『役職は貸し衣装』という考え方が自律型の強い組織をつくる理由

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1. はじめに:役職はゴールではなく道具である

「役職は貸し衣装」とある管理職のクライアントさんのコーチングセッションをしている時に出てきた言葉です。
これは、役職は一時的に与えられるものであり、それを使って何を成し遂げるかが重要だという考え方です。日本企業では、55歳前後で役職を退く「役職定年制度」を設けている企業が少なくありません。しかし、役職を自分の価値と誤認してしまうと、定年後にモチベーションが低下し、組織全体の活力が失われる可能性があります。
最近では役職定年制度を廃止する企業も増えてきています。この背景には、労働力人口の減少や経験豊かなシニア人材の活用といった課題があります。特に、年齢に関わらず実力や成果で評価する動きが強まっており、役職定年制度の見直しが進んでいます。
コーチングを通じて多くの企業の支援をしていて感じるのは、これらの理由に加えて、役職定年を迎えた方達のモチベーションの低下も役職定年制度廃止の流れの理由になっていると感じます。
本来、役職定年制度には次世代リーダーの育成や組織の新陳代謝を促進するというメリットがあります。新しい視点や発想を取り入れ、組織全体の活力を維持するための仕組みとして導入されてきました。

2. 役職に依存するリーダーのリスク

役職に依存するリーダーには、次のようなリスクがあります。

2-1. 指示待ち部下の増加

役職者が立場を利用して「自分の言うことを聞かせる」姿勢で部下と向き合うと、部下は指示を待つ受動的な姿勢になりがちです。自分で考え、行動する文化が育たず、イノベーションの芽が摘まれてしまいます。

2-2. 役職定年後のモチベーション低下

役職を「自分の価値」と捉えてしまうと、定年後に役割を失ったと感じ、自己肯定感が低下します。その結果、組織への貢献意欲が減退する可能性があります。

2-3. 部下の成長機会の減少

本来のリーダーシップを発揮できていない役職者が自己承認のために業務を抱え込むと、部下が成長する機会が失われ、次世代のリーダー育成が遅れてしまいます。

3. 貸し衣装としての役職を受け入れるメリット

では、役職を貸し衣装と捉えた場合、つまりは役職は自分自身ではなく組織やチームをより良くするためのもので、自分はその道具を預かっているのだという捉え方をした場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

3-1. 自分の強みや経験をフル活用できる

「役職を任された今、自分には何ができるのか?」と考えることで、主体的に行動する意識が芽生えます。役職という「道具」を使って、組織に価値を提供しようとする姿勢が生まれるのです。

3-2. 組織への貢献意識の向上

役職を道具として捉えれば、「役職がなくなった後も組織に貢献できることは何か?」と考えるようになります。その結果、役職定年後も社内外で活躍する人材が育つ可能性が高まります。

3-3. 自律的な組織文化の醸成

役職に依存しないリーダーシップを持つ人材が増えると、役職に関係なく意見を出し合い、挑戦する文化が育ちます。組織はより柔軟で成長志向の強いチームへと進化します。

4. 役職に依存しないリーダーシップを育む4つのアプローチ

役職に依存しないリーダーシップを育てるためには、例えば次の4つのアプローチが効果的です。

4-1. 「役職は期間限定のミッション」というマインドセットを浸透させる

役職は「組織から託されたミッション」であり、永遠のものではありません。研修やコーチングを通じて、「任期中に何を成し遂げるか」を考えさせる機会を設けることが大切です。

ワークショップ例

  • 自分の役職があと1年で終わるとしたら、何を優先するか?

  • その役職を引き継ぐ後継者に何を伝えたいか?

4-2. 「ミッション評価制度」を導入する

上席と協議をして自分の役職のミッションを定義し、進捗や成果を定期的に振り返る評価制度を導入します。これにより、役職期間中の成果が可視化されるだけでなく、役職後もその経験が次のステージで活かされる基盤が作られます。

  • 評価のポイント例:

    • 役職期間中にどのような組織的変化を促進したか

    • 部下の成長をどのように支援したか

    • 役職後に引き継ぐべき知見や成果物をどのように残したか

4-3. 後継者育成の「貸し衣装試着体験」を設ける

若手リーダーに、プロジェクトリーダーや重要な会議での発表を任せる機会をつくり、「役職体験」を提供します。仮の役職でも、実際にその役割を経験することで、自分のリーダーシップスタイルや強みが見えてきます。

4-4. 「貢献の可視化」、「失敗を許容する文化」「チャレンジを称賛する文化」を育てる

役職の有無に関わらず、組織に貢献した人を称賛する文化を育てます。加えて、挑戦した結果の「失敗」も成長のための重要な経験として認め、許容する文化を醸成します。

具体的な取り組み例:

  • チャットツールでの「いいね」機能を活用して、成功事例だけでなく、挑戦したプロセスを共有し称賛する。

  • 社内表彰制度を見直し、チャレンジ精神を発揮した取り組みを積極的に表彰する。

  • 失敗談を共有する「チャレンジミーティング」を定期開催し、挑戦しやすい心理的安全性を確保する。

5. 役職定年制度を超えたリーダーシップの可能性

このような取り組みを通じて、社内のリーダーシップが醸成されれば、そもそも「役職定年制度」が導入された理由である 次世代リーダーの育成組織の新陳代謝の促進 といったメリットが自然に達成されます。

一方で、役職定年制度を廃止する企業が増えている背景には、経験豊かなシニア人材の活用役職定年を迎えた方たちのモチベーション維持・向上 という目的があります。

こうしたアプローチにより、役職定年制度を維持する企業 であっても、廃止を選んだ企業 であっても、組織の活性化や人材の成長促進といった共通のメリットを享受できると考えられます。

6. まとめ:役職を超えて、組織に何を残すか

役職は「貸し衣装」みたいなものです。着ている間は、その道具を最大限に活用し、組織に貢献する。その意識が、リーダー個人の成長につながり、組織全体を強くします。

役職という道具は、「自分が何を得るか」ではなく、「何を組織に残せるか」を考えるためにあるものです。これを「貸し衣装」として受け取り、期間限定のミッションに全力で取り組む姿勢が、リーダーの本質的な力を育みます。

また、役職定年制度を維持する企業 にとっても、廃止を選んだ企業 にとっても、リーダーシップ醸成の取り組みは重要です。役職を「貸し衣装」という道具と捉え、その期間を最大限活用する意識があれば、制度に関係なく組織は成長していくでしょう。

こうした個々の意識変化が、結果として組織全体の柔軟性や主体性を高め、強い組織を育むことにつながるのです。

あなたが「貸し衣装」という道具を脱ぐとき、どんな価値を組織に残しますか?

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「習慣化の科学:小さな変化が大きな結果を生む理由」

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1. はじめに:なぜ「習慣化」が人生を変えるのか?

「最初は、いきなり走るのではなく、ちょっと散歩して、間に少しだけ走って、また散歩してみたんです。」

これは、あるビジネスパーソンのクライアントさんが語ってくれた言葉です。彼はもともと早起きの習慣があり、朝の時間を使って振り返りや読書をしていました。それだけでも十分に「充実した朝時間」だったのですが、ふとしたきっかけで小さな行動変容を試してみたのです。

最初はほんの少し、散歩の途中で軽く走るだけ。
けれど、**「やってみたら意外とできた」**という小さな成功体験が、彼の中で静かに、しかし確実に変化の種となりました。気づけば週3回に増え、少しずつ走る距離も伸びていきました。

すると、少しずつ変化が現れ始めます。
まず、スラックスのウエストが緩くなりました。
でもその時は、周りの人は誰も気づきませんでした。
それでも続けているうちに、ある日ふと、**「顔がすっきりしたね」**と周囲の人から声をかけられるようになったのです。

その瞬間、彼自身が気づいていた以上に、習慣の積み重ねが確かな変化を生み出していたことを実感しました。
でも本当の変化は、外見だけではありません。
朝の散歩と軽いランニングが習慣化されたことで、心身のリズムが整い、頭が冴え、仕事への集中力や意思決定の質が劇的に向上していったのです。

単なる「運動習慣」ではなく、人生そのものの質が変わったのです。

これは特別な才能や強い意志の力があったからではありません。
変化の始まりは、ほんの些細なことでした。「散歩の途中で少し走ってみた」だけ。
でもその小さな一歩が、積み重なることで、思いもよらない大きな成果と新しい自分を引き寄せたのです。

本記事では、このクライアントさんの実体験をもとに、**「なぜ小さな習慣が人生を大きく変えるのか?」**という習慣化のメカニズムと、誰でも実践できる行動変容の方法についてお伝えしていきます。

「人生を変えるのは、大きな決断ではなく、今日の小さな一歩から。」
このシンプルな真実が、あなたの人生に新しい可能性をもたらすかもしれません。

2. 行動変容とは何か?

行動変容とは、**「自分の行動パターンが内側から自然と変わっていくプロセス」**です。
重要なのは、ただ行動を変えること自体ではなく、その変化がどこから生まれているかという点です。

多くの人は、行動を変えようとするときに「意識的に」「意図的に」努力しようとします。たとえば、「もっと運動しなきゃ」「早起きしなきゃ」といった具合です。しかし、こうした義務感やプレッシャーだけでの行動変容は、長続きしないことが多いのです。

では、長く続く変化の源はどこにあるのか?
それが、**「内発的動機づけ」**です。

冒頭で紹介したクライアントさんも、最初から「走ろう!」と決めていたわけではありませんでした。
彼が行動を変えるきっかけとなったのは、とある研修で同席した複数の経営者たちの存在です。彼らが口々に「最近走っているんだよね」と話しているのを聞き、そのうえで彼らがとても活き活きとした表情で日々を過ごしている姿を目にしたとき、ふとこう思ったのです。

「ちょっと走ってみようかな」
でもすぐに、**「でもきっとあんまり走れないだろうな」という気持ちも湧き上がってきました。
そこで彼はハードルを下げ、
「散歩しながら少しだけ走ってみようかな」**と考えたのです。

この、ほんの小さな気づきと好奇心から始まった一歩が、結果として彼の習慣を変え、人生の質そのものを高める大きな変化へと繋がっていきました。

ここで大切なのは、**「誰かに強制されたわけでも、無理に自分を奮い立たせたわけでもない」ということです。
行動変容の出発点は、
「やってみたらどうなるんだろう?」**という小さな興味や気づき。
この内側から湧き上がる自然な動機こそが、行動を継続させ、やがて大きな変化を生み出す原動力となるのです。

行動変容とは、「自分を変えようとすること」ではなく、
「自分の内側にある本当の動機と出会い、それに従って自然に動き出すこと」

この内発的な動機づけを見つけ、育てていくことが、人生を変える習慣化の第一歩となるのです。

3. 習慣化のメカニズム:脳と行動科学の視点から

行動変容が一時的な努力で終わるか、それとも人生を変える「習慣」として定着するか。その違いを生み出すのは、脳の働き行動科学のメカニズムに隠されています。

習慣化は「意思の力」ではなく「仕組み」で決まる

多くの人は「習慣化=強い意志が必要」と考えがちですが、実はそれは誤解です。
習慣とは、意志の力に頼ることなく“自動的に”繰り返される行動のこと。
そのカギを握るのが、脳の中にある**「習慣のループ(Habit Loop)」**です。

このループは、次の3つの要素で構成されています。

  1. きっかけ(Cue):行動を引き起こすトリガー
  2. 行動(Routine):実際に行う習慣的なアクション
  3. 報酬(Reward):行動の後に得られる満足感や成果

クライアントさんの例で見る「習慣のループ」

冒頭で紹介したクライアントさんの場合、このループが自然に形成されていました。

  • きっかけ(Cue):研修で活き活きと走る経営者たちを見た経験
  • 行動(Routine):散歩の合間に少しだけ走るという新しいアクション
  • 報酬(Reward):走った後の心地よい疲労感や達成感、体の変化への気づき(スラックスが緩くなる、顔がすっきりすると言われるなど)

この「報酬」が心地よいものであったからこそ、彼は自然と「またやってみよう」と思うようになり、週3回へと頻度が増え、少しずつ距離も伸びていきました。

脳が変化を「習慣」として認識するメカニズム

脳の中で特に重要なのが、**「基底核(Basal Ganglia)」**と呼ばれる領域です。
ここは、繰り返し行われる行動を「自動化」する役割を担っています。最初は意識的に行っていた行動も、何度も繰り返すことで脳が「これは日常の一部だ」と認識し、少ないエネルギーで実行できるようになるのです。

だからこそ、最初の「小さな一歩」や「続けやすさ」が非常に重要です。
いきなり大きな目標を掲げると、脳が「これは特別なことだ」と捉え、負担を感じてしまう。
逆に、**「散歩のついでに少しだけ走る」**くらいの軽さなら、脳も抵抗なく受け入れ、習慣化へのハードルがグッと下がるのです。

習慣化を成功させる3つのポイント

  1. きっかけ(Cue)を意図的に作る
    • 例:朝起きたらランニングシューズを玄関に置いておく
  2. 行動(Routine)をシンプルにする
    • 例:「毎回5km走る」ではなく、「散歩のついでに1分だけ走る」からスタート
  3. 報酬(Reward)をすぐに感じられる工夫をする
    • 例:走った後の爽快感を意識したり、達成感を日記に書き留める

行動変容は、一瞬のモチベーションで生まれるものではありません。
小さな行動を繰り返すことで、脳に「これは自分にとって当たり前のことだ」と認識させること。
これこそが、習慣化の科学的な本質なのです。

人生を変えるのは、大きな決断ではなく、今日の小さな一歩を繰り返すことから始まります。

4. 小さな変化が大きな結果を生む理由

「たったこれだけで変わるの?」
そう思うくらいの小さな行動が、気づけば人生を大きく変えていることがあります。

冒頭で紹介したクライアントさんの変化も、まさにその象徴です。
最初の一歩は、ただの**「散歩の途中で少しだけ走ってみる」**という、ほんのささやかな挑戦でした。
けれどその結果、スラックスのウエストが緩くなり、顔がすっきりしたと言われ、仕事への集中力も高まる。
単なる「健康習慣」ではなく、人生の質そのものが変わったのです。

では、なぜそんな小さな変化が、これほど大きな結果を生むのでしょうか?
その理由は、**「複利の力」「アイデンティティの変化」**にあります。

1. 複利の力:1%の改善が1年後に37倍の成果を生む

行動変容の効果は、直線的に増えていくのではなく、複利的に積み上がっていきます。
これは金融の世界でも知られている概念ですが、習慣の積み重ねにも同じ原理が働くのです。

たとえば、毎日1%だけ自分を改善できたとしましょう。
たった1%の変化は、その瞬間はほとんど目に見えないかもしれません。
でも、1%の変化を毎日積み重ねていくと、1年後には約37倍の成長に繋がります(1.01の365乗 ≈ 37.78)。

  • 今日1%だけ良くなる → ほとんど変化なし(1.01倍)
  • 1ヶ月後 → 少しずつ効果を実感(約1.35倍)
  • 半年後 → 明らかな変化が見える(約6.12倍)
  • 1年後 → 自分でも信じられないほど成長している(約37.78倍)

この数値を見ればわかる通り、最初はほとんど変化がないように感じても、続けることで成長の加速度が一気に上がるのです。
クライアントさんも、最初は「走るなんてきっと大した変化にはならない」と思っていました。
でも、少しだけ走る → 週3回走る → もう少し距離を伸ばす
この小さなステップが積み重なったことで、半年後には見違えるほどの変化が訪れていたのです。

2. アイデンティティの変化:行動が「自分らしさ」を作る

もう一つの重要な要素が、**「習慣は行動だけでなく、アイデンティティを形作る」**ということです。

人は行動を繰り返すことで、無意識のうちに**「自分はこういう人間だ」**という自己認識を強化していきます。

  • 少しだけ走る人 → 週3回走る人 → ランニングが習慣の人 → 健康的なライフスタイルを送る人

こうして行動が積み重なることで、**「私は健康的な人間だ」「自分は継続できる人間だ」**という自己イメージが強化され、さらに行動を継続するモチベーションとなるのです。

クライアントさんも、最初は「運動が苦手な自分」だと思っていました。
でも、散歩の中で少しだけ走るという小さな行動を繰り返すうちに、**「自分は走れる人だ」という新しいアイデンティティが芽生え始めました。
この変化が、外見の変化以上に、
「自分自身への信頼」**を育てることになったのです。

3. 小さな変化がもたらす心理的な余白

さらに、小さな変化には**「心理的な余白」を生み出す力があります。
大きな目標を掲げると、達成できない自分に対するプレッシャーやストレスが増えがちです。
一方で、小さな変化なら
「失敗してもいい」**という気軽さがあり、心に余裕を持って取り組むことができます。

その結果、プレッシャーではなく、好奇心や楽しさを感じながら継続できるのです。
クライアントさんも、「まずは少しだけ走ってみよう」という気軽な気持ちだったからこそ、挫折することなく続けられました。
そして気づけば、**「続けられた自分」**に対する小さな誇りが積み上がっていったのです。

つまり

  • 複利の力が、見えない成長を積み重ねる
  • アイデンティティの変化が、自分自身への信頼を育てる
  • 心理的な余白が、行動の継続を楽にする

これが、**「小さな変化が大きな結果を生む理由」**です。

人生を変えるのは、大きな挑戦ではなく、今日の小さな一歩。
その一歩が、未来の自分にとっては想像もできないほど大きな意味を持つことになるのです。

5. 行動変容を成功させる5つのステップ

「続けることが一番難しい。」
これは、多くの人が行動変容に取り組む中で直面する共通の課題です。
最初の一歩を踏み出すことは意外と簡単でも、その行動を習慣として根づかせるのは思っている以上に難しいものです。

でも、続けられない理由は**「意志が弱いから」ではありません。**
実は、習慣化には「続けやすくなる仕組み」が存在するのです。
逆に言えば、正しい方法で取り組めば、誰でも自然と行動を続けられるようになります。

冒頭で紹介したクライアントさんも、いきなり長距離を走るような無理な挑戦をしたわけではありません。
**「散歩しながら少しだけ走る」**という小さな一歩を、自然に積み重ねていったことで、大きな変化に繋がったのです。

ここでは、そんな行動変容を成功させるための**「5つのステップ」を紹介します。
これを意識することで、あなたも今日から小さな変化を積み重ね、やがて
「人生が変わる習慣」**を作ることができるはずです。

✅ 1. 目標を小さく具体化する

  • 例:毎朝4時半に5分間だけストレッチする
    大きな目標はモチベーションにはなりますが、日々の実践には不向きです。
    **「5分だけ」「少しだけ」**という具体的で小さな目標なら、始めるハードルがぐっと下がります。

✅ 2. トリガーを設定する

  • 例:アラームやカレンダー通知を使う
    習慣を定着させるには、**「きっかけ」**が必要です。
    アラームやカレンダー通知、歯磨きの後など、既存の習慣に紐づけることで自然と行動が促されます。

✅ 3. 環境をデザインする

  • 例:運動する服を前日に準備しておく
    行動は環境に大きく左右されます。
    準備が面倒だと感じるだけで行動のハードルが上がるため、「やるしかない状態」を作ることが習慣化の近道です。

✅ 4. 進捗を可視化する

  • 例:習慣トラッカーや日記をつける
    目に見える形で進捗を確認できると、モチベーションが維持しやすくなります。
    チェックリストやカレンダーに印をつけるだけでも、達成感が積み重なっていきます。

✅ 5. 失敗を前提に設計する

  • 例:「完璧」を目指すのではなく、「継続」を重視する
    どんなに意識していても、体調不良や忙しさで習慣が途切れることはあります。
    大切なのは、「失敗してもまた戻れる仕組み」を作っておくこと。
    失敗をネガティブに捉えるのではなく、むしろ「続けるための一部」と考えることがポイントです。

行動変容を成功させるための秘訣は、**意志の強さではなく「仕組み化」**にあります。

  • 目標を小さく具体化することで、最初の一歩が踏み出しやすくなる。
  • トリガーと環境を整えることで、行動が自然と日常に組み込まれる。
  • 進捗を可視化し、失敗も想定することで、挫折せずに継続できる。

冒頭のクライアントさんが自然と習慣化に成功したのも、こうした仕組みが無意識に機能していたからです。
あなたも今日から、「続けられる自分」を作るための小さな仕組みづくりを始めてみてください。
きっと、半年後や1年後には驚くような変化が訪れているはずです。

6. 習慣化を続けるためのマインドセット

どんなに優れた方法や仕組みがあっても、「習慣を続ける力」の根底にあるのは、やはりマインドセットです。
多くの人が習慣化に失敗する理由は、方法論の不足ではなく、**「続けることに対する考え方」**が誤っているからかもしれません。

習慣化を成功させたクライアントさんも、最初から順風満帆だったわけではありません。
彼は、「ちょっとだけやってみよう」から始めて、慣れてきたら少しずつ回数を増やしました。
でも、雨が降ったり、飲み会の翌朝に寝坊したりすることもあったのです。
そんなときは無理をせず、「今日はやらなかったけど、明日はやろう」と翌日の自分と約束する
ような、少しゆるっとした感覚で向き合っていました。

それでも続けられたのは、**「完璧を目指さない柔軟なマインド」を持っていたからです。
むしろ、
「続かない日があっても大丈夫」**という気持ちが、習慣化を長く続ける大きな支えになっていました。

ここでは、習慣化を長く続けるために大切な3つのマインドセットを紹介します。

✅ 1. 成果ではなく「プロセス」を楽しむ

習慣化が続かない理由のひとつに、**「結果にばかりフォーカスしすぎる」**ことがあります。
例えば、「痩せたい」「もっと集中力をつけたい」など、目標達成だけをゴールにしてしまうと、成果がすぐに見えないときにモチベーションが下がってしまいます。

クライアントさんも、痩せることばかりに目を向けていたわけではありません。
「今日はどんな気分で走れるかな?」
そんなふうに、プロセスそのものを楽しむことができたからこそ、無理なく続けられたのです。

✅ 2. 「続けられた自分」に目を向ける

習慣化をしていると、**「もっとできたはずだ」と自分に厳しくなりがちです。
しかし、完璧主義は習慣化の大敵。大切なのは、できなかったことではなく、
「今日も続けられた小さな自分の努力」**に目を向けることです。

たとえ散歩だけで終わった日があっても、
「それでも外に出たことがすごい」
と自分を認めることが、次の一歩に繋がるのです。

この「小さな成功体験」を積み重ねることが、自己肯定感の土台となり、習慣化を強化していきます。

✅ 3. 失敗は「挫折」ではなく「調整」のチャンス

習慣が途切れた瞬間、多くの人は**「もうダメだ」と挫折感**を抱いてしまいます。
でも実は、ここが最大のチャンスです。
**「なぜ続かなかったのか?」**を冷静に振り返ることで、習慣を改善するヒントが見えてきます。

クライアントさんも、すべてが順調だったわけではありません。
忙しい日や疲れている日もありましたが、そういう日は無理に走らず、**「今日は散歩だけにしよう」と柔軟に調整していました。
この
「調整する力」**こそが、長期的な習慣化を支える重要なマインドセットです。

習慣化を続けるために必要なのは、**「強い意志」ではなく、「しなやかな心の持ち方」**です。

  • 結果よりもプロセスを楽しむこと
  • 小さな成功を積み重ねること
  • 失敗しても、そこから学びを得ること

この3つのマインドセットが、習慣化の土台となり、あなたを自然と「続けられる人」へと導いてくれます。

「習慣は、完璧な日々の積み重ねではなく、不完全な日々を続ける力の積み重ね。」
そのことを心に留めておけば、どんな小さな一歩も、やがて大きな変化を生み出す原動力になるでしょう。

7. おわりに:今日から始める小さな行動変容

ここまで、**「習慣化の科学」と、それが人生に与える大きな影響についてお伝えしてきました。
冒頭で紹介したクライアントさんの変化も、特別な才能や強い意志があったわけではありません。
すべては、
「散歩の途中で少しだけ走ってみる」**という、たった一つの小さな行動から始まりました。

彼の変化のプロセスから学べることは、次のたった一つのシンプルな事実です。
「人生を変えるのは、大きな決断ではなく、今日の小さな一歩である。」

✅ 今すぐできる小さな行動変容のヒント

  • 5分だけ早起きしてみる
  • 散歩の途中で30秒だけ走ってみる
  • 1日の終わりに1行だけ日記を書いてみる
  • 「ありがとう」を1人に伝えてみる
  • 今日の自分に小さな約束をしてみる

どれも簡単なことですが、続けることで必ず何かが変わり始めます。
最初は変化が見えなくても、それは**「成長の種が土の中で根を伸ばしている時期」**です。
焦らず、比べず、自分だけのペースで積み重ねていくことが何より大切です。

✅ 「失敗してもいい。やめなければ、それは成長の一部になる」

時には、思うようにいかない日もあるでしょう。
でも、それでいいのです。「続かない日があっても、それは挫折ではなく、調整のタイミング」
習慣化の本質は、完璧に続けることではなく、「戻ってこれる自分」でいることです。

🚀 さあ、あなたは今日、どんな小さな一歩を踏み出しますか?

変化は遠くにあるものではありません。
「今ここ」から始まる、あなたの小さな行動が、未来の自分を創っていくのです。

大きな目標を掲げる前に、まずは今日。
「少しだけやってみよう」
その気持ちが、やがてあなたの人生に思いもよらない変化をもたらしてくれるはずです。

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「行動のエネルギー」と「揺るがない自信」で成長を加速するビジネスコーチング

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こんにちは!

ビジネスコーチのたかぎけんじです。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

日々、さまざまな立場の方々をコーチングセッションでサポートしています。

クライアントの方が抱える目標や課題は実に多種多様ですが、代表的なものを挙げると…

経営者:事業をもっと効果的に運営したい

管理職:チームを改善し、成果を出したい

副業をしている人、したい人:収入アップやスキルの拡張を目指したい

こういった目標を実現するために、私が提供しているのは単なる「方法」ではありません。

多くの方がコーチングを通じて手に入れるのは、次のような「力」です。

行動を継続するためのエネルギー

新たな視点や気づき

停滞した状況を打破するメンタルリカバリー

言語化が生む「次の一歩を踏み出す力」

では、これらを手にするために、最初に必要なことは何でしょうか?

それが「言語化」です。

頭の中に渦巻くアイデアや感情を、言葉として「外に出す」。

これがコーチングの基本であり、最もパワフルなステップです。

ただ、慣れていない方は、こんな不安を抱えることがあります。

「どこから話せばいいかわからない…」

「うまく言葉にできる気がしない…」

そんな時、私は必ずこうお伝えします。

「きれいに話そうとしなくて大丈夫です。思いついたままをそのまま言葉にしてみてください。」

実際に話し始めてみると、多くの方が自分の中にしっかりとした言葉を持っていることに気づきます。

最初の一歩は、「うまく伝えよう」とするのではなく、ただ「外に出す」こと。

具体化と抽象化で思考をクリアにし、行動のエネルギーを生み出す

さらにコーチングでは、以下のアプローチを活用して、クライアントが次の一歩を踏み出すためのエネルギーを引き出します。

曖昧な表現の解像度を上げて具体化する

小さな粒の情報を抽象化して全体像をつかむ

たとえば、抽象化することで物事の全体像を把握しやすくし、次の方向性が見えてきます。

具体化することで、「どんな行動をすればいいか」が明確になり、実際に動き出す力が湧いてくるのです。

このプロセスを通じて、頭や心の中にあるもやもやをクリアにし、行動のエネルギーを生み出す。

それがコーチングの大きな特徴でもあります。

自信が揺らいだときの考え方

しかし、どんなにエネルギーを得ても、「自信」が揺らぐことがありますよね。

そんな時に役立つのが「ダンニング=クルーガー効果」です。

これは、「能力が低い人ほど自己評価が高い」という心理的傾向を指します。

特に、新しいことに挑戦する時は、この効果が意外な味方になります。

なぜなら、最初から「自分はできる」と思えなければ、一歩を踏み出せないからです。

一方で、経験を積むにつれて、「できていない部分」に気づきやすくなり、自信が揺らぐこともあります。

でも、ここで大事なのは、「できていない部分」に気づくこと自体が成長の証だということです。

「できていない部分」は、あなたに改善点を伝えようとしてくれている。

そう捉えれば、自信を失うのではなく、成長の道しるべとして前向きに受け止められるはずです。

長期的な視点で自分を育てる

私自身、コーチングや趣味の空手では、「死ぬ直前が一番すごかった」と思える成長を目指しています。

そのため、他者との比較ではなく、昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分を基準にしています。

この考え方を持つことで、「自信」に縛られることなく、自分らしい成長を続けられるようになりました。

今日のまとめ

最後に、今日お伝えしたポイントを3つにまとめました。

1.行動エネルギーを得る第一歩は「言語化」

頭や心の中の曖昧な思考を言葉にして、次の行動を明確にする。

2.自信が揺らぐのは成長の証

「できていない部分」は、あなたを成長させるヒントだと捉える。

3.長期的な視点で成長を目指す

他者との比較ではなく、自分自身の進化にフォーカスする。

どんな小さな一歩でも、それが未来を変える原動力になります。

ぜひ、この考え方を日々の生活に取り入れてみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます

毎日コーチングセッションを通じて
沢山のビジネスパーソンとお話をしています

先日ある管理職の方とお話をしている時のこと
年上の部下との関係性の構築にご苦労されている
と言うお話がありました

社会の高齢化が進み
定年が延長されたり
再雇用制度が導入されたりする中で
組織の活力を保つために若手の登用をすすめると
どうしても管理職よりもメンバーの方が
年齢や社歴が上と言う場面がうまれます

こうした時に
経験豊富な年上部下が
なかなか年下 管理職の指示通りに動いてくれない

年下管理職が
年上部下と上手くコミュニケーションを取れない
と言う悩みを抱えている

なんて話をちらほら聴いたりします

今日は、ビジネスコーチ的
年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
についてお伝えします

年上部下との関係性に悩んでいる年下管理職の方や
部下とコミュニケーションに課題感を感じている管理職の方
それから
自分にはない専門性を持った部下との業務の進め方に課題を感じている管理職の方も
ぜひ今日のお話し最後まで読んでみてくださいね

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、参りましょう!

冒頭お伝えした様な
年上部下との関係に悩んでいる
管理職さんの相談を受けることが
最近はとても多くなりました

こうした部下との関係性の構築が上手くいかない時の原因になりやすいのが
部下の方がある分野に関して
上司よりも豊富な経験値や
スキルセットを持っていること
ではないかと思います

今日は
こんな時に効果的な部下とのコミュニケーションのポイントを3つお伝えします

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
その3つとは
1.チームのありたい姿の共有
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ
3.部下からのフィードバックをもらう

この3つです

それでは具体的にお伝えしていきましょう

まずひとつめ
1.チームのありたい姿の共有
です

まずは自分が管理している組織が目指すところを
具体的に共有していきましょう。

具体的がポイントです
売上が何億とか利益率が何%
と言うのも大切ですが

ここでは
「今期自分のチームをどんな組織にして行きたいか」
を共有することを意識しましょう

あるクライアントさんは以前
「家族の様なチームにしたい」と
おっしゃっていました

「部活の様なチーム」とおっしゃっていた
クライアントさんもいらっしゃいました

例えば先ほどの「家族の様なチーム」だとしたら
それをさらに詳しく言葉にしていきます

ひとりひとりのチャレンジを皆んなが応援してくれる
とか
困った時はなんでも話せる、とか

それぞれのメンバーに
母親的役割、父親的役割、兄的、姉的
どんな立ち位置を期待できるかを
言語化して伝えて行くと良さそうです。

もし
「部活の様なチーム」だったら
メンバーひとりひとりの
ポジションを想定しても良いかもしれませんね

もし年上部下の方が
管理職経験のある方なら
「家族の様なチーム」を目指す事を伝えた上で
メンバーの役割については
助言を仰いでもいいかもしれません

こんなふうにして
あなたが目指すチームの姿を具体的にして
メンバーと共有しましょう

メンバーと共通言語ができるので
コミュニケーションがしやすくなるはずです

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
ひとつめは
1.チームのありたい姿の共有
でした

次に二つめ
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ

年下の上司についた年上部下は
もしかしたら無力感を感じたり
自己肯定感を損ったりしているかもしれません

管理職を解かれてメンバーになっていれば
その可能性は一層高いですよね

もちろん管理職ではなくなったのですから
手放して頂かなくてはいけない事はあります

ですが、年上部下が持っている
経験値やスキルセットの多くは自分のチームが目標を達成していくために
役立つもののはずです

それを、どう引き出してチームの成果につなげていくかは
管理職の腕の見せ所ですよね

こういったときに効果的なのが
年上部下に年下管理職が協力をあおぐ
ということです。

ひとつ目のポイントでお伝えした
「チームのありたい姿を共有する」ことができていれば
あとは、協力を仰ぐだけです

年上部下の方にこういってみてください
「わたしに力を貸してください」

そうすることで
年上部下の方も自分の経験値やスキルセットが
役に立てるところがあるということを認識できるので

無力感を取り除いたり
自己肯定感を回復させたりすることが
出来やすくなります

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント二つめは
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ
でした

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
最後3つ目です
3.部下からのフィードバックをもらう

年上部下と
1、チームのありたい姿の共有
2、部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力を仰ぐ
の2つを始めたら、次に定期的に年上部下からフィードバックをもらう時間を作りましょう

お互いに言葉で伝えていることと
お互いの行動がイメージ通りになっているかどうかの
確認と軌道修正をするフェーズですね

言葉だけのコミュニケーションでは
お互いが持っている言葉の定義や
言葉のイメージのずれなどから

双方が期待と行動が合致しない場面が出てくることが起こりますので
それの認識合わせをして
必要に応じてお互いの行動を軌道修正しましょう

年上部下と年下管理職の関係構築3つのポイント
三つ目は
3.部下からのフィードバックをもらう
でした

おそらく、この動画を見ていただいている多く管理職の方は
年上部下とコミュニケーションをより多く取った方が良い
と言うことは、なんとなく理解されていると思います

ですが、年長者の方とどんなふうにコミュニケーションを
とって良いかがなかなかイメージをつかみにくい方も多いと思います

今日、お伝えした3つのポイント
1.チームのありたい姿の共有
2.部下のスキルセットや経験値の高い分野で協力をあおぐ
3.部下からのフィードバックをもらう
と、やることが具体的になっているときっと年上部下の方とのコミュニケーションが
取りやすくなると思います。

経験豊富な年上部下が
なかなか年下 管理職の指示通りに動いてくれない

年下管理職が
年上部下と上手くコミュニケーションを取れない
と言う悩みを抱えている

という管理職の方はぜひ
今日のお話試してみてくださいね

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/waARiA_B14s

ぜひ動画でおさらいしてみてください!

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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振り返りが完成度を上げる!? 振り返りが大切な理由3つ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます。

一昨日の土曜日は
ぼくが主催してる日本橋私塾の振り返り会でした

最近の振り返り会では
雑談ぽく1ヶ月間にあったことを
お互いにシェアし合う事が多いのですが
どんな形でも、自分が実践したことを振り返るのって
とっても大切だとぼくは考えています。

今日は、ぼくが振り返りが大切だと思っている理由3つを
お伝えしますので、みなさんが定期的にご自身の行動を
振り返るきっかけにしていただければと思います。

今日のお話を動画でご覧になりたい方はこちらから

それでは、今日もまいりましょう!

初めに今日のまとめです
ぼくが主催している日本橋私塾や
ぼくがさまざまなビジネスパーソンの支援をさせていただいている
コーチングセッションではご自身の行動を振り返るということを
大切にしています。

もちろん、ぼく自身もできるだけ毎日
自分の行動を振り返る様にしています。

こんなふうにして、ぼくが振り返りを大切にしている理由は
様々あるのですが、今日はその中から3つお伝えしようと思います

その3つとは
1、改善のヒントや指針を得る事ができる
2、次の行動につながるフィードバックを得る事ができる
3、充実感や自己肯定感を得る事ができる
この3つです。

それでは、具体的にお伝えしていきましょう!

振り返りから
1、改善のヒントや指針を得る事ができる

ぼく自身が自分の行動を振り返っていてもそうですし
みなさんの振り返りのお手伝いをしていてもそうなのですが

ほとんどの方が振り返りながら
「次やるときにはこうしようと思う」
とか
「こういう風にしておけば良かったと思う」

といったことをおっしゃいます。
これって、改善のヒントや方向性を得ているということですよね

ぼくたちって思った通りにならないと
自然と「こうやったらどうかな?」「ああやったらうまくいくかな?」
って考えちゃいますよね

これが、次にそれをやるときや
次に似た様なことをやるときの
あなたの行動や実践の質を高めることにつながります。

世界No1コーチと言われるアンソニー・ロビンズさんは
「完璧主義ほど基準の低いものはない」とおっしゃるそうです。

そもそもぼくたち人間は
やった事がないことを最初から完璧にこなすことなどできないです
だから、現時点でのベストを精一杯やって
そこで、うまく行かないところやもっと良くしたいところを見つけて
ひとつずつ改善していく

これが、ぼくたちがより完成度の高いものに近づいていく方法
なんじゃないかとぼくは思っています。

振り返りのメリットひとつ目は
改善のヒントや指針を得る事ができる
でした。

振り返りから
2、次の行動につながるフィードバックを得る事ができる

ぼくが日本橋私塾の塾生の方達やクライアントさんたちと
振り返りをしているときに出てくることばのもう一つが
「次はこれをやってみようと思う」
という言葉です。

日本橋私塾の塾生さんや
ぼくのコーチングを受けていただいているビジネスパーソンの方達は
なんらかの得たい結果や目標、ゴールを持って行動しています

ですが、多くの場合ゴールまでの道筋がすべて明確に描けている訳ではありません
そんな時に、その時点でゴールの方向に向かっていると思える行動をすると
なんらかのフィードバックを得る事ができます。

これをやってみたら、こんな結果だったので
「次はこれをやってみよう」とか
「あれをやったらうまくいきそうだ」
と言ったものですね。

このフィードバックを手に入れ
次の行動を取れば、ほんの少しかもしれませんが
必ずゴールに近づく事ができます。

ゴールまでの道のりって
真っ直ぐ一直線なことってほとんどないので
こんな風にしてジグザグと進んでいく事で
ぼくたちはゴールに近づいていくのだと思います。

振り返りのメリットふたつ目は
次の行動につながるフィードバックを得る事ができる
でした。

振り返りから
3、充実感や自己肯定感を得る事ができる

いろんな立場のいろんな業種のビジネスパーソンと
お話をしていると

ほとんどの方が「緊急な事」に吸い寄せられていきます
人間は「緊急な事」に取り組むのが大好きなのです。

その理由は、期限に間に合わせようとすることで
アドレナリンが出るからだとぼくは考えています
アドレナリンによって感じる高揚感や
期限に間に合った時の「ふーっ」てなる感じを気持ちよく感じ
これが、達成感につながるのですね

こんな風に「緊急な事」から得られる
高揚感とか達成感って実はその「緊急な事」が
重要であるか重要でないかは関係ないのです

「重要」であろうとも「重要ではなく」っても
ギリギリの期限に間に合わせようとすると
アドレナリンは出るからです。

だから、結構多くの方が
「緊急ではないけれど重要なこと」よりも
達成感を得やすい「緊急だけど重要ではないこと」を
優先してしまいがちになるのだと思うのですが

本当は、ぼくたちは
「緊急ではないけれど重要な事」をぼくたちは
やっていくべきですよね。

だけど、ぼくたちは「緊急ではない重要な事」からは
高揚感とか達成感を得るのはかなり難しいですよね

その代わりを担ってくれるのが振り返りです

振り返りをする事で
達成感や自己肯定感を高める事ができます

振り返ることで
自分がやったことを、言語化して
頭の中を整理する機会になります

こうして自分の行動を言語化すると
自分がきちんと、目標に向かって行動を続けていること
に、自分自身で気がつくことが出来ます

振り返り会や、コーチングセッションの中で振り返ると
多くの方が、心の中で「結構オレやってるじゃん」って
思うみたいです

これがあなたの自己肯定感を高めてくれます

そして返りによって
自分が目標に向かってちゃんと行動ができていることを
認識するととで充実感得る事ができます。

これら自己肯定感や達成感を「緊急なこと」から得ている
高揚感や達成感のかわりに使うのです

振り返りのメリット3つ目は
充実感や自己肯定感を得る事ができる
でした

はい、ありがとうございました

それでは、今日のお話まとめておきましょう。

ぼくは、自分が主催する日本橋私塾や
コーチングセッションを通じて支援している
様々な立場のビジネスパーソンを通じて
振り返りの大切さを感じてきました

今日はぼくが振り返りが大切だと感じる理由を3つ
お伝えしました。

その3つとは
1、改善のヒントや指針を得る事ができる
2、次の行動につながるフィードバックを得る事ができる
3、充実感や自己肯定感を得る事ができる
この3つです。

ぜひ、今日のお話を参考に
これから振り返りを始めるきっかけや
なかなか振り返りが続かないときの動機付けに
活用してみてください

きっと、あなたの行動の質や目標達成、課題解決の
スピードアップにつながります

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/XVxxMGjPZMc

ぜひ、動画でおさらいしてみてください!

それでは今日はここまでにします。

今日も最後までお読みいていただいてありがとうございました。

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目標への行動が進まない時に確認する7つの質問

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます。

ぼくは、ビジネスコーチとして毎日
さまざまな業種や立場のビジネスパーソンの
問題解決や目標達成の支援をさせていただいています。

その支援の仕方はさまざまで

年間目標を設定し
半年の中間ゴールを設定し
月ごとの課題を決めて
1週間単位でタスクに落とし込んで
そのタスクからのフィードバックを
次の週のタスクにつなげていく
という形で週1回お話をさせていただいたり

2週間に1回
振り返って感じたことを言語化し
考えや気持ちの整理をして
次の2週間を頑張る

とか

1ヶ月単位で課題を決めて
その進捗を管理し
継続的な行動が続けられるように支援したり

もちろん
週1回の方でも
2週間に1回の方でも
1ヶ月に1回の方でも

今お話ししたのとは違う形で
振り返りをしたり
考えの整理をしたり
気持ちを整えたり
と、さまざまな形でセッションをさせていただいています

どんな形のセッションでも
お話をさせていただいたクライアントさんが
笑顔になったり、元気になったり、やる気いっぱいになったり
していただくと嬉しいものです。

そんななかで
最近ご要望が増えてきていて
ぼくもやっていて楽しいのは
一番初めに例として挙げた

年間目標を設定し
半年の中間ゴールを設定し
月ごとの課題を決めて
1週間単位でタスクに落とし込んで
そのタスクからのフィードバックを
次の週のタスクにつなげていく

という進め方をする週1回のセッションです

続けていくと、クライアントさんの成長が
本当に手にとるようにわかるのです

そして、その成長って
すごく力んで、目を血走らせて、必死になって取り組む
という感じではなくって

楽しみながら、自分でやろうと決めたことをこなして
充実感を感じながら、目標に近づくことで
自分が成長していく

こんな感じです。

もちろん、必要な時には
必死に力を振り絞ってやるのですが
ずーっとその状態でいるのではなくて
肩に力の入りすぎていない感じで
目標に進んでいく、クライアントさんの感じが
とっても見ていて心地いいのです。

こんな風に目標に向かって進んでいく時に
ポイントになるのは「年間の目標設定」であることは間違えないのですが

その時に、目標を設定しているご本人が
ご自身の「理想の状態」「理想的な自分のあり方」をイメージできているかどうかって重要です

時々、自分が「達成したい目標」と「理想的な自分のあり方」が
噛み合っていなくて、どちらも叶えようとすると
前に進む力の方向が違うので、互いの力を打ち消しあってしまって
良い結果が出ない
とかってなってしまうのですね。

だから、目標を設定する時には
あなたの「理想のライフスタイル」を明確にしておくことも
大切だと思います。

今日のお話を動画でみたいかたはこちらから

それでは、今日も参りましょう。

 

ぼくは、毎日多くのビジネスパーソンの目標の達成の支援を
コーチングセッションを通じでさせていただいています。

そんな中で、目標に向けての行動が
思うように進まないことがあります

その原因の一つが
「目標を達成すること」が
その方の「理想的な自分のあり方」と気がつかないうちに
競合してしまっていることだったりします。

そこで今日は、あなたの「理想的な自分の在り方」を
明確にするワークをご紹介します。

表現しやすくするための軸「切り口として」今日は3つの軸

1、時間
2、考え事
3、お金
を使っていきます

そして、ビジュアルに把握したり、表現したりできるように
円グラフを使ってみるというワークです

あなたの、日々のライフスタイルを
理想の状態に向けて最適化をしていきたい
と思った方は、ぜひ今日の動画を最後までみてみてください

それでは、具体的にお伝えしていきましょう

今日のワークでは3つの軸を使ってあなたの理想の人生のあり方を表現してみましょう
その3つの軸とは

1、時間
2、考え事
3、お金

です、それではワークをやっていきましょう
用意するものは大きめの紙A3のコピー用紙かプロジェクトペーパーがおすすめです
始める前に紙を横位置に置いて、縦に2本線を引いて3等分してください

そのあと横に一本線を引いて
上下に2等分します

まずは上の段の左のマスから使っていきます
現状把握です

質問1
現在の毎日の中で、あなたは何に【時間】使っていますか?
ざっくりでいいので
これに何%、あれに何%
のような感じで円グラフを描いてみましょう

質問1は今のあなたの毎日は何にどれぐらい【時間】をつかっているか?
です

 

つづいて質問2
上の段の真ん中のマスに
現在の毎日の中で、あなたは何に【考え事】使っていますか?
ざっくりでいいので
これに何%、あれに何%
のような感じで頭の中のシェア率を円グラフにしてみてください

質問2は今のあなたの毎日は何にどれぐらい【考え事】をつかっているか?
です

 

次に質問3です
上の段の一番右のマスに
現在の毎日の中で、あなたは何に【お金】使っていますか?
ざっくりでいいので
これに何%、あれに何%
のような感じで円グラフを描いてみましょう
正確さは求めなくていいので
なににどれぐらいお金を使っているかをグラフで表現しましょう

質問3は今のあなたの毎日は何にどれぐらい【お金】をつかっているか?
です

質問4
3つの円グラフを見て
どの部分には、納得ができて、
どの部分が不満足ですか?
円グラフに直接書き込んでも良いですし
箇条書きにしてみても良いでしょう。

次に理想の状態をグラフにしていきます

質問5
下の段の左のマスに
あなたが理想とする【時間】の配分を
質問1と同じ要領で円グラフにしてみてください

質問6
下の段の真ん中のマスに
あなたが理想とする【考え事】の配分を
質問2と同じ要領で円グラフにしてみてください

質問7
最後のマスに
あなたが理想とする【お金】の配分を
円グラフにしてみてください

5、6、7 の円グラフ(理想の円グラフ)で
あなたが理想とする人生のあり方が
【時間】【考え事】【お金】を介して表現できたと思います。

完成した下の段の3つの円グラフを眺めていると
あなたがご自身の人生で何を大切にしていきたいか
が見えてくると思います。

さて、ここであなたが設定している目標と
円グラフで描いたあなたの「理想の自分のあり方」を
見比べて確認してみてください

例えば
時間を惜しまずバリバリと働く目標を立てているのに
あなたの理想のあり方が「家族を大切に」
しようとしていたら、競合してしまいますよね

そういう時は、どちらを優先するのかを
あなたの中で明らかにしておいてください

今年の目標は、バリバリ仕事をすること
それを通じて経済的な成果や、自分自身の成長を手に入れて
その自分で家族を大切にする

ときちんと決まっていれば競合は解決しますね

こんな風にして「目標」と「理想の自分のあり方」に
競合がある方は解決をしてみてください。

はい、ありがとうございました!

 

それでは、今日のお話まとめておきましょう。

今日は、目標に向けての行動が
思うように進まない方向けに

その原因の一つである
「目標を達成すること」が
その方の「理想的な自分のあり方」と気がつかないうちに
競合してしまっていることを解決するために

「理想的な自分のあり方」を明確にするワークをご紹介しました。

もし、目標に向けての行動が進まないな
って感じる時には

まず、今日のワークをやって
あなたの「目標」と「理想とする自分のあり方」が
競合していないかを確認してみてください。

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/SAHjmhM7fpE
ぜひ、動画でおさらいをしてみてください!

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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ビジネスコーチから学ぶ頭スッキリや気持ちスッキリの3つのポイント

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます

日々たくさんの方のコーチングセッションをさせていただいています
いつもコーチングセッションを始めるときには
コーチングを受けていただくクライアントさんに
「今日のセッションで手に入れたいもの」を
書いていただくようにしています

具体的な課題を設定される方もいらっしゃいますが
比較的多くの方がコーチングセッションを通じて
手に入れたいものとして
「考えの整理」や「気持ちの整理」を
設定なさいます

忙しい毎日をすごしていると
立ち止まって物事を考えたり
頭の中や心の中を整理する時間が取れなかったり

考え事をする時間はあっても
悩み事や先の心配が頭の中をぐるぐるするばかりで
かえって不安になっちゃったり
頭の中が混乱しちゃったり
なんていう方も多いのかもしれません

「整理」という言葉は身近すぎて
あまり、深く考えずに使っていることが多いと思いますが
「整理」するってどういう意味かというと

正しく整える事、きちんと処理する事
余分なもの、無駄なものを処分する事

とすると
考えの整理、気持ちの整理
とは

考えや気持ちを整える事
考えや気持ちを処理する事
余計な考えをしなくていいようにする事
マイナスになる気持ちを持たないようにする事
無駄な考えをしなくていいようにする事
マイナスな気持ちを処分する事

こんな感じになりますね

たしかに
ぼくのコーチングセッションを受けていただいている方達の多くは
コーチングセッションが終わった後に

「スッキリした」という感想をいただいたり
ご自身がつぎにどんな行動をするかを明確にして
「次回までにこれやってきます」
っておっしゃる方が多いです

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

今日はぼくのコーチングセッションを受けている
クライアントさんたちがどうして
頭がスッキリしたり
気持ちがスッキリしたりするのかを分析して
頭や気持ちがスッキリする
「考えの整理」「気持ちの整理」
についてお話ししていこうと思います。

それでは、参りましょう!

 

ぼくのコーチングセッションをお受けいただいている
クライアントさんの多くは

セッションを受けると
「考えの整理」や「気持ちの整理」ができて
スッキリしたり、次の行動が明確になる
と言っていただいています

それでは
ぼくたちコーチはどうやってみなさんの
頭の中や心の中を整理するのを手伝っているのでしょう

コーチがクライアントさんに対して
行っている具体的な行動は大きくは3つで

1、質問すること
2、話を聴くこと
3、承認すること

この3つです
では、なぜこの3つが
「考えの整理」「気持ちの整理」に
効果的なのでしょう?

そのためにまず
どうして1人で考えると
悩み事や先の心配が頭の中をぐるぐるしてしまって
かえって不安になっちゃったり
頭の中が混乱しちゃったり
することが多いかを整理してみましょう

ぼくが考えるポイントは3つあって

1、視点が変わらない
2、ワーキングメモリ不足
3、自分の考えにnoを出しがち

この3つですね

もうちょっと解説しておくと

1、視点が変わらない
人間にはひとりひとり
物の見方や考え方にはクセがあって
別な言い方で「思い込み」とか「価値観」
なんて言ったりしますが
自力でこのクセ、偏りから抜け出すのはとても難しいです

自分の視界の外にあるものは見えない
ってことですね

2、ワーキングメモリー不足
もともと人間が今目の前のことに使える
ワーキングメモリって意外と小さいのです

そして日々忙しさに追われていたり
悩み事や先の心配がぐるぐるしていると
これがワーキングメモリを無駄遣いしてしまうので

さらに使えるワーキングメモリの量は少なくなります

こうなると自分の思考や感情を筋道立てて
整理するのは簡単ではなくなります

3、自分の考えにnoを出しがち
ワーキングメモリが不足している思考の時って
自分の考えに納得感を持ちづらいので
自分の考えを否定的に捉えがちです

こう言った理由で
1人で考えると
悩み事や先の心配が頭の中をぐるぐるしてしまって
かえって不安になっちゃったり
頭の中が混乱しちゃったり
することが多くなってしまうのだと
ぼくは思います

それでは、どうしてぼくたちコーチと話すと
「考えの整理」や「気持ちの整理」ができて
スッキリしたり、次にやることが思いつくようになるのでしょう

さきほどの3つになぞらえて整理していきましょう

1、視点
2、ワーキングメモリー
3、考えの肯定

1、視点
先ほどお伝えしたように
コーチがコーチングセッションでやることの一つは
質問をすること

この質問の時にコーチが考えていることの一つは
クライアントさんの視点を変えること

たとえば
今と違う立場から
とか
過去や未来から
とか
この状況から距離を置いて
といった視点から
現状を見ることが出来るように工夫をしながら質問をしています

これによって
これまでの「思い込み」や「価値観」
つまりあなたの考え方のクセや偏りから抜け出し
新しいアイディアを出すことが出来るようになります

2、ワーキングメモリー
コーチングセッションでは
質問をしたり、筋道を立てることはコーチが行います
ですので、あなたは自分が考えることに専念できます

つまりその時点で使用可能なワーキングメモリーをすべて
考えることに使えるのでしっかりと考えることができます

3、考えの肯定
コーチがしていることのもう一つが「承認」
コーチという第3者が客観的にみて
あなたの考えを「承認」するので
あなたの考えを、あなた自身が非論理的にダメ出しをしてしまうことは
なくなります

これら3つ
1、視点の変更
2、ワーキングメモリーの節約
3、客観的な承認

が得られるので
あなたがコーチングセッションを受けると
「考えの整理」「気持ちの整理」ができて
スッキリとしたり、次にやることを明確にすること
が出来るのですね

目標の達成や問題の解決のため
そしてより良い未来を作っていくために
コーチング受けてみたいと思った方はぜひ
お試しコーチングセッションうけてみてください

【おためしコーチングセッション】
通常の半額 9,000円
(タイムチケットでお申し込み)

さて、最後に
コーチングを受けるという一歩を踏み出す前に
自分でできる
「考えの整理」や「気持ちの整理」の方法を
ご提案しておこうと思います

ここまでのお話の中で
コーチングによって
1、視点の変更
2、ワーキングメモリの節約
3、客観的な承認
によってスッキリしたり
次にすることが明確になる
とお伝えしました

このうちの
1、視点の変更
2、ワーキングメモリの節約は
フレームワークを使って
紙に書くことでそれに近い効果を得ることができます

フレームワークとして視点を変える質問を用意しておくことで
今と違う立場から
とか
過去や未来から
とか
この状況から距離を置いて
つまり、あなたの「思い込み」や「価値観」
あなたの考え方のクセや偏りの外から考えることが出来るようになります

そして

それらを紙に書き出すことで
ワーキングメモリーの節約ができます

「暗算よりも筆算」という表現を
よく使わせていただいているのですが

お伝えしたいのは
どんなに計算が得意な人でも
暗算でできる計算には限界があって
筆算で計算するとより複雑な計算や
より桁数の多い計算が、より正確にできる

というのと同じで
紙に書きながら考え事をした方が
複雑な考えやより深い思考が
より的確にできる
とおもうのです

そして、紙に書き出した
あなたの頭の中や心の中を
視覚、あなたの目から眺めることで
客観的に見ることもできるようになるでしょう
これも視点の変更に役立ちます

はい、ありがとうございました!
それでは今日のお話整理しておきましょう

今日はぼくのコーチングセッションを受けている
クライアントさんたちがどうして
頭がスッキリしたり
気持ちがスッキリしたりするのかの分析から
頭や気持ちがスッキリする
「考えの整理」「気持ちの整理」
についてお話ししてみました

今日の頭スッキリ気持ちスッキリの
ポイントは3つ

1、視点を変えること
2、ワーキングメモリーを節約すること
3、客観的な肯定

この3つです
コーチングセッションが受けられない方でもできる
スッキリのヒントもお伝えしましたので
ぜひ、試してみてください

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/16xE8GAjY-Q

ぜひ動画でおさらいしてみてください!

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、3密回避に配慮して
毎日を上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました!

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ビジネスコーチの「自分らしさのつくり方」3つのステップ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます。

ぼくがまだ、会社員でコーチングとか自分でビジネスをやる
とかそういうことに出会っていない頃

特に30代の後半のころですね
なにか「押さえつけられているような感じ」というのでしょうか
「自分らしく出来ていない感じ」や「伸び伸びとできていない感じ」
というか、窮屈さみたいなものを感じていたように思います。

もちろん、自分なりに仕事は精一杯やっているつもりでいました
だけど、なんかしっくりこない感じがあったんです

まだ、コーチングに出会う前なので
今みたいに自分自身としっかり対話をする方法や
本質的な問題、課題を解決することについてわかっていなかった
その当時のぼくは

「自分らしく働けていない理由」を
気がつかないうちに自分の外側にあるもののせいにしていて

業界の慣習だとか、会社の仕組み、とか時には周りの誰か
そういったものが原因だって思っていたように感じます

確かに、こういった自分の外側にあるものが
「自分らしく働けていない」という状態に
影響をしているというのは、その通りだと思いますが

その反対に、こういった自分の外側にあるものが
100%自分にとって都合が良い状態になるって
まあないですよね

今日のお話で言えば「自分らしく働ける」条件が100%揃うって
一生待っても訪れないんじゃないかって思います。

少し、表現が極端でかもしれませんが・・・

おまけに
こんな風に自分の外側にあるものに目を向けて
自分がそれらをコントロールできないって思い始めると
人間って無力感を感じてしまいます

そして、人間は視点を向けると
それを見つけるスピードはどんどん上がっていくので
一旦 コントロールできないものに視点を向けると
自分がコントロールできないものをどんどん見つけるようになります
つまり、無力感もどんどん増えていっちゃうのですね

こうなると「自分らしく生きる」とか「自分らしく働く」
どころでは、どんどんなくなっていっちゃいますよね。

今日はそんな状態に陥っちゃっている方や、陥りたくない方に
「自分らしい人生のつくり方3つのステップ」
についてお伝えしていきます

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、参りましょう

 

ぼくがまだ、コーチングと出会うちょっと前のサラリーマンの頃
年齢で言うと30代後半の頃です

自分なりに精一杯 仕事をしているつもりではあるけれど
漠然と「自分らしく働けていない」という気持ちを持っていました

当時のコーチングと出会う前の当時のぼくは
その「自分らしさが発揮できていない」理由を
自分の外側
例えば、自分の働いている業界 とか 会社の仕組み とか周りの人々
に向けていた様に思います

だけど、自分を取り巻く環境が
100%自分にとって都合が良い状態になる
ってまずありえないことですよね

そして、こうした自分にコントロールできないこと
に一度目を向け始めると
人間の性質上どんどんと自分がコントロールできないことを見つけていくので
気がつくと世の中が自分がコントロールできないことだらけ
に見えてきて無茶苦茶無力感を感じる様になっていってしまいます

今日は
そんな状態から脱出したい方や
そんな状態に陥りたくない方
向けに「自分らしさのつくり方3つのステップ」についてお伝えします

今日ぼくがご提案する
自分らしさのつくり方3つのステップは
この3つです

1、理想の状態を描く
2、自分にコントロールできることに目を向ける
3、行動をリストアップする

では、3つのステップ具体的にお伝えしていきましょう

まず、ひとつ目
1、理想の状態を描く
まずは得たい結果を明確にしましょう

あなたが得たい結果、理想がかなった状態を
言葉や文章やイラストや写真
あなたのやりやすい方法で表現します

文章が得意な方は文章で
絵が得意な方は絵やイラストで

文章やイラストがあまり得意でない方は
理想の状態を表しているとあなたが感じることができる
写真を探してきて貼り合わせていってもいいですね

もっとスピーディーにやりたい方は
思いつく単語をたくさん書き並べていっても良いと思います

ここで描く理想の状態は具体的であればあるほど効果的です
具体的にするためのポイントとして

何がどうなっているかを表現すること
あなたの感覚を表現すること
あなたの感情を表現すること
理想の状態がかなっている事を他の人から見てもわかる証拠を表現すること

などを意識していただくとよいですね。

自分らしさのつくり方3つのステップ
ひとつ目は
理想の状態を描く でした

はい、ふたつ目です
2、自分にコントロールできることに目を向ける
です

理想の状態にむけて
現時点で
あなた自身にコントロールできていること
そして
あなた自身にコントロールできること

をリストアップしていってください

やり始めに、もしなかなか思いつかない時は
とっても小さなことに目を向けてください

たとえば
テレワークと出勤は自分で決めている
とか
出勤の日に乗る電車は自分で決めている
とか
テレワークのひのお昼ご飯は自分の好きなものを食べていいい
とか
こんな感じです

細分化しましょうね
さきほどもお伝えしましたが
人間は一度そちらに視点を向けると
同じものをどんどん見つけていく性質があるので
自分でコントロールできるものに視点を向けると
自分でコントロールできるものを見つける力が高まっていきます

細分化すると
ざっくりコントロールできないと感じていたことも
その中で、ここまでは自分でコントロールできている
みたいなやつを見つけられる、気がつける様になります

こうして、思いつく限りの
自分がコントロールできる事をリストアップしてください

 

最後、3つ目です
3、行動をリストアップする

ひとつめで描いた「理想の状態」
ここにあなたが近づいていると思える行動を
箇条書きしていきましょう

二つ目で書いた
コントロールできることをコントロールする
と言う行動もこのなかでリストに入れておきましょう

少なくとも10個はリストアップして
それを今日から1日ひとつずつ
毎日10日間実践していきましょう

10日たつと
あなたとあなたが見えているものが
ちょっと変化しているはずです

はい!ありがとうございました

 

それでは、今日のお話まとめておきましょう

今日は毎日の生活やお仕事の中で
「自分らしくできていない感じ」や
「伸び伸びとできていない」「抑えて受けられている様な感じ」を
感じている方向けに

「自分らしさのつくり方3つのステップ」についてお伝えしてみました

今日ぼくがご提案した
自分らしさのつくり方3つのステップは
この3つです

1、理想の状態をできるだけ明確に描くこと
2、自分にコントロールできることに目を向けできるだけたくさんリストアップすること
3、理想に近づいていると思える行動を10個以上リストアップして10日間1日1個実践していくこと

この3つです。

毎日を自分らしく過ごしたい
自分らしい働き方をしたい

って感じていらっしゃる方は
ぜひ、今日のお話試してみてくださいね

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/R6QoLmtqX-I

ぜひ、動画でおさらいしてみてください

みなさん
正しい手洗い、適切なマスクの着用、三密回避に配慮して
毎日を上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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2021年後半に向けての目標や行動の立て直し3つの基準

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます

2021年も半分が終わりました
あなたは上半期を振り返ってどんなことを感じるでしょうか

きちんと取り組めたこと
もっとこうすれば、きっともっとうまくいくと感じること
取り組むのをやめてしまったこと
実は全然手がつけられていないこと

いろんなことがありますよね

中には、気持ちが下がるから思い出すのも嫌だ
なんて、方もいらっしゃるかもしれません

ぼくが主催している日本橋私塾の昨日の月例会では
今年の上半期を振り返って
これからの下半期を一層充実した半年間にするために
2021年の目標の再設定をやりました

昨日の月例会が終わった後で塾生の皆さんに
もっと明確に伝えてた方が良かったなと思うことがあったので
今日は2021年の下半期に向けて目標に向けての行動を仕分けをするにあたって
その目的と仕分けの3つの判断基準のお話をしていきたいと思います

あなたの判断を鈍らせる
思考や感情の偏りなどについてもお伝えしていくので

今年の後半を充実させたい方は
ぜひ、最後までお読みくださいね

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

 

それでは参りましょう!

2021年の上半期が終わり
あなたの今年の目標や目標達成の行動を
見直すとても良いタイミングです

きちんと取り組めたこと
もっとこうすれば、きっともっとうまくいくと感じること
取り組むのをやめてしまったこと
実は全然手がつけられていないこと

いろんなことがありますよね

ここからの半年間をより質の高いものにするために
目標の再設定や目標に向けての行動の
仕分けにぜひこのタイミングで取り組んでいただければとおもいます

今日は、2021年の下半期に向けて目標の再設定や目標達成の行動の
仕分けをするにあたって
その目的と判断基準のお話をしていきたいと思います

まず、この目標の再設定、仕分けの目的は3つあります

その3つとは
半年間の取り組みを通じて得たフィードバックを元に
1、継続をすること
2、やめること、手放すこと
3、軌道修正をすること
の3つを明らかにし、実践すること

そして、これらを通じて
目標達成をより確実にしたり
目標に到達するスピードを高めたり
毎日の充実感をより高めたりすること
にあります

この3つもうちょっと丁寧にお伝えしておきましょう

まず、一つ目
1、継続すること
これは上半期にやってきたことの中で
(1) 現状、成果が出ていることや
(2) もう時期成果が出ることがわかっていること
(3) もう時期成果が出ると感じられること

といったことですね
とくに、難しく考える必要はないでしょう

次に二つ目
2、やめること、手放すこと
これは、現状成果が出ていなくて
(1) 継続しても成果が出ないことが明らかなこと
(2) 継続しても良い変化は期待できないこと
などを明確に「やめる」「もうやらない」と決めて
その通りにすることです

あとで「ああ、やっぱりやっておけば良かったなー」
なんて考えることがあると、その他の行動のエネルギーを
あなたから奪ってしまう可能性があるので
明確に「やらない」と決めてきっぱりやめてしまうことが大切です

最後の3つ目は
3、軌道修正をすること
これは、現状成果が出ていないものを成果が出やすいように
軌道修正をするものですね
先程の2つ目と多少重なる部分もあるかもしれませんが
似たようなカテゴリーで別な行動に切り替えるは
3つ目に当たると考えれば良いでしょう

例えば、情報発信は継続するけど
インスタでは成果が出ていないので
そこにかけている時間とエネルギーを
Twitterとブログの発信に振り返る
のような感じです

この3つの判断基準
1、継続をすること
2、やめること、手放すこと
3、軌道修正をすること
で、上半期の行ってきた目標に向けての行動を
軌道修正していきましょう

ですが、あなたがこれまで行ってきた行動を
客観的にこの3つに仕分けするのってちょっと難しいかもしれません

難しくなる理由として
ぼくらの持っている思考や欲求の偏りが考えられますね

具体的には
1、現状維持バイアス
2、損失回避バイアス
3、変化や多様性を求める欲求
などが挙げられます

もう少し詳しくお伝えしておくと
1、現状維持バイアス
これは、行動経済学でよく出てくる人間の思考や判断の偏りで
「知らないものや、未経験なものよりも 既に知っていること、もの
やったことがあることを優先的に選択する傾向のことです」

このバイアスによって
やめた方がいいこと、手放した方がいいこと、やり方を変えた方が良いこと
を変えられなくなってしまうことがあると考えられます

2、損失回避バイアス
行動経済学におけるプロスペクト理論によると
同程度の大きさの利得と損失があるときに人間は損失の方を
大きく感じる傾向があるとされています

何かの行動をすることで
または、何かの行動をやめることで
失うリスクを大きく感じてしまい
「行動できない」「行動をやめられない」「行動を変えられない」
ということを引き起こす可能性があります

3、変化や多様性を求める欲求
マンネリ化っていうと伝わりやすいですね

同じ行動を継続していると
そこから得られる刺激はやればやるほど小さくなるので
飽きてきてしまうということが起こりますね

スポーツクラブに通って筋トレをするのが
ある時から続かなくなるの理由はこのマンネリ化
にある場合が多いと思います

スポーツクラブに入会したての頃は
通うことそのものが新鮮で
「スポーツクラブに通っている自分」っていうだけで
刺激的だったりします

筋トレも始めの頃は
持ち上げられる重量がどんどん増えて行ったり
繰り返せる回数が多くなって行ったり
筋肉痛が前の日頑張った自分を思い出させてくれたり
刺激的です

でも、3ヶ月もすると
「スポーツクラブに通っている自分」は
当たり前なので、刺激になりません

筋トレもある時点からは、始めた当初にくらべると
あげられる重量の増え方も鈍くなりますし
あげられる回数も増えなくなってきます
筋肉痛も残りにくくなっていきますよね
つまり、頑張った自分を感じることができる刺激が
小さくなってきますね

こういった刺激の減少がその行動をする楽しさを
感じにくくさせていきます

変化が多様性を求める欲求が
「継続した方が良いこと」を
継続させることを妨げることがあるのですね

まとめておくと
目標に向けての行動を仕分けするときに
あなたの判断を鈍らせる要素としては
1、現状維持バイアス
2、損失回避バイアス
3、変化や多様性を求める欲求
などが考えられます。

それでは、少しでも的確に判断をするには
どんなふうに考えたらよでしょうか

今日は、ぼくからは「成果」と「感情」ふたつの視点での
判断をご提案してみようと思います

成果とは
「今すでに成果が出ている」
「もうすぐ成果が出ることがわかっている」
「続ければ成果が出ると感じることができる」
を判断基準にするということです

感情とは
それに取り組んでいるときに
あなたがプラスの感情を感じることができるかどうか
を判断基準にするということです

このときに、気をつけたほうが良いのは
「それに取り組んでいるとき」というのがポイントです

取り組んでいるときにプラスの感情を感じることができること
の中には、取り組む前にはめんどくささなどマイナスの感情を
感じさせるものもあることです

たとえば、先程スポーツクラブの例を出しましたが
スポーツクラブって慣れてくると
いくまでって結構めんどくさいなとか
今日はちょっとだるいからやめておこうか
とか
今週は体調がすごくいい
だけど、今日筋トレしたらあしたから筋トレの疲労で
体調下がっちゃうかもしれないから
とか
あまりプラスでない感情とか思考が出てくることってありますよね

だけど、ここを乗り越えて実際にスポーツクラブに行って
トレーニングを始めると
楽しさや力強さ、頑張る自分に対する誇らしさとか
プラスの感情を与えてくれます

こういう時は「実際にそれをやっているときの感情」を優先して
プラスと判断しましょう

さあ、今お伝えした「成果」と「感情」
この二つの組み合わせで下半期にどうしていくかを仕分けしていきましょう

1、継続をすること
これは
「成果」が出ている
「成果」が見込める
「成果」が出ると感じることができる
ことで、かつその行動をすることがあなたをプラスの「感情」にしてくれること

2、やめること、手放すこと

「成果」が出ていない
「成果」が見込めない
「成果」が出ると感じることができない
ことで、かつその行動をすることであなたをプラスの「感情」にしてくれないこと

3、軌道修正をすること
「成果」が出ていないけれど
その行動をすることがあなたをプラスの「感情」にしてくれること

これを、より成果が出やすいと思える方向へ行動の仕方を変えていきましょう

はい、ありがとうございました!

それでは、今日のお話まとめておきましょう

今日は2021年の後半に向けて
目標に向けての行動を仕分けをするにあたって
その目的と仕分けの3つの判断基準のお話をしてきました

3つの判断基準とは
「成果」と「感情」をもとに
1、継続をすること
2、やめること、手放すこと
3、軌道修正をすること
決めていくことです

あなたの判断を鈍らせる
思考や感情の偏りなどについても詳しくお伝えしてみました

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/gIQ89ryA6ig

ぜひ動画でおさらいしてみてください

みなさん
正しい手洗い、適切なマスクの着用、三密回避に配慮して
毎日を上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました

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コーチングセッションから学ぶ行動力の手に入れ方とビジネスコーチの自信についての考え方

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます。

ぼくは、毎日さまざまな役割や立場のビジネスパーソンを
コーチングセッションを通じて支援させていただいています

コーチングセッションをお受けになる方達の
目的は様々あります

例えば
経営者として自分の事業をより効果的にしたい
とか
管理職として自分の組織がもっと良くなるようにしたい
とか
副業でもっと稼げるようになりたい
とか

これ以外のことも含めて
ぼくのクライアントさんたちが
コーチングセッションで手に入れているものをまとめると

目標達成のために行動を継続するエネルギー
だったり
問題解決のために何をしたら良いかという気づきを得ること
だったり
パフォーマンス、実践力が落ちている時の気持ちの立て直し
だったり

ということが多いと思います。

今日は「言語化」言葉にすることで
行動するエネルギーを手に入れる
と言うことと、後半では「自信」のお話をしようと思います。

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

先ほど、ぼくのクライアントさんたちが
コーチングセッションで手に入れているものは

目標達成のために行動を継続するエネルギー
だったり
問題解決のために何をしたら良いかという気づきを得ること
だったり
パフォーマンス、実践力が落ちている時の気持ちの立て直し
だったりします。とお伝えしました。

つまり、クライアントさんがこの次にどんな行動をしていったら良いか
と言うことへの「気づき」を手に入れられるようにしているのですが

こういった「気づき」を手に入れるため
コーチングセッションが効果的に機能するためには
まずは、頭の中や心の中にあるものを
体の外に「はきだし」ていただくところから始めます

そんな時、まだぼくのコーチングセッションを
受けることに慣れていない方は、時々

どっから喋っていいかわからない
とか
うまく言葉にならない
なんておっしゃったり
そのまま詰まって言葉が出なくなってしまうことがあります。

そんな時、ぼくは良く
「正しい日本語じゃなくて良いので、頭で浮かんでいるものを言葉にしてみてください」
と、お伝えします。

まずは、外に出す
それが大切です。

実際には、こうしてお話を始めると
ほとんどの場合
ちゃんと喋れているし
言葉にもなっていたりします。

きっと「うまく伝えよう」という気持ちが
ただただ「体の外に出す」という作業に加えて

「喋ることを整理する」
とか
「わかりやすい言葉にする」
という作業もしようとすると
そちらが出来ないような気がするので
「体の外に出す」こともできない気がしてしまうのかなって感じます。

ここで一番大切なのは
「体の外にだす」ことなので
それを最優先するようにすれば、目的に近づけるわけですね

そして、コーチングセッションの場であれば
たとえ「伝わりにくい表現」で体の外に出てきても
ビジネスコーチがそれを整理するのを手伝うことができるので
結果、適切に表現できたことになります

ここで言う「結果、適切に表現できた」状態にするために
ぼくがちビジネスコーチがやっているのは
クライアントさん
つまり、コーチングを受けていただいてる方から
発せられた言葉が

「曖昧」だったり「抽象的」だった場合には
より具体的にするように手伝ったり

逆にとても具体的で粒が小さくて全体像を
表現しきれていないと感じるような時は
「概念的に把握」できるように質問をしたり

と言うことをやって、今クライアントさんの
頭の中や心の中にあるものを適切に言葉にできるように支援します

こんな風にして
思考や感情が曖昧な時は、具体的にして
表現の粒が小さくて全体を表現できない時は概念化することで

クライアントさんがこの次にどんな行動をしていったら良いか
と言うことへの「気づき」を手に入れることが出来るようにすることで

クライアントさんの次への行動を促すのが
コーチングセッションなのですが

人間ってどうしても、自信がなくなっている時って
なかなか行動ができなくなりますよね。

自信がなくなっちゃった時も
コーチングセッションを受けていただくことで
ここまでお伝えしてきたような言語化のプロセスを通じて
ほとんどの方は「自信を取り戻す」とまではいかなくとも
行動するエネルギーは手に入ることがほとんどです

ですが、時々それでも動けない状態になっちゃうことがあるかもしれないので
今日はちょっと「自信」のお話もしておきたいと思います

あなたはダンニングクルーガー効果ってご存知ですか?

これ、人間が持っている認知バイアス、認知の歪みのひとつで
とっても簡単にいっちゃうと
「能力の低い人ほど、自己評価を高くしてしまう」という傾向がある
と言う話です。

このダンニングクルーガー効果は
何か新しいことに取り組み始めるときにはとても有効だと思うんです

新しことをやり始めたときに「全くできる気がしなかったら」
やる気なんて起こらないですよね

やり始めたときにはその分野での能力は低いことがほとんどですから
多少自己評価を錯覚しているぐらいの方が良いのだと思います

その一方で
その分野での経験が長くなって、能力が上がってくると何が起こるかと言うと
その分野に関する情報量が多くなってきて、より適正な評価ができるようになったり
その分野での、習得度や習熟度が上がれば上がるほど、より細かい出来ていないこと
に気がつきやすくなりますよね

もし、今あなたが自信がなくなっているとしたらこれが理由かもしれません
ですが、この「より細かいできていないこと」に気づくことによって
自分が何を修正したら良いかを知ることができるので、成長を継続することができます。

その反対に
もう、自分は出来るって自信を持ってしまったら
その「こかまな出来ていないこと」に気づく感性が
はたらかなくなってしまう気がします

「こまかな出来ていないこと」に気がつけなくなったら
そこから先は上達できないのではないかということです。

そう言う意味では、もっと成長したい、今より上達したい、より上手く行くようにしたい
と思う分野では「自信」なんてもたない方が良いのかもしれません

ぼくはいつも
生業にしているコーチングや趣味でやっている空手については
ずっと成長し続けたいと思っているので
例えば
死ぬ直前にやったコーチングセッションが一番すごかった
とか
空手でも死ぬ直前が一番強かった
ってなれるのがいいなって思っています。

こんな風に思えるようになってからは
他の誰かとの相対的な比較には、あまり興味がなくなってきました
昨日の自分より今日の自分
今日の自分より明日の自分がちょっとでも成長していくために
今できることをやっていきたいなって思っていると
自信があるとかないとかも関係なくなってきました。

だから、自信ってどうでもいいな
って思っています。

こんな風に物事への取り組みに対する長期的な視点を
うまく持つことができると自信とか関係がなくなるのだと思います

あ、これってオリンピックで金メダルを目指しているアスリートには
使えないかもしれないですね。

はい、ありがとうございました

それでは、今日のお話まとめておきましょう

今日は
コーチングセッションでぼくがやっていることをヒントに
目標達成や問題解決のための行動のエネルギーを手に入れる方法

自信がなくなっちゃっている方向けに
ぼくの長期的な視点の持ち方
についてお伝えしました。

今日ぼくがご提案した
行動のエネルギーを手に入れる方法は
頭の中や心の中のことを
言葉や表現の正しさに拘らず「言語化」すること
そして、その言語化したものを
「具体的にチャンクダウン」したり
逆に粒の小さい言葉の場合は「概念化」したりすることで
頭の中や心の中のことを「きちんと把握する」ということ

そして、自信がなくなっちゃっているときに
気持ちを楽にする方法として
長期的な視点を持つことで「他者との相対的な比較」から
自由になると言うお話でした

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/9C986TxtO28

ぜひ、動画でおさらいしてみてください

みなさん
正しい手洗い、適切なマスクの着用、三密回避に配慮して
毎日を上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました

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