いて

タスクリストや今書いた紙を一つずつ見ながら
あなたの「価値観」に合わないことを
「やらない」と決断していってください

「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良い3つのステップ
二つ目は、やらないことを決める でした

最後、ステップ3
継続的に振り返りをすること
です

特にアドレナリン依存型の方は
タスクが減って、忙しさがなくなってくると
刺激が欲しくなるかもしれません

アドレナリンが分泌される場面が減るからです

アドレナリンは、あなたに高揚感や達成感を与えてくれますが
本当に必要なことを 淡々とこなしていると
そういった高揚感や達成感って感じることが少なくなっていきます

継続的に振り返りをすることによって
アドレナリンから得られる高揚感や達成感とは違う
充実感を得ることができます

ぼくは、振り返りをとても大切にしていて
もう10年近くほぼ毎日振り返りをやっています

振り返りをすることで
自分で、本当になすべきことをきちんとこなせていることを
伝えることができるのです

あなた自身に、自分がなすべきことをきちんとできていることを
振り返り を通じて伝えてあげましょう

今日は、最近ぼくがやっている振り返りを
みなさんが振り返りをやる時のフレームワークの参考に
お伝えしておきます

先ほどお伝えしたように、ぼくが大切にしたいこと
ぼくの大切な価値観を表す言葉は3つ

ひとつは「成長」
ふたつめは「つながり」
三つ目は「感謝」

です。この3つの価値観を満たすための行動が
日々できているかを確認するためのフレームを3つ作って
振り返っています

3つのフレームとは
ひとつは「学び」

その日に 学べたこと を思い返して
書き出していきます

これによって「成長」という価値観をみたすための
行動ができていることが確認できます

ふたつ目は「与える」

その日に 誰かに何かを与えることができたことを
書き出します

与えることによって、ふたつ目の価値観「つながり」を満たせていることを
確認します

三つ目は「感謝」

その日起こった出来事の感謝できるところを
思い返しながら書き出していきます

これは、もちろん3つ目の価値観「感謝」という価値観を
満たせていることの確認です

このように
その日1日の「学び」「与える」「感謝」を
思い返して書き出すことで
自分が大切にしている価値観を満たすための行動ができていることを
確認して、充実感を得るようにしています

「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良い3つのステップ
ステップ3は、継続的に振り返りをすること
でした。

それでは、今日のお話まとめておきましょう

今日は「忙しさからなかなか抜け出せない」と感じている方に
それはもしかして「忙しさに依存」しているかもしれない
5つの理由と
「忙しさに依存」している自分に気が付いたら
やってみると良い3つのステップ
をお伝えしました

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/1eioiTW29wk

ぜひ、動画でおさらいしてみてください!

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに気をつけて
新しいライフスタイルを上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします

今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました!

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