報告が苦手な管理職へ。上司も部下も変わる、報告の極意

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1. 上長への報告に悩む管理職

「管理職なら、報告くらいスムーズにできて当然だろう」と思う人もいるかもしれません。
しかし、実際には管理職だからこそ報告に悩むケースは少なくありません。
ぼくのコーチングを受けていただいている管理職のクライアントさんも、その一人でした。
彼は日々、部下の報告を受ける立場にありながら、自分自身の上長への報告に対して強い苦手意識を持っていました。
「上司からあれこれ指示をされると思い通りにできなくなるのが嫌なんです」
「上司にどう思われるかが気になって、できれば報告自体を避けたい」
彼の話を聞いていると、「報告」に対して過度なプレッシャーを感じていることがわかりました。
特にこんな場面で、強いストレスを感じていました。

  • 「上司の機嫌が読めないとき」 → 「今このタイミングで話していいのか?」と悩み、結局後回しにしてしまう。

  • 「報告内容に自信がないとき」 → 「突っ込まれたらどうしよう」と考え、結論を濁してしまう。

  • 「上司の反応が冷たいとき」 → 「自分の報告の仕方が悪いのか?」と落ち込み、次回以降の報告が億劫になる。

彼自身、「報告は仕事の一部だから、やらないわけにはいかない」とは理解していました。
しかし、報告するたびに感じる「緊張感」「ストレス」「無力感」によって、
報告が義務感だけのものになり、いつの間にか「避けたい業務」になってしまっていたのです。
しかし、あるとき彼は気づきました。
「もしかして、これは部下の報告の仕方にも影響を与えているのではないか?」
そう思ったとき、報告に対する見方を変えるべきタイミングが来ていると感じました。

2. 報告の仕方を変えてみたら?

クライアントさんは、「自分の報告の仕方を変えてみる」ことからスタートしました。
「上司がどう反応するか?」を気にするよりも、「自分がどう報告すれば伝わりやすいか?」に意識を向けることが大事だと考えたのです。
そこで、次の3つのことを実践してみることにしました。

① 明るい雰囲気で話す

報告の場面では、つい慎重になってしまうことがあります。
「余計なことを言って、話がこじれたらどうしよう」
「ちょっと曖昧にしておけば、深掘りされずに済むかも」
そんな心理が働き、無意識に声が小さくなったり、表情が硬くなったりすることは珍しくありません。
しかし、意識して声のトーンを上げ、リラックスした雰囲気を作ると、上司の表情が少し柔らかくなるのが分かりました。
例えば、報告の際にこんな風に話すことを意識しました。
🔹「〇〇の件ですが、現在ここまで進んでいます。今、課題としてはこの部分があるのですが、○○の方向で進めようと思っています。いかがでしょうか?」
すると、上司の反応がスムーズになりました。
👨‍💼「なるほど、それでいこう」
それまで「報告=指摘される場」と思っていたのが、「報告=提案する場」に変わった瞬間でした。

② 箇条書きで整理し、簡潔に伝える

上司への報告でありがちなのが、「何を言いたいのかが分かりにくくなること」です。
話しながら考えると、言葉がまとまりにくくなります。
一生懸命説明しているつもりでも、「結局、どういうこと?」と聞き返されることがあります。
そこで、「結論 → 背景 → 次のアクション」の順番で整理して話すことにしました。
例えば、以前はこうなりがちでした。
🔸「〇〇の件ですが、実はちょっと問題があって、その……あの……」
このような伝え方を、次のように変えました。
✅「〇〇の件ですが、Aという進め方で対応予定です。理由はBです。Cが課題なので、確認をお願いします。」
すると、上司の理解スピードが上がり、報告がスムーズになりました。
👨‍💼「なるほど、OK。じゃあこのまま進めて」

③ 「イエス」の数を数える

さらに、上司のフィードバックに注目することにしました。
「自分の報告がどれだけ受け入れられているか?」を知るために、
上司が「いいね」「それでいこう」「問題ない」など、ポジティブな反応を示した回数を数えてみました。
これをやってみると、意外なことに気づきました。
「報告の仕方を変えたら、上司の『OK』が増えてきた…?」
それまで報告のたびに「指摘されるかもしれない」と警戒していましたが、実はそうではありませんでした。
よくよく振り返ってみると、「意外と上司はちゃんと話を聞いて、肯定してくれていた」のです。
「報告=詰められる場」だと思い込んでいましたが、そうではなく、「報告=方向性をすり合わせる場」だと気づきました。
こうして3つの実践を続けていくうちに、報告に対する心理的なハードルが下がっていきました。
上長の反応が変わり、自分の意識も変わった

こうして3つの実践を続けていくうちに、報告に対する心理的なハードルが下がっていった

「報告のたびに上司に詰められるかも…」という不安が、
「自分の提案を試せる機会だ」というポジティブな感覚に変わっていきました。

この気づきは、クライアントさんにとって 「報告=嫌なもの」という思い込みを壊すきっかけ になっていったのです。

そして、ここでまた新たな視点に気づきます。

「もしかして、部下たちも同じように、自分への報告を怖がっているのでは?」

そう考えたとき、今度は 「報告を受ける側としての自分の姿勢」 を見直す必要があることに気づいたのでした。

3. 部下の報告の受け方を振り返る

報告の仕方を変えたことで、上司とのやり取りがスムーズになり、心理的なハードルも下がってきました。
そんな中で、クライアントさんはふと、ある疑問を抱きました。
「もしかして、部下たちも同じように、自分への報告をためらっているのでは?」
報告する側の気持ちを理解したことで、報告を受ける側の自分の姿勢を見直すきっかけになりました。
「報告しづらい上司」になっていなかったか?
これまでのクライアントさんは、「部下がもっと主体的に報告してくれたらいいのに」と思うことが多かったそうです。
「大事なことはちゃんと報告してくれよ」
「もっと整理して伝えてくれたら分かりやすいのに」
そんなふうに感じることもあったそうです。
しかし、自分が上司への報告に不安を感じていたことを思い出すと、視点が変わりました。
「部下たちも、自分と同じように、報告をプレッシャーに感じているのかもしれない」

  • 「上司が忙しそうにしているから、話しかけるタイミングがわからない」

  • 「細かいことを報告すると、『そんなことは自分で考えろ』と言われそう」

  • 「相談することで、自分の判断力が足りないと思われるかもしれない」

そんなふうに思って、報告を躊躇している可能性があることに気づきました。
そこで、クライアントさんは、部下が報告しやすい環境を作るために、自分の「報告を受ける姿勢」を見直すことにしました。
報告しやすい上司になるための3つの工夫
部下に「ちゃんと報告しろ」と求める前に、報告しやすい空気を作ることが大切だと考えたクライアントさんは、3つのことを意識するようにしました。

① 先に「結論」を求めすぎない

「で、結論は?」と急かしてしまうと、部下が焦ってしまい、肝心の情報を正しく伝えられなくなります。
以前は、「シンプルに、結論を言え」というスタンスでしたが、これが逆に部下を委縮させている可能性があると気づきました。
そこで、「結論は最後でいいから、まず状況を整理して話してみて」と促すようにしました。
すると、部下も安心して話せるようになり、結果的に報告の質が上がっていきました。

② 「ここまでの話で、他に気になることはある?」と聞く

報告を受けると、つい「もっと端的に」「もっと分かりやすく」と思ってしまうことがあります。
しかし、それを指摘する前に、「ここまでの話で、他に気になることはある?」と促すだけで、部下が自分で考えて話を整理し始めることに気づきました。
報告の途中で、「もう少し詳しく説明してくれる?」と付け加えるだけで、部下自身が「伝え方を工夫しよう」と意識するようになったのです。
これまでは、「報告を簡潔にさせること」を重視していましたが、今は「部下が自分で考えながら伝えること」を優先するようになりました。

③ 報告を「評価の場」にしない

部下が報告をためらう理由の一つに、「ダメ出しされるかもしれない」という心理的な抵抗があります。
そのため、報告の場では、すぐにジャッジするのではなく、
「この報告を受けて、自分は何を決める必要があるのか?」に意識を向けるようにしました。
「こういう考え方もあるかもしれないね」
「この視点はいいね、ここを少しブラッシュアップするともっと良くなるよ」
そんなふうにフィードバックすることで、部下が報告しやすい雰囲気を作ることを意識しました。
報告は「上司のため」ではなく「チームのため」
こうした工夫を続けていくうちに、部下からの報告の質も変わっていきました。
以前よりも、部下が主体的に報告してくれるようになり、「上司に言われる前に、自分から伝えよう」という空気が生まれました。
「報告は、上司のためではなく、チームのためにするもの」
この視点を持つことで、部下の報告に対する考え方も変わり、結果的にチーム全体のコミュニケーションがスムーズになりました。
そして、クライアントさん自身もこう感じました。
「報告の仕方を変えることは、自分の伝え方を変えることだけじゃなく、受け止め方を変えることでもあったんだ」
報告は一方通行ではなく、「受ける側」が変わることで、する側も変わるものなのです。

4. 「報告」は上司部下の関係を映す鏡

この経験を通じて、クライアントさんが得た最大の学びは、
「報告の仕方を変えるだけで、チームのコミュニケーション全体が変わる」 ということでした。

多くの管理職は、部下に対して 「もっと分かりやすく報告してほしい」 と感じています。
だからこそ、「部下の報告の仕方を改善しなければ」 と考えがちです。

しかし、クライアントさんが実感したのは、
「部下の報告の仕方を変える前に、上司としての報告の受け方を変えることが重要だ」 ということでした。

報告というのは、ただの情報伝達ではありません。
それは、「お互いの考えをすり合わせる場」 であり、「チームの文化を形成するもの」 でもあります。

「上司が変わることで、部下も変わる」

もし、あなたが 「部下の報告の仕方が悪い」 と思ったことがあるなら、
それは 「上司としての自分の受け止め方」 を見直すチャンスかもしれません。
• 部下は報告しやすい雰囲気を感じているか?
• 上司として、結論ばかりを求めていないか?
• 部下が主体的に報告できる関係性を築けているか?

クライアントさん自身、「自分の報告に不安を感じていた時期」 があったからこそ、
「部下も同じような気持ちでいるのでは?」 と考えることができました。

そして、報告の受け方を変えたことで、
「部下からの報告の質が変わり、チーム全体の会話がスムーズになった」 という成果が生まれました。

「報告=チームの文化を作るもの」

あなたの組織のコミュニケーションを良くするために、
まずは 「自分自身の報告の受け方」 を見直してみるのも一つの手です。

報告を 「指摘の場」ではなく「前向きな意見交換の場」 にすることで、
チーム内の会話が活発になり、部下が主体的に動きやすくなる環境 が生まれます。

「報告の仕方を変えることは、単なる業務改善ではなく、チームの未来をつくること」

そう考えると、報告の時間が、ただの業務連絡ではなく、
チーム全体の成長を促す機会 に変わっていきます。

管理職として、今日からできること

✅ 部下が話しやすい雰囲気を作るために、報告の途中で『で、結論は?』と急かすのではなく、『もう少し詳しく教えて?』と促してみる
✅ 報告の内容だけでなく、「報告のしやすさ」もチェックする
✅ 報告の場を「評価」ではなく「成長の場」として活用する

報告を変えることは、チームの文化を変えること です。
その第一歩は、上司であるあなたの受け止め方から 始まります。

「報告が変われば、チームが変わる」

その変化を、今日から試してみてください。

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🚀 「タスクが終わらない…」から卒業!工数見積もりで劇的に変わる仕事の効率化テクニック

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1. はじめに

💬 「業務が忙しくて手一杯になってしまい、自分のビジネスパーソンとしての成長のための勉強する時間が取れない」
これは、とあるクライアントさんからコーチングセッション中におっしゃっていたリアルな悩みです。多忙な日々を過ごす中で、目の前のタスクに追われ、長期的な成長やスキルアップの時間が後回しになる──こんな経験、あなたにもありませんか?
この相談をきっかけに改めて感じたのは、適切な工数見積もりと時間管理がいかに重要かということです。タスクごとの工数をあらかじめ把握できれば、

  • ⏱️ 必要な時間を意識して確保できる

  • 📋 優先順位を整理できる

  • 🚀 より効率的に業務を進められる

といったメリットが得られます。
さらに、工数管理の精度が上がっていけば、類似のタスクを通じて自分の業務遂行力を計測することも可能です。これにより、
✨ 自分の成長を可視化する物差し
🎯 スキルアップの進捗を確認できる指標
としても活用できるのです。
工数見積もりは、単に「何時間かかるか」を知るだけではありません。自分の働き方やタスクの進め方を振り返り、改善するための重要な手法なのです。
📊 本記事では、個人の業務効率を高めるための工数見積もりのテクニックと実践方法をご紹介します。あなたの時間管理が、もっと自由で、もっと効果的になるヒントをお届けします!

2. 工数見積もりの基本原則

工数見積もりを正確に行うためには、いくつかの基本原則を押さえることが重要です。この原則を意識することで、スケジュールの精度が向上し、無理のない業務計画を立てることができます。

✅ 2-1. 具体的なタスクに分解する

大きなタスクを漠然としたまま見積もるのは非常に難しいものです。
「資料作成」や「企画立案」といった曖昧なタスクではなく、以下のように細分化することがポイントです。

  • 例: 「資料作成」 → 「情報収集(1時間)」「アウトライン作成(30分)」「スライド作成(2時間)」「最終確認(30分)」

タスクが具体的になることで、どこにどれだけの時間が必要かが明確になり、見積もりの精度が格段に向上します。

📊 2-2. 過去のデータや経験値を活用する

工数見積もりは、「感覚」だけで行わないことが重要です。
過去に似たようなタスクをどれくらいの時間で終わらせたか、振り返ることでより現実的な見積もりが可能になります。

  • ポイント:

    • 以前のタスク完了までの時間を記録しておく

    • 同じ作業でも、何が早く終わった要因だったかを分析する

    • チームメンバーや同僚の実績と比較するのも効果的

これにより、見積もりが**「なんとなく」から「根拠ある予測」**へと進化します。

⏳ 2-3. 見積もりにバッファを組み込む

スケジュール通りに進むことを前提とするのは危険です。
**「予期せぬトラブル」「想定外の割り込みタスク」**に備えて、余裕(バッファ)を確保しておくことが不可欠です。

  • バッファの考え方:

    • タスクごとに5〜20%程度の余裕時間を設定

    • 重要な期限がある場合は、完了予定日の1〜2日前を「内部締切」にする

    • 突発対応が多い人は、1日の中で**「何も予定を入れない時間」**を意図的に作る

特に、工数見積もりに慣れない間は、バッファを上手に組み込むことが重要です。
見積もりの精度が不十分な状態でタイトなスケジュールを立ててしまうと、**「予定通りに終わらない」**という事態が頻発してしまいます。しかし、バッファがあれば、予想以上に時間がかかった場合でも慌てることなく対応でき、結果としてスケジュールの信頼性が向上します。
バッファは単なる“余裕時間”ではなく、不確実性への保険であり、計画の安定性を保つための重要な要素です。これにより、精神的な余裕も生まれ、スケジュールの遅延やストレスを最小限に抑えることができます。

🎯 まとめ

  • タスクは具体的に分解する → 見積もり精度アップ

  • 過去の経験を活かす → 感覚に頼らない根拠ある見積もり

  • バッファを組み込む → 突発事態にも対応可能な柔軟性

これらの基本原則を押さえることで、工数見積もりの精度が向上し、日々の業務効率化に直結します。
次は、これらを活用した具体的な工数見積もりのテクニックについてご紹介します。

3. 主な工数見積もりの手法

工数見積もりの精度を高めるためには、状況に応じて適切な手法を活用することが重要です。ここでは、個人の業務効率化に役立つ3つの工数見積もりの手法をご紹介します。

📋 3-1. 類似タスクをベースにした類推見積もり

過去に経験した類似タスクを参考にすることで、見積もりの精度を簡単に向上させることができます。
たとえば、「前回の資料作成は3時間かかったから、今回も同じくらいかかりそうだな」といった感覚的な予測だけでなく、どこが似ていてどこが異なるかを分析することがポイントです。

  • 実践ポイント:

    • 類似タスクの実績時間をメモしておく

    • **違い(内容の複雑さ、作業量の増減)**を考慮して調整する

    • 同じタスクでも、自分のスキル向上ツールの進化によって必要時間が変わることを意識する

この手法は、特にルーティンタスク繰り返し発生する業務で効果的です。

🧩 3-2. タスクを分割して部分ごとに見積もる分解法

一つの大きなタスクを小さな作業単位に分解することで、より正確な工数見積もりが可能になります。
大きなタスクは曖昧さが多く、見積もりが難しいため、細かく分けることで**「何をやるのか」「どれくらいかかるのか」**が具体化されます。

  • 実践ポイント:

    • まずはタスクを3〜5個程度のサブタスクに分割する

    • 各サブタスクごとに必要な時間を見積もる

    • 最後に全体を合計し、必要ならバッファを追加する

  • 例: 「プレゼン資料作成」

    • 情報収集(1.5時間)

    • アウトライン作成(30分)

    • スライド作成(2時間)

    • 最終確認(30分)

この手法は、特に複雑なタスク新しい業務に取り組む際に役立ちます。

⚠️ 3-3. リスクを考慮したリスクベース見積もり

タスクには、予測できるリスク予測しにくい不確実性がつきものです。
この手法では、あらかじめ想定されるリスクを考慮し、その影響に応じて工数を調整します。

  • 実践ポイント:

    • **「何がうまくいかない可能性があるか?」**を考える

    • そのリスクが発生した場合に追加でどれくらいの時間が必要かを見積もる

    • リスクの発生確率影響度を考慮してバッファを調整する

  • 例:

    • 新しいツールを使う → 「設定に手間取るかも?」(+30分のバッファ)

    • 関連資料が遅れて届く可能性 → 「待機時間が発生するかも?」(+1時間の余裕)

この手法は、不確実性が高いタスク新しい挑戦をする場面で特に効果的です。

🚀 まとめ

  • 類推見積もり → 過去の経験から効率的に予測

  • 分解法 → 大きなタスクを小さく分けて精度アップ

  • リスクベース見積もり → 不確実性を考慮して余裕を確保

状況に応じてこれらの手法を組み合わせることで、より正確で実践的な工数見積もりが可能になります。
また、最初のうちは自分のタスク見積もりの精度が低いことを前提に考えることも大切です。そのうえで、可能な限り精度を上げる工夫を続けながら、**最後は思い切りよく「割り切って決めること」**も必要なテクニックです。完璧な見積もりを目指すよりも、実践を通じて少しずつ改善していく姿勢が、結果的に業務効率化への近道となります。
次は、よくある見積もりの落とし穴についてお話しします。

4. よくある工数見積もりの落とし穴

工数見積もりは、慣れてきたとしても意外な落とし穴にハマることがあります。ここでは、特に多くの人が陥りがちな3つの落とし穴をご紹介します。これらを意識するだけでも、見積もりの精度は大きく向上します。

🚩 4-1. 楽観的すぎる見積もり

多くの人がついやってしまうのが、**「これならすぐ終わるはず!」**という楽観的な見積もりです。例えば、タスクに対して自信があったり、過去にスムーズに進んだ経験があると、無意識に短めの時間で見積もってしまうことがあるかもしれません。

  • なぜ起こる?

    • **「完璧に進めば」**という理想的なシナリオを前提にしてしまう

    • 自分のスキルや経験を過信しがち

  • 回避するためのポイント:

    • 過去の実績データと照らし合わせる

    • **「何か想定外が起きるとしたら?」**と自問する

    • 必ずバッファ時間を組み込むことを習慣化する

🌪 4-2. 不確定要素を無視する

タスクの見積もりで見落とされがちなのが、**不確定要素(予期しない問題や障害)**の存在です。新しいツールの使用、他人への依存タスク、体調不良、急な割り込み対応など、予定外のことは思った以上に発生します。

  • よくある不確定要素:

    • 外部要因: クライアントや他部門の遅延、急な会議の追加

    • 技術的課題: 新しいシステムの不具合、思わぬエラー

    • 個人的な事情: 体調不良、集中力の低下、モチベーションの波

💡 サラリーマン時代の実体験から学んだこと
ぼく自身のサラリーマン時代の経験でも、この不確定要素がどれほど計画に影響するかを痛感しました。
たとえば、直営の工場で新しい製品の生産を立ち上げる際、
まずは、最初にピッチタイム(作業単位あたりの標準時間)を測定し、
「ピッチタイム × 生産数量」 で必要な工数を算出して計画を立てます。
しかし、これが理論通りにうまくいくことって思うほどありませんでした。
特に、人間の手作業が多い工程では、以下のような不確定要素が生産性に大きな影響を与えることが頻繁にありました。

  • 担当者の体調や心理的な状態によるパフォーマンスの変動

  • 時間の経過による疲労や集中力の低下

  • 作業ミスによる手戻りやトラブル発生

どんなに綿密な計画を立てても、こうした「人間特有の変数」を無視してしまうと、計画は簡単に崩れてしまうのです。

⚙️ 個人の工数管理に活かすポイント
この経験は、個人の工数管理にもそのまま活かすことができます。
タスク見積もりでは、つい**「理想的な自分」**を前提にしてしまいがちですが、現実には日々のコンディションは変化します。

  • 「午後は集中力が落ちやすい」 → 重要なタスクは午前中に配置

  • 「長時間の単純作業は飽きてパフォーマンスが下がる」 → 途中で小休憩やタスク切り替えを挟む

  • 「気分が乗らない日もある」 → 柔軟に対応できる余白をスケジュールに確保する

こうした不確定要素を見越してバッファを設けることで、タスクが予定通りに進まないリスクを大幅に軽減できます。

🚀 ポイントまとめ

  • **不確定要素は「例外」ではなく「前提」**として考える

  • 「人間特有の変数」(体調、気分、疲労)も見積もりに織り込む

  • 完璧なスケジュールではなく、変化に対応できる柔軟な計画を目指す

不確定要素を無視せず、むしろ計画の中に**「あって当たり前」**として組み込むことが、リアルな工数見積もりの第一歩です。

🔍 4-3. タスクの詳細化が不十分

タスクをざっくりとしたまま見積もってしまうと、思わぬ時間のロスが発生します。例えば、**「資料作成」**というタスクだけを設定しても、実際には「情報収集」「構成の作成」「デザイン調整」「最終チェック」など、多くの工程が含まれています。

  • なぜ起こる?

    • タスクの全体像は見えていても、細かい作業内容が曖昧

    • 詳細化する手間を省こうとしてしまう

  • 回避するためのポイント:

    • 分解法を使ってタスクを小さな単位に細分化する

    • 各工程ごとに具体的なアクションを書き出す

    • **「このタスクは、他にやるべきことが隠れていないか?」**と自問する

🚀 まとめ

  • 楽観的すぎる見積もり → 過信せず、現実的なバッファを設定

  • 不確定要素の無視 → 予測できるリスクは事前に考慮する

  • タスクの詳細化不足 → 細かく分解して抜け漏れを防ぐ

工数見積もりは、「計画を立てて終わり」ではなく、振り返りながら精度を上げていくプロセスです。これらの落とし穴に気づき、適切に対処することで、あなたの時間管理スキルは確実に向上します。

🚀 では、どうすればこの落とし穴を避けられるのか?
工数見積もりの落とし穴を理解したうえで、次は見積もりの精度を高め、安定したスケジュール管理を実現するためのコツをご紹介します!

5. 工数見積もりを改善するコツ

工数見積もりは、一度やり方を決めたら終わりではありません。日々の業務の中で実践と振り返りを繰り返すことで、少しずつ精度を高めていくことが大切です。ここでは、工数見積もりを継続的に改善するための3つのコツをご紹介します。

🔄 5-1. 定期的に見直して学びを反映する

工数見積もりの精度を上げるための最も基本的な方法は、**「振り返りの習慣化」**です。
タスクが完了した後に、次のようなポイントを確認してみましょう。

  • 「実際にどれくらい時間がかかったか?」

  • 「見積もりと実績に差があった理由は?」

  • 「次回に活かせる気づきは何か?」

たとえば、**「思ったよりも資料作成に時間がかかったのは、情報収集に手間取ったから」といった具体的な振り返りがあれば、次回は「情報収集の段階で時間を多めに確保する」**といった改善ができます。
この振り返りを繰り返すことで、工数見積もりの精度が少しずつ向上し、無理のない計画が立てられるようになります。

🤝 5-2. 他人の工夫や経験から学ぶ

工数見積もりを改善するためには、**「自分一人の経験だけに頼らないこと」**も重要です。
たとえば、周囲の人がどのようにタスクを進め、時間を管理しているのかを観察したり、気軽に話を聞いてみることで、新しい気づきが得られることがあります。

  • こんな工夫が参考になる!

    • **同僚や友人の「時間の使い方のコツ」**を聞いてみる

    • 読んだ本や記事、動画などからタスク管理のアイデアを取り入れる

    • SNSやブログで、他人の仕事術や生産性向上の方法をチェックする

必ずしも正解を探す必要はありませんが、**「あ、こういうやり方もあるんだ!」**という気づきが、工数見積もりの新しい視点を与えてくれます。

⚡ 5-3. 工数の見積もりに基づいてタスクの優先順位を調整する

工数見積もりの結果を**「単なる数字」**で終わらせず、タスクの優先順位付けに活用することが大切です。
たとえば、以下のような判断ができるようになります。

  • 「このタスクは予想以上に時間がかかるから、先に取り組もう」

  • 「短時間で終わるタスクは、スキマ時間に効率よく片付けよう」

  • 「時間がかかりすぎるなら、作業を分割して進めやすくしよう」

また、**「このタスクはそこまで時間をかける価値があるか?」**といった視点で、不要な作業を見直すきっかけにもなります。
タスクの見積もりと優先順位を連動させることで、日々の仕事の中でより戦略的に時間を使えるようになります。

🚀 まとめ

  • 定期的に見直して学びを反映する → 振り返りで見積もり精度を少しずつ改善

  • 他人の工夫や経験から学ぶ → 周囲のアイデアを取り入れて新しい視点を得る

  • 工数に基づいて優先順位を調整する → 効率的なタスク管理で時間を最大化

そして何より、完璧な工数見積もりを求めすぎないことも大切です。
最初は見積もりの精度が低くても構いません。**「振り返り → 改善 → 実践」**を繰り返す中で、自分にとって最適な見積もりのスタイルが自然と身についていきます。

🎯 6. まとめ

工数見積もりは、単なる時間の計算ではなく、自分の働き方を最適化するための重要なスキルです。しっかりとした工数見積もりを行うことで、日々の業務だけでなく、長期的なキャリアの成長にも大きなメリットをもたらします。

✅ しっかりした工数見積もりがもたらすメリット

  • 計画性の向上: タスクごとの所要時間が明確になることで、無理のないスケジュールを立てられるようになります。

  • ストレスの軽減: 見積もりに基づいて余裕を持った計画を立てることで、突発的なトラブルにも冷静に対応できます。

  • 生産性の向上: 自分の業務遂行能力を可視化することで、効率的な時間の使い方が身につき、より多くの成果を出せるようになります。

  • 自己成長の可視化: 定期的に振り返ることで、過去の自分と比べてどれだけ成長しているかを確認する指標としても機能します。

🗂️ 工数見積もりの流れ(フローチャート)
1️⃣ タスクを洗い出す

2️⃣ タスクを細分化する(分解法)

3️⃣ 過去のデータや経験を参考に見積もる(類推見積もり)

4️⃣ リスクや不確定要素を考慮する(リスクベース見積もり)

5️⃣ バッファを組み込む

6️⃣ 見積もりを実行 → 振り返り → 改善

このシンプルな流れを繰り返すことで、自然と工数見積もりのスキルが磨かれていきます!

🚀 最後に

最初のうちは、自分の工数見積もりの精度が低いことを前提に計画を立てることも大切です。
そのうえで、可能な限り精度を高める工夫をしつつ、最後は思い切って「割り切って決める」ことも必要なテクニックです。

🔄 見積もりを繰り返すことで精度が向上する
工数見積もりは、一度で完璧にできるものではありません。
最初は予測と実際のズレが大きくても大丈夫です。大切なのは、タスクが終わった後に**「何が良かったか」「どこでズレたか」**を振り返り、少しずつ学びを積み重ねていくことです。

✅ 完璧な見積もりは必要ありません。大切なのは、一歩ずつ改善することです。
行動し、振り返り、少しずつ精度を上げていく。その積み重ねが、あなた自身の成長につながっていくはずです! 🚀
完璧を求めすぎず、実践を通じて少しずつ成長していくこと。
これこそが、工数見積もりを活かして、より自由で、ストレスの少ない働き方を実現するための最大のポイントです。

あなたの毎日が、もっと効率的で、もっと充実したものになりますように! 🚀✨

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本気で部下を成長させる 1 on 1 ミーティングを自分のものにしたい管理職のための7つのコツ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます

「どうして、指示した通りに動けないんだろう」
多くの管理職が持つ悩みの一つかもしれません。

自分にとって、いとも簡単にできてしまうことを
「こうやってやったらいいんだよ」と伝えても
部下はなかなか要領を得ません

多くの日本の企業では、管理職のあり方を学ぶこともなく
現場での成績が評価されて管理職になった
という方が少なからずいらっしゃると思います。

だから、優秀な人材が管理職になっても
「どうやって部下を成長させていけば良いかわからない」
なんて課題に直目する方も多いのだと思います。

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

今日は、ここ数年採用する企業が増えてきている
1 on 1 ミーティングや
普段からの部下の育成、成長の支援に効果を発揮する
「話を聴く」スキル
についてお伝えします。

それでは、参りましょう!

 

最近では、古くからある指示、指導型の人材育成、部下育成ではなく
丁寧な対話を通じて部下の行動を支援し
成果につなげていくという、人材育成、部下育成を進める書籍が
大勢を占めていますね

その方法として
ここ数年で脚光を浴びているのが 1 on 1 ミーティング
部下と上司が定期的に時間を決めて対話をする
その対話を通じて目標達成と成長を促していくというもの

某 有名IT企業が採用して、成果を上げたことで 1 on 1 という名前が
脚光を浴びる様になったようです。

昨年ぐらいからは、ぼくの身の回りでも
1 on 1 ミーティングを実施しているという話を身近で
耳にする様になったり

ビジネスコーチであるぼくのところにも
1 on 1 ミーティングのやりかたを管理職に指導して欲しいという
お話をいただくことも増えてきました。

さて、この 1 on 1 ミーティングですが

定期的に時間を取ることなんて出来ない
とか
やってみたけど、思ったような結果が出ない
とか
そもそも、やり方がよくわからない
とか
ただ、1対1になっただけでこれまでの
指導、指示型のミーティングをしているだけ

なんて、名前だけ 1 on 1 もどうやらたくさんありそうです。

毎週 それぞれの部下と30分間
“今までと同じ” ミーティングをやっているのでは
使う時間が増えただけで、結果は変わりませんよね。

つまり、成果をあげようと思ってやっているのに
逆に効率が落ちたということになります。

 

もしあなたが、このまま今まで通りのやり方で
効果を発揮しない 1 on 1 ミーティングを続けていると
時間ばかりとられてしまいますね

そして、あなたの組織は
チームとして組織力を発揮することができず
優秀な部下は育たず
組織としての的確な成果を得ることがで気なくなるかもしれません

ひいては、あなた自身の管理職としての評価も上がらず
ご自身の組織内での立場や発言力も低下していくかもしれません。

 

その一方で
もしあなたが 1 on 1 ミーティングの
正しい実践の仕方を身につければ

あなたの組織は
チームとしての組織力を余すところなく発揮し
あなたの部門から優秀な部下を次々と輩出し
組織として会社から求められる以上の成果を上げることが
出来るようになるはずです。

 

ビジネスコーチとして活動を始める前の
ぼくは、20年以上 現場のサラリーマンをやっていました
1 on 1 が機能しない現場の状況も熟知しています。
だから、組織の中でで 1 on 1 が機能しない典型的な状況ってだいたい想像がつきます

そして、およそ5,000回におよぶのビジネスコーチングの中で
たびたび管理職の方たちが的確に部下の目標達成を支援することを
支援してきたので、これから本格的に 1 on 1 ミーティングを
実践できるようになるには、あなたが何を身につけていけば良いかが
わかっています。

ビジネスコーチングという 1対1の対話の中で
対話の相手の自発を引き出し、本当にたくさんのビジネスパーソンの
目標へ向かっての行動を引き出してきました。

1 on 1 などを通じた部下との対話で管理職のあなたが
一番最初に身につけると効果的なスキルは
「話を聴く」ことです。

今日ぼくがご提案する
効果的に相手の話を聴くためのポイントは7つ

1、相手との位置関係を設定する
2、適度な相槌をうつ
3、おおむ返しをする
4、時々言い換えをしてみる
5、相手のために聴く
6、それでも質問をする
7、最後まで聴く

それでは、一つずつ解説していきましょう

1、相手との位置関係を設定する

1 on 1 ミーティングなどの
部下との対話の時に話が対立することは
まずないでしょうし、上司の側から出来る限り
避けるべきですよね。

その前提で、相手に対してどの位置に自分が
位置どりをしたら良いかを考えましょう

真剣に話を聴く為には
真正面にたって、相手の目を見て
なんて、ついつい思いがちですが
このポジショニングはあいてと喧嘩をする時の
ポジショニングと一緒ですよね。

ですから、相手との関係性によっては避けた方が良いかもしれません。
ちょっとだけ体を斜めにするだけで
堅苦しい印象を避けることができることがあります。

例えば、会議室であれば角のL字に座るのも
堅苦しさを消すには良いかもしれませんね

あなたが、どこに位置どりをしたら
相手が安心して話をできるか工夫してみましょう。

効果的に相手の話を聴くためのポイント
ひとつめは

相手との位置関係を設定する
でした

2、適度な相槌をうつ

コーチングスクールの体験講座などで
よく、こんなことをやります。

2人でペアになって、話し手と聴き手にになります
まず初めは
話し手が何を話しても
聴き手はそっぽをむいて、相手の話を聞き流しているようにします

次に
話し手が話し始めたら
聴き手は相手の方に体を向けて、「うん」「うん」と頷きながら話を聴きます

これ、試しに身近な誰かとやってみてください
話し手の話しやすさが全然変わります

この「うん」「うん」は聞き流しの後にやる時は
たとえ心がこもっていなくても話しやすくなった気がしちゃいます。

実際の対話では、あまりたくさん相槌を打つと
嘘くさくて話し手は興醒めしてしまうことがあるので
話の流れの重要なポイントを狙って相槌を打ちましょう

効果的に相手の話を聴くためのポイント
二つ目は、適度な相槌をうつ でした。

3、おうむ返しをする

要領は二つ目でお伝えした相槌と同じ感じです

話の流れの重要なポイントで
相槌の代わりに、話し手が言ったのと同じ言葉を
返してみてください

相槌だけだと、単調になってしまったり
わざとらしくなってしまうところに変化をつけることができます

こんな話をしながら
実はぼくは、わざとらしくなっちゃうことが多いので
あんまり使いません 笑

効果的に相手の話を聴くためのポイント
三つ目は、おうむ返しをする でした

4、時々言い換えをしてみる

二つ目でお伝えした 相槌や
三つ目でお伝えした おうむ返し
は、話の重要なポイントで
とお伝えしましたが。

4つ目の言い換えは
話し手が、一通り話し終えて
ふっと一息ついたところで

「それって、こういうことですか?」
のように、同じことを指している別な言葉で質問風に言ったり

話し手の方にとって親しみのある別な分野での比喩
「これこれが、しかじかみたいなものですね」
のように、返してあげると

話し手から
「そうそう」とか
「あ、というよりはむしろなになに」
のように話の展開を促すことができます。

効果的に相手の話を聴くためのポイント
4つ目は、時々言い換えをしてみる でした

5、相手のために聴く

ここいら辺からは、表面的なテクニックではなくて
本質の話です

話を聴く時の、聴き手であるあなたの心の持ち方です

特に、部下と上司の対話となると
上司は自分の思うような方向に部下を誘導したくなるものですが

まずは、あなたが勝手に設定した対話のゴールは一旦手放してください

部下の方は、あなたに話したいと思っていることがあるのです
まずは、それを聴くというスタンスで聴くことに徹しましょう

あなたが発している「相手のために聴く」というスタンスが
話し手に伝わり、相手の方は安心して話ができるようになるはずです。

効果的に相手の話を聴くためのポイント
5つめは、相手のために話を聴く でした

6、それでも質問をする

6つ目も
話を聴く時の、聴き手であるあなたの心の持ち方です

5つ目でもお伝えしましたが
部下の方は、あなたに話したいと思っていることがあります
たとえ、たどたどしくても、話の整理ができていなくても
聴き続けましょう

話し手のお話が、一段落したと思っても
それは、あなたが話す順番が来たのではないと思ってください

そこから、また話し手の方に話す時間を差し上げてください

その時には、話の流れに応じてこんな質問を使うと良いでしょう
「おーなるほど、どうしてそういうふうに感じているのですか?」
とか
「ここのところが、もう少し詳しく教えてもらっていいですか?」
とか
「それが、うまくいったらどんな気持ちになれると思う?」

まだまだ、バリエーションはありそうですが
キリがないので今日はこの三つ

あなたなりに工夫をして
それでも質問をするを実践してみてください

効果的に相手の話を聴くためのポイント
6つ目は、それでも質問をする でした

7、最後まで聴く

7つ目も
話を聴く時の、聴き手であるあなたの心の持ち方です

よく、クライアントとコーチの適切な会話の分量は
8:2 なんて言います

クライアントさん8に対して
コーチが2です。

ですが、この状態に慣れていない方は
一所懸命自分が話すのを我慢しても 8:2にはならないと思います

だから、最初のうちは9:1 か 10:0
にするつもりで、対話に臨みましょう

1 on 1ミーティングは、あなたが話す場ではないと思ってください

それぐらいの心づもりで対話に臨みましょう

最後まで話を聴く
話し手が、もう話すことなくなりました
っていう状態になるまで、話をさせて差し上げてください

効果的に相手の話を聴くためのポイント
7つ目は、最後まで話を聴く でした。

それでは
今日のお話、まとめておきましょう

今日は
部下の成長や目標達成を支援するための
上司と部下の対話の場として
ここ数年で企業において採用されることが多くなっている
1 on 1ミーティングを効果的に実践する方法について
お伝えしました。

今日ぼくがご提案した、管理職の方が身に付けておくと良い
1 on 1 などを通じた部下との対話で管理職のあなたが
一番最初に身につけると効果的なスキルは
「話を聴く」ことです。

あなたに身につけていただきたい
効果的に相手の話を聴くためのポイントは7つ

1、相手との位置関係を設定する
2、適度な相槌をうつ
3、おおむ返しをする
4、時々言い換えをしてみる
5、相手のために聴く
6、それでも質問をする
7、最後まで聴く

この7つです。

会社からの指示で 1 on 1 ミーティングを
やってみたけど、思ったような結果が出ない
とか
そもそも、やり方がよくわからない
とか
ただ、1対1になっただけでこれまでの
指導、指示型のミーティングをしているだけなんて

ご自身がやっている対話が名前だけ 1 on 1 になっちゃってるな
って感じた管理職の方は

ぜひ、今日のお話試してみてください

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/6F9Tw-ifRG4

ぜひ、動画でおさらいしてみてください!

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに配慮して
新しい毎日を上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします

今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました。

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コミュニケーションに苦手意識があっても、苦労せず人との距離を縮めるたった一つのこと

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

先日、あるところでコミュニケーションについてお話をしていたときのことです
ぼくが、身近なコミュニケーションが上手な方についてお聴きしたところ

その、コミュニケーション上手の方がすごいところは
「相手のふところに入るのがとてもうまい」ことだっておっしゃっていました

このコミュニケーション上手な方は
誰かと知り合ってから、フランクに話をできるようになるまでの
時間がとても短いのだそうです

確かに、ぼくがこれまでに知り合ってきた方の中にも
人と仲良くなっちゃうのが上手な方っていらっしゃます

そんな、人と仲良くなるのが上手い方たちが
意識してやっていることや
意識せずにやっていることの中で
ぼくたちが、これから知り合う方と上手に距離を縮めるために
真似できることって、たくさんあると思います

真似ができそうなところは
どんどん取り入れて、真似をしてくと良いと思います

ですが、そんな 人と仲良くなるのが上手な方たちがやっていることの中には
天性かと思えるような、ちょっと真似できない何かを感じてしまうことも
あるかもしれません

そんな、人と仲良くなることに天才性を持っている方たちに
負けないように人と仲良くなるにはどうしたら良いでしょうか

今日は、コミュニケーション下手でも
人との距離を縮める方法について考えてみたいと思います

今日のお話を動画で見たい方はこちらから
https://youtu.be/7jdfNhVAtWY

はじめに今日のまとめです

ビジネスの世界でもプライベートでも
ぼくたちは人との関わりを全くなくして
生きていくことはできません

だからコミュニケーションは上手な方が
ビジネスもプライベートもうまくいく確率は高くなるはずですよね

だけど、たくさんのビジネスパーソンの方とお話をしていると
コミュニケーションに悩んでいる方が結構多いと感じます

とくに、コロナ禍においてオンラインでのコミュニケーションの比率が
多くなっている現在
多くの方にとって、対面でのコミュニケーションに比べると不慣れな
オンラインでのコミュニケーションは上手くいかなかったり
悩みの種になりやすいかもしれませんね

今日、ぼくがご提案する
コミュニケーション下手でも人との距離上手に縮める方法はたったひとつ

それは、
距離を縮めたい方との、コミュニケーションの回数を増やすことです

この、コミュニケーションの回数を増やすときに
距離を縮めるのに効果的なポイントが3つあります

その3つとは
1、初対面の時に、最低限 普通以上の印象を与えること
2、相手の方がうっとおしいと感じない頻度を保つこと
3、2回目以降で、ちっちゃな頼み事をしてみる

人との距離を縮めるのがあまり得意ではないけど
仕事やプライベートで相手の方との距離を
より効果的に縮めたい場面があると言う方は

3つのポイントの詳しい説明も後半でお話しているので
ぜひ、最後までお話聞いてくださいね

それでは、もう少し詳しくお話をしていきましょう

今日ぼくがご提案している
「距離を縮めたい方との、コミュニケーションの回数を増やす」
の根拠になっているのは
心理学の世界で言われる「単純接触効果」と言われる物です

単純接触効果とは
ぼくたちは
人や物に何度も接することで
その人や物に対して好意度があがったり印象が高まる効果がある
と言う物です

これは
アメリカの心理学者 ロバート・ザイアンスさんが論文にまとめたことで
世に知られるようになった物です

ですので
単純接触効果 以外の呼び方としてザイアンスの法則って
言われたりすることもあります

この単純接触効果を利用した物で
ぼくたちが一番たくさん経験しているのは
テレビなどでのコマーシャルですね

何回も同じコマーシャルを見ていると
だんだんそのコマーシャルに好感を持つようになったり
そのコマーシャルで広告をしている商品に好印象を持つようになったりします

皆さんにも経験があると思います

AppleのテレビのCMなんかわかりやすいですよね

かっこいい場面で、素敵な音楽と共に、iPhoneなんかを
使っているシーンを見ると

あのCMかっこいいから、また観たいなっておもって
で、何度もそのCMを見ていると iPhoneを買い換えたくなってきちゃう人って
多いと思います

これが、単純接触効果をぼくたちがとてもわかりやすく
経験している場面です

ぼくたちが、この単純接触効果を自分で実践するのは
それほど難しくはなくて
シンプルにメールやチャット、Zoomや
もちろん対面も含めて 距離を縮めたい相手の方と
コミュニケーションを取る回数を増やすようにすれば良いのです

ここに、冒頭に出てきたコミュニケーション上手の方が持っているような
天才性は必要ありません

ただ、回数を増やせば良いのです

このときにちょっと気気を配ると効果を発揮しやすいポイントが3つあります
その3つとは

1、初対面の時に、最低限 普通以上の印象を与えること
2、相手の方がうっとおしいと感じない頻度を保つこと
3、2回目以降で、ちっちゃな頼み事をしてみる

この3つです

具体的におつたえすると

1、初対面の時に、最低限 普通以上の印象を与えること

いくら接触回数を増やしていっても
初対面での印象が、良くないと
相手の方はあなたに会う度に、あなたのマイナスに感じるところを
探すようになる可能性が高くなります

その方が、はじめに感じたよくない印象が正しいと思いたいので
あなたが、印象がよくない人だという理由を他にも探し始めちゃうことがあるからです

ですので、特に初対面の時はよくない印象を
与えないようにする配慮はしましょう

ここで「良い印象を与えましょう」って考えちゃうと
きっとコミュニケーションが得意ではないって思っている方にとっては
負担が大きくなるので、最低限目指すところは0点です

マイナス点でなければOKそうすれば
2回目以降の接触で効果が出やすくなります

単純接触効果をより効果的にするコツ
ひとつめは
初対面の時に、最低限 普通以上の印象を与えること
でした

つぎに
2、相手の方がうっとおしいと感じない頻度を保つこと

初対面での印象で0点を目指しているので
2回目以降の頻度が高すぎるとうっとおしく感じてしまうかもしれません

いま、あなたの印象は0点
つまり好きでも嫌いでもないわけですから
程よい頻度に考慮して
単純接触効果が現れるように
コミュニケーションの回数を積み重ねていきましょう

単純接触効果をより効果的にするコツ
ふたつめは
相手の方がうっとおしいと感じない頻度を保つこと

最後に
3、3回目以降で、ちっちゃな頼み事をしてみる

3回目と言うのには、根拠はないのですが (笑)
コミュニケーションの回数を増やすことができて
あいてが、あなたに悪くない印象をもっているなと思えたら

ちっちゃな頼み事をしてみてください

心理学の世界では、
「ヒトは頼み事をしてきた相手の人を好きになりやすい」と
言われています

この理由の説明は諸説あるようですが

少なくとも、頼まれごとをこなしている間は相手の方はあなたのことを考えているわけで
これもパーチャルな接触効果ですよね

そして、その頼まれごとが達成できたら
相手の方の自己効力感や自己肯定感も上がります
つまり、あなたは相手の方の自己効力感や自己肯定感を上げるのに
一役買ったことになりますね

これを、活用しましょう

ですが、いきなり相手にとって大きな負担になるような
頼み事をしてしまうと「めんどくさい奴」になってしまうので

相手の方にとって、さほど難しくないちっちゃな頼み事をしてみましょう

単純接触効果をより効果的にするコツ
3つ目は
3回目以降で、ちっちゃな頼み事をしてみる
でした

それでは
今日のお話をまとめておきましょう

ビジネスの世界でもプライベートでも
ぼくたちは人との関わりを全くなくして
生きていくことはできません

だからコミュニケーションは上手な方が
ビジネスもプライベートもうまくいく確率は高くなるはずですよね

だけど、たくさんのビジネスパーソンの方とお話をしていると
コミュニケーションに悩んでいる方が結構多いと感じます

とくに、コロナ禍においてオンラインでのコミュニケーションの比率が
多くなっている現在
多くの方にとって、対面でのコミュニケーションに比べると不慣れな
オンラインでのコミュニケーションは上手くいかなかったり
悩みの種になりやすいかもしれませんね

今日、ぼくがご提案する
コミュニケーション下手でも人との距離上手に縮める方法はたったひとつ

それは、
距離を縮めたい方との、コミュニケーションの回数を増やすことです

そして、コミュニケーションの回数を増やすときに
距離を縮めるのにより効果的にするコツが3つあります

その3つとは
1、初対面の時に、最低限 普通以上の印象を与えること
2、相手の方がうっとおしいと感じない頻度を保つこと
3、2回目以降で、ちっちゃな頼み事をしてみる

この3つです

人との距離を縮めるのがあまり得意ではないけど
仕事やプライベートで相手の方との距離を
より効果的に縮めたい場面があると言う方は
ぜひ、試してみてください

今日のお話を動画にしました

ぜひ、動画でおさらいをしてみてください

みなさん
正しい手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを保って
新しいライフスタイルを、上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までご覧いただきありがとうございました

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「自信」なんてなくたっていいと想う話

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こんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

自信を失うことってありますよね

一所懸命やっていても
結果が出ないと、だれでも自信がなくなったり

なにが他のことでうまくいかないことがあっても
ビジネスや好きなことに取り組むときの
自信が削がれてしまうことがあります

一方で、ビジネスパーソンの中には
自信に満ち溢れて見える方がいらっしゃいます

そういった、自信に満ち溢れているビジネスパーソンを見て
羨ましいって思う方も多いのではないでしょうか?

今日は、自信てなんだろう?
とか
自信を失ったときの対処について
考えてみたいと思います

今日のお話を動画で見てみたい方はこちらから
https://youtu.be/4SZ5bs6EIAg

はじめに、今日のまとめです

ぼくは、自分の専門分野の能力やスキルに対しては
自信を持つ必要はないと思っています

そしてもし、あなたが今何かの理由で自信を失っていたら
この3つを意識してみてください

ひとつめ
自分の自己評価は適正でないことが多いということ
その傾向として
自分が未熟な分野では自己評価は高くなる傾向があり
自分の習熟度が高い分野では自己評価が低くなる傾向があるということ

ふたつめ
微差を観る
慢心やマンネリ化飽きる
ということを起こさないために必要なのは
微差を観るということ

三つ目
本当に自信を持つべきところおは
「その分野における自分の能力やスキル」ではなくて
「その分野に対する、愛情や熱意や情熱」ではないか

ぼくはそんな風に思っています

それでは、具体的にお伝えしていきましょう

物事の進めていくときに
恐る恐るやっていると
うまくいかないことが多いと思います

そういう状態を回避するために
自己啓発の世界では「自信を持つのに理由なんかいらない」
と言ったりします。

だから、根拠なく自信を持ってやれ!と伝えたり
自信がなくても堂々とやれ
なんて伝え方をすることもありますね

たしかに、ぼくも物事に取り組むときには
毅然とした態度でいるのはとても大事だとおもっています

ぼくは、仕事柄「これから副業をはじめたい」と言う方と
お話をしたり、そう言った方達のお手伝いをすることが
たくさんあります

そう言った方と「どんな分野で副業をやるか」という
話をしていると、ときどき
「でも、今の私のレベルだとまだ始められない」
とおっしゃる方が結構たくさんいらっしゃいます

そ言う言う方たちの多くは
その分野で、こんな資格を取ったらやります
とか
これぐらいのレベルになったら始めます
と言ったことをよくおっしゃるのですが

その後のパターンとしてよくあるのは
その資格を取得したり
そのレベルに達したときに
こんな風に言い始めるのです

ここまでやってみて、分かったのですが
これではまだ不十分で
やっぱり、こっちができるようになったら
はじめます

こう言って、スタートをまた先延ばしにするのです

その方なりの事情ってあるのだと思うのですが

意地悪な解釈をすると、それって
やらない理由を探しているんじゃないかっておもっちゃいます

ビジネスコーチという仕事柄
クライアントさんや、他の方のことって
こんな風に距離を置いてみることができる場面が多いですが

自分自身に距離をおいて見るのって
なかなか難しいですよね

ぼくの場合、自分自身に距離を置いてみることが
できなくなる時って

やっぱり
自分に自信がなくなっている時
が多いと感じます

そんなときって、多くの方は
冒頭でお話ししたような
自信に満ち溢れた方をみると
ちょっと羨ましく思っちゃうかもしれません

だけど、自信って本当に必要なのでしょうか?

ぼくの空手の先生はとても小さな違いを
とても大切にしています
ちょっとした、拳の握り方の違い
ちょっとした、足を置く位置の違い
ちょっとした、意識の持ち方の違い

イチロー選手が
打席に立つときに細かなチェックポイントを
たくさん持っているのとすこし近い感じでしょうか

ダンニングクルーガー効果
という言葉をご存知でしょうか?

人間が持っている
認知バイアスの一つです

ウィキペディアから抜粋すると
「能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう」傾向があるということで

孔子は「真の知識は、自分の無知さを知ることである」
と語っています
また、劇作家のシェイクスピアは、喜劇「お気に召すまま」の中で
「愚か者は自身を賢者だと思い込むが、賢者は自身が愚か者であることを知っている」
と言っています

ある分野での、習得度や習熟度って
上がれば上がるほど「細かい」うまく行っていないこと
に気がつきやすくなるはずです

そして、それは他者に対しても、自分自身にも向かっても
あるるはずなので達人に近づけば近づくほど
自分の「こまかな出来ていないこと」に気がつくようになるはずです

その反対に
もう、自分は出来るって自信を持ってしまったら
その「こかまな出来ていないこと」に気づく感性が
はたらかなくなってしまう気がします

「こまかな出来ていないこと」に気がつけなくなったら
そこから先は上達できないのではないかということです

達人って、微差を見つめて、その微差を修正、改善し続ける人
のことなのかもしれません

だから、ぼくはこう言った技術、スキルと言った部分での
自信ってもたない方がいいんじゃないかって思うんです

その一方で先ほどあえて「毅然」という言葉を使いました
達人は、それに取り組む姿勢に対して妥協を許さない
ところがあるように思います

達人はきっと能力やスキルに対して不必要な自信を持つことはないけれど
取り組む姿勢は、毅然としている

つまり、その分野に取り組む愛情とか熱意とか情熱には
自信があるのではないでしょうか

そして、達人のレベルになると
傾けている熱意とか情熱とかもすごく細かいところに向いているので
他の誰かとの、相対的な比較とかってほとんど興味がなくなっていると思うのです
だから、迷うことなく自分の愛情や熱意や情熱に自信を持つことができます。
これこそ、本当に自分が勝手に持っていい自信
なんじゃないかなって思います。

その分野にとりくむ愛情とか熱意とか情熱に
自信を持つことって、それこそ今すぐにでもできそうですね

人間て
何か新しいことを始めた時って
ワクワク感もあるし、学ぶことも多いので
すごく楽しいですよね

だけど、ある程度の期間つづけていると
だんだん、新鮮さみたいなものがなくなってきて
ワクワクもしにくくなるし、新しい発見の量も減ってきます

ここで、自分なりの目標とか、その時どきの目標をもって
それを達成することに取り組めると
きっとその分野はずっと楽しいですよね
先ほどの達人で言えば、何かの微差を埋めようとすることが
ここにある気がします

だれでも、
想定した結果が出ない時って、自信を失いやすくなります

だけど、もしかしたら「結果が出ていない」は
本当は何も変化をしていないのではなくて
微差の見落としかもしれません

微差を見つめて、
昨日よりすこしてもよくなるように
繰り返す

やっていることは
他の人から見ると同じように見える平凡なことを
平凡ではない回数繰り返す
達人いになれば、その1回1回の質も随分と違ってくるでしょう

これが非凡ということなのではないか
最近そんな風に思います

昨日よりちょっとだけ違う
これって、きっと誰にでもできます
それを平凡ではない回数繰り返えそう

最近は、自信を見失いそうになると
そんなことを考えます。

それでは、今日のまとめです

ぼくは、自分の専門分野の能力やスキルに対しては
自信を持つ必要はないと思っています

もし、あなたが今何かの理由で自信を失っていたら
この3つを意識してみてください

ひとつめ
自分の自己評価は適正でないことが多いということ
その傾向として
自分が未熟な分野では自己評価は高くなる傾向があり
自分の習熟度が高い分野では自己評価が低くなる傾向があるということ

ふたつめ
微差を観る
慢心やマンネリ化飽きる
ということを起こさないために必要なのは
微差を観るということ

本当に自信を持つべきところおは
「その分野における自分の能力やスキル」ではなくて
「その分野に対する、愛情や熱意や情熱」ではないか

ぼくはそんな風に思っています

今日のお話を動画で見ていただきたい方はこちらから

みなさん
正しい手洗い
マスクの着用
2mのソーシャルディスタンス
で、ニューノーマルなライフスタイルをたのしみましょう!

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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情報発信のネタに詰まったら、やること3つ

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こんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです

いつもお読みいただいて
ありがとうございます。

先日の木曜日に、ぼくが主催している日本橋私塾の
月例会を行いました

月例会のテーマは「問題解決」だったのですが
ご参加の皆さんにシェアをしていただいている時に
情報発信のネタ出しの話になりました

外出自粛、自宅勤務、在宅ワーク
の機運が高まり始めて以降ぐらいでしょうか
この2ヶ月間ぐらい
できるだけ毎日情報を発信しています

そんな僕の状況を見て
毎日の発信のネタをどうやって考えているのか?
というところに話がおよんだのです

具体的にどうやってネタを見つけているか
については、日本橋私塾のその場でお答えしたので
今日はちょっと別な切り口でお伝えします

それは、ネタが詰まった時に
ぼくがやっていることです。

今日のお話を、動画でみてみたい方は
こちら
https://youtu.be/2zj2x5Od93Q

はじめに、まとめです。

ぼくが、動画やブログ、メルマガのネタに
詰まった時にやっていることは
自分に入ってくる刺激を変えるということ
今日ご提案する具体的な方法は3つ

1、場所を変える
2、トランポリンを飛ぶ
3、インプットを変える

この3つです。

それでは、具体的にお伝えしていきましょう

まず、ひとつめ
場所を変える です

ぼくが、まだサラリーマンで
今のビジネスを副業でやり始めた頃のことです。
会社員としての仕事が終わったあとに
自宅に帰って、家で副業の仕事をやろうとすると
どうしても捗らなかったり、仕事に手がつかない
という経験 何度もをしました。

そこで、当時ぼくがやったのは
「家に帰るのをやめる」ということでした

当時の勤め先の仕事が終わったら
行きつけのカフェに行って
仕事をするようにしたのです

自宅という環境を変えて仕事をしてみると
驚くほど捗るということに気がつきました

その後、シェアオフィスに入居して
そこで副業の仕事をするようになったのですが
シェアオフィスでも意図的に座る席を変えるようにします

こうすることで、環境から自分に入力される刺激を変化させる
ことで、アイディアが出やすくなります。

まだ、もうしばらく続きそうな外出自粛の状況で
環境から入力される刺激を変化させる方法として
ぼくが提案するのは、机の向きや座る向きを変えることです。

実は、今回の外出自粛で「ぼくも自宅で仕事をしよう」と
決めた時に机の向きを変えました。

副業を始めた頃に、カフェで仕事をするようになって以降
家で仕事をしなくなっていたのですが

その理由は、副業を始めた当時の
「家では仕事が捗らない」という色眼鏡、思い込みが
結構強く残っていたので「仕事が捗らない」と
思い込んでいる自分の脳を騙すために
机の向きを変えて、色眼鏡、自分の思い込みを
壊しました。

おかげで、自宅勤務に変えてからも
それまでと同じペースで情報発信が
継続できています。

外出自粛で自宅勤務をしているあなたも
情報発信のネタに詰まったり
仕事の捗りが悪くなったり
行き詰まりを感じたら机の向きを変えてみてください

もし、食卓で仕事をしている
という方は、座る場所を変えてみてください

パートナーさんと一緒の方は
席を交換してみるのも良いかもしれません

ネタが詰まった時は
場所を変える。
これが一つ目です。

ネタが詰まった時にぼくがやっていることの2つ目は
トランポリンを飛ぶ です

これは、脳を活性化させる
というのが目的です

ネタが出ないということは
ほとんどの場合、思考が固定化していると思います
固定化しているということは
脳の特定の部分だけ活動していたり
脳の活動が低調になっている
ってことだと思います。

なので脳をもっと活性化させよう
というのがトランポリンです。

トランポリンを飛ぶことで
脳の活性を高めるドーパミンの分泌を促す
と言われています

そして、一説によるとトランポリンを5分間飛ぶと
1km ジョギングしたのと同じぐらいの運動量になる
と言われています。

実際にエクササイズ用のトランポリンを5分間とんで見ていただくと
わかりますが、ふくらはぎの筋肉がとっても刺激されます

ふくらはぎの筋肉が活発に動くと
全身の血流、血液の流れがよくなります
ということは、脳の血流もよくなるはず

つまり
ドーパミンと血流で
脳の活性化を高めることができるということですね

ぼくがネタに詰まった時にやること
2つ目はトランポリンを飛ぶです

もし、あなたのご自宅にトランポリンがない場合は
下半身が動く有酸素運動をやると良いと思います。

お散歩やジョギングでの外出は許されていますから
15分ぐらいジョギングするのもいいでしょうし
こちらでも時々お伝えしている
スキップをするのもよいですね。

ぼくがネタに詰まった時にやること
3つ目は
インプットを変えることです

動画の台本や、メルマガを書き始める時の
きっかけを掴むために
ぼくはよくニュースサイトの
ヘッドラインを眺めたりします。

よく見ているのは
スマートニュースとか日経の電子版ですが
いつも同じサイトを眺めていると
やっぱり刺激を感じにくくなってしまいます
ですので、ネタに詰まった時は
普段はあまり見ない
Yahoo!ニュースをみてみたり
Twitter のトレンドを見たり
という、普段と違うインプットをすることで

頭や感情をちがう角度から刺激をしてみる
ということをやってみます

これをやることで
台本やメルマガを書くきっかけになる
キーワードを手に入れることができます

頭や感情をいつもと違う角度から刺激をしてみる
具体的には
いつもと違うニュースサイトやSNSを眺めてみる

これが、ぼくがネタに詰まった時にやっていることの
3つ目です。

3つをお聞きいただいて
おわかりいただけたと思います

ネタに詰まった時に、ぼくが意識をしているのは
刺激を変える
ということです

外出自粛でもできる
今日具体的にお伝えした方法は
ひとつめ
机の向きを変える、座る場所を変える
ふたつめ
5分間トランポリンを飛ぶ、スキップをする、ジョギングをする
三つ目
いつもとちがう情報ソースを見る

この3つです。

それでは、最後に
整理しておきましょう

ぼくは、この2ヶ月間ぐらい
できるだけ毎日情報を発信をするようにしています。

今日は、ぼくがやっている日々の情報発信の
ネタが詰まった時にその状況を打開するために
やっている3つのことについてお伝えしました。

その3つとは
ひとつめ
場所を変える
外出自粛の今は、ぼくのご提案としては
机の向きを変える、座る場所を変える
ということ

二つ目は
5分間トランポリンを飛ぶ
代替え案として、スキップをする、ジョギングをする

三つ目は
インプットを変える
具体的には
いつもと違うニュースサイトを見るとか
いつも見ないSNSを見てみる
などです。

情報発信のネタに詰まったり
自宅勤務、在宅ワークで
仕事が捗らないとか、行き詰まり感を感じたら
ぜひやってみてください。

今日のお話を、動画にしてみました

https://youtu.be/2zj2x5Od93Q

ぜひ、動画でおさらいしてみてください

みなさん
正しい手洗い、バランスの取れた食事
質の良い睡眠、そして
笑顔を忘れずに
頑張らずに、がんばってこの局面を乗り越えていきましょう

それでは今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました

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副業には必須?ビジネスネームについて考える

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こんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです

副業を始めようとする時に
「会社にバレたくないな」とか
「できれば、身近な人には知られたくないな」
って思う方が結構多いと感じます。

今日は、そんな
周りの人にはばれないように
こっそりと副業を始めたい
と言う方達が、一番最初にやる対策の
ビジネスネーム
につて、お話をしたいと思います。

今日のお話を動画でみたい方はこちらから
https://youtu.be/P_cpGx5ABxc

ぼくは、今は生業にしているコーチングを
まだ会社員だった頃に副業として始めました。
いまから8年ぐらい前のことです。

当時ぼくが勤めていた会社は
副業が禁止されていたので
会社にバレないように、やっていました

世の中的にも、副業って言うと
あまり堂々とやるものではなくって
やっているのは、ちょっと変わっている人
のようなイメージがあったような気がします

ここ数年は、働き方の多様性を推進する
などの理由もあって、政府の後押ししているので
副業解禁の社会的流れが生まれ
大手企業を中心に社員の副業を解禁が進んできました

ぼくが、講師を務めるこれから副業をはじめたい
と言う方向けのセミナーでも
ここ2、3年は副業が解禁された大手企業の方が
参加されるようになってきました。

その一方で、副業のセミナーに参加される方たちに
お聴きしてみると
意外と「副業は解禁されていません」とか
「あんまり、堂々と副業できるような雰囲気ではありません」
なんて声も多くって

3割ぐらいの方が堂々と副業ができる環境で
残りの7割ぐらいの方は
会社にはバレないようにやりたいって
おっしゃっている印象です。

もちろん、この7割ぐらいの
「バレないようにやりたい」という
方達の中には、会社のルールの問題ではなく

心情的に「会社にバレたくないな」とか
「できれば、身近な人には知られたくないな」
と言うような思いもあるように感じます。

そして、この7割ぐらいの
会社にバレたくない方達は

様々な『会社バレ対策』を試みます

典型的な会社バレ対策としては

1、顔出しをしない
2、ビジネスネームを使う
3、確定申告時の注意点を守る

といったところがあげられます。

今日は、この3つのうち
ビジネスネームを使う
について考えてみたいと思います。

ぼくの「たかぎけんじ」という
ひらがなの名前は一応 ビジネスネームです

ですが、本名です。

ぼくは、副業を始める時に
将来はサラリーマンを辞めたい
と考えていたので、独立をした時に
本名に戻しやすい名前にしたい

と考えました

その他に 本名をただひらがなにするだけ
という選択をしたのは

逃げたくないっていう思いがあった気がします

副業っていう環境に甘えずに
コーチングのプロとして活動したい
というような思いです

もともと、自分がそんなに強くない人間だと思っているので
自分自身に対しても
お客様からも
「副業だからしょうがないよね」って
ならない状況に自分を置いておきたかったんですね。

そんな理由で
本名をひらがなにするだけ
というビジネスネームを選択しました。

あ、これ本当に会社にバレてはまずいという方には
お勧めはしません。

あくまで、1人の経営者としての自己責任で
考えてくださいね。

そんなわけで、ぼくのビジネスネームは
ビジネスネームと言うほどのものではないかもしれませんが
ビジネスネームには、会社バレ対策にもいいことがあります

ぼくが考えるビジネスネームのメリットは3つ
1、自分の名前を考えるって楽しい
2、サラリーマンと起業家のスイッチを切り替える
3、自分を客観的にみるスイッチになる

順番にお伝えすると

1、自分の名前を考えるって楽しい
ぼくは、副業として自分でビジネスをはじめてから

自分にまつわる名前を考える機会が3回ありました

ひとつは
ひらがなの「たかぎけんじ」というビジネスネーム

二つ目は
個人事業主としての事務所名

三つ目は
法人設立の時の法人名です

3回やってみて感じるのは
自分が人から呼ばれる名前を自分で
考えるってとっても楽しいと言うことです

とくに、ビジネスネームはわかりやすいですね

一生のうちで
自分の名前を自分で考えることができる
と言う機会ってなかなかないと思います。

こんな名前はどうかな?
この名前にしたらどうなるかな?

と、新しい未来想像をすると
とても、楽しい気持ちになります

2、サラリーマンと起業家のスイッチを切り替える
副業って多くの方は
サラリーマンとしての仕事が終わった後
に取り組む方が多いと思うのですが

本名から
ビジネスネームに自分を着替えるイメージを
もって、起業家としてのスイッチを切り替えると
お勤め先の仕事で疲れいる時も
副業、あなたご自身のビジネスに向かう気持ちを
リフレッシュできると思います。

特に、コーチやコンサルタント、セミナー講師などの
ビジネスをやっている方にとっては
「自分自身が商品」という面があります

「商品を売る」と言うことは
「自分自身を売る」ということとほぼイコールです

でも、やはり本当にプライベートな個人と
商品としての自分自身はどこかで切り分けが必要だと
ぼくは思います。

その時にビジネスネームを使っていると
個人と商品としての自分自身のスイッチを
切り替える時にもビジネスネームは有効ですね

3、自分を客観的にみるスイッチになる
前のパートでもお伝えしたように

コーチやコンサルタント、セミナー講師などの
ビジネスをやっている方にとっては
「自分自身が商品」という面があります

ビジネスネームで考えることで
自分自身から少し距離を置いて
客観的に捉えることがしやすくなるので

商品に課題を感じた時
商品を改善したいと考えた時
などに

より合理的に、改善点を考えることができます。

では、実際のビジネスネームってどうやって考えるのでしょうか?

仕事柄、ぼくは結構たくさんの方が
ビジネスネームを決める時のお手伝いをしてきました

それが、昂じて先日はお子さんが生まれるクライアントさんの
命名のお手伝いまでさせていただくようになりました
クライアントさんが、ぼくと一緒に考えた名前を
お子さんに本当につけていただいたことを
後から聞いた時は、とても嬉しかったです

話を戻して、ビジネスネームのつけ方ですが

比較的多いパターンとして
苗字はそのまま残す方が多いです

これは、ビジネスネームになれないうちに
誰かにビジネスネームで呼ばれて気がつかないと困るから
という理由だそうです。

この場合は、ビジネスネームを考えるは
下の名前と言うことになりますね

基本的には自由に考えていいと思います

憧れている人の名前をもらってきたり
亡くならられたご兄弟の名前を使う方もいます
本名の漢字の読み方を変えたり
本名の読み方を残して漢字を変える
と言うパターンもありますね

先ほどは、苗字を残すとお伝えしましたが

本当に偶然なのですが
ぼくのクライアントさんには珍しい苗字の方が
多かったりします

中には日本全国で200人しかいらっしゃらない
苗字の方だったりします

そんな場合には、苗字を変えることになります

ぼくの、クライアントさんの珍しい苗字の方の事例だと

ある方は
お母さまの苗字を使っていらっしゃいます
別な方は
下の名前の読みが、苗字でも使えるお名前だったので
下の名前をビジネスネームの名字になさっていました

こんなふうに、
みなさんビジネスネームを考えていらっしゃいます

ビジネスネームには、会社バレ対策に意外にも
メリットがあるので
ぜひ、楽しんでビジネスネーム考えてみてください

それでは、今日のまとめです

副業を始めようとする時に
「会社にバレたくないな」とか
「できれば、身近な人には知られたくないな」
って思う方が結構多いと感じます。

今日は、そんな
周りの人にはばれないように
こっそりと副業を始めたい
と言う方達が、一番最初にやる対策の
ビジネスネーム
についてお伝えしました

ビジネスネームのメリットは
会社バレ対策だけではなく

1、自分の名前を考えるって楽しい
2、サラリーマンと起業家のスイッチを切り替える
3、自分を客観的にみるスイッチになる

などが考えられます。

後半では、ビジネスネームをつける時の
考え方のヒントについてもお伝えしました

ぜひ、楽しんでビジネスネームを考えてみてください

今日のお話を動画にしました

是非、動画でおさらいしてみてください!
チャンネル登録もお忘れなく

みなさん
正しい手洗い、バランスの取れた食事
質の良い睡眠 そして
笑顔を心がけて
頑張らずに、がんばってこの局面を乗り越えていきましょう

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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あなたの商品の味付けを変える7つの方法

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こんにちは
週末起業、副業経営 ビジネス 最適化 支援の専門家
プロフェッショナルコーチ たかぎけんじ です。

こんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです

今、社会情勢の大きな変化の中で
これまでと同じ考え方や
やり方を続けるということが難しいビジネスも
たくさんあると思います。

本当にこの短い期間で
お客様の価値観は
いろんな点で急激に大きな変化しましたし
これからもしばらくは変化をし続けるでしょう

そんな情勢を受け
商品の位置づけやクォリティー
を変化させるための方法
についてお伝えしていこうと思います。

はじめにまとめをお伝えしておくと

現在のぼくのように
無形の商品、サービスなどを提供する場合には

1、本質的な質を高める、ことと同時に
2、提供する時間の長さを変えてみる
3、サービスを受けることのできる時間帯を変えてみる
4、提供方法を変えてみる
5、提供する環境を変えてみる
6、物理的な付加価値を加えてみる
7、別なターゲットにその商品を提供した時に違う価値を受け取ってもらえないか

などを
考えてみると良いと思います

それでは、具体的なお話です

ぼくが、サラリーマンの時に商品の企画や開発をやっていた
時に鍛えられていた
商品の価値を変化させるための思考の仕方は
今のビジネスでも役に立っていると思います

これは
サラリーマンの時に扱っていた
物理的な形のある商品でも

現在ぼくが商品にしている
無形のサービス、商品でも

応用ができることがあると思います

とくに今回は
無形のサービス、商品向けにお伝えしていますが

ポイントはすでにお伝えした7つ

1、本質的な質を高める

これと同時に

2、提供する時間の長さを変えてみる
3、サービスを受けることのできる時間帯を変えてみる
4、提供方法を変えてみる
5、提供する環境を変えてみる
6、物理的な付加価値を加えてみる
7、別なターゲットにその商品を提供した時に違う価値を受け取ってもらえないか

です。

今日は7つのうち
5つ目の提供する環境を変えてみる

6つ目の物理的な付加価値を加えてみる
についてぼくのやった過去の事例をおつたえします。

ぼくがここ最近でやったのは
これは、コロナ以前の話ですが

5、提供する環境を変えてみる
というものですと

昨年2019年の年末に
オフィスの引っ越しをしました

もともとは
日本橋1丁目の再開発で
もと居たオフィスを出なくてはいけなくなったのが
オフィスを引っ越すきっかけだったのですが

これまでは
クライアントさんの話しやすさ
話すときの安心感
ということを大切に考え
完全な「個室」でのコーチングセッションをおこなっていました

引っ越しを機に
ぼく自身が「個室」を持つということをやめ
クライアントさんとのコーチングセッションも

オープンスペースでのセッションに変更しました
このオープンスペースは
緑が多くて
さらに
無駄な空間が多い
のが特徴です

この、緑が多くて、無駄な空間が多いことによって
個室の狭い空間と比較すると
ゆったりと、リラックスした気持ちで
コーチングセッションをお受けいただけるようになりました

これは
5つ目の商品を提供する環境を変えてみる
につながります。

さらに

このオフィスでは
コーヒー
お茶系
そして、お水やスパークリングウォーターなどが
ぼくがお招きした方は自由にお飲みいただくことができます

これは
6つ目の物理的な付加価値が加わったことになります

この物理的な付加価値ということで言うと

ぼくがコーチングセッションを始めた頃は
それこそ、ただコーチングセッションをするだけでしたが

今は
コーチングを受ける際に
クライアントさんに「振り返りシート」を
ご記入いただくことで
コーチングセッションを受ける前と
受け終えた後でのご自身の変化を言語化できると同時に
そのシートをお持ち帰りいただくことで
物理的な付加価値になっていると思いますし

セッションをしながらぼくが描いている
マインドマップもプリントアウトして
お持ち帰りいただけるようにしています

これも物理的な付加価値と言って良いでしょう。

こんなふうにして
これまでも
すこしずつ
対面のコーチングセッションでも
クライアントさんが受け取る価値が
高まっていく工夫をしてきました

みなさんが
提供なさっている商品
これから提供を始めようと考えている商品についても

1、本質的な質を高める、ことと同時に
2、提供する時間の長さを変えてみる
3、サービスを受けることのできる時間帯を変えてみる
4、提供方法を変えてみる
5、提供する環境を変えてみる
6、物理的な付加価値を加えてみる
7、別なターゲットにその商品を提供した時に違う価値を受け取ってもらえないか

など
この機会に考えてみていただくと良いと思います

今日はとくに
5つ目の
提供する環境を変えてみる

6つ目の
物理的な付加価値を加えてみる

について
ぼくがこれまでにやってみた
事例をお伝えしました。

こちらの動画では
前半の
2、提供する時間の長さを変えてみる
3、サービスを受けることのできる時間帯を変えてみる
について
事例をお伝えしています

社会情勢の変化と商品の位置付けやクォリティーを変化させる7つの方法

こちらの動画もぜひごらんください

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コンビニの売り上げは変わらない!?

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こんにちは
週末起業、副業経営 ビジネス 最適化 支援の専門家
プロフェッショナルコーチ たかぎけんじ です。

新型コロナウィルスの感染対策で
多くの方がライフスタイルの変化を迫られています。

これは、テレワーク、時差出勤、交代勤務といった
働き方だけではなく、プライベートな時間の過ごし方にも
影響が出ているようです。

今日は、今のような緊急事態において
行動科学、心理学できな視点で
ビジネスコーチが考える
生き残る人のあり方について考えてみようと思います。

ぼくが考える3つのあり方は

1、情報に振り回されないようにする。
みずから情報をとりに行き
流れている情報を貪らないようにする

2、視点を柔軟に保つ
今の時期だから、需要が伸びる商品が自分のビジネスでは何か?
可能性を考えアクションを起こしてみること

3、自分なりに未来を予測する
今回の出来事を機に世の中が今後どのように変化していくかを考え
自分自身やビジネスをどのように適合していくかを考え手を打っていくこと

の3つです。

ある知人から聞いたお話では
小中高 臨時休校の要請のすぐ後
2月28日(金)の夜
その方のご自宅近くの
スーパーマーケットの冷凍食品売り場が
空っぽになっていたのだそうです

その方も奥様からのLINEでそのことを知ったのですが
共働きの奥様いわく

「子どもが自分ひとりでお昼ご飯を食べられるようにするために
1週間分の冷凍食品を買っておこう」
とおもって冷食の売り場に行ったのだそうです。

つまり同じことを考えた多くの主婦、主夫の方達が
その奥様よりはやく、売り場の商品を買って行ったということでしょう。

世の中は、今 皆さんの力を奪うマイナスの情報に溢れているように感じます

これは、
行動経済学的な視点で考えると
「人間は損失回避性を強く持っているから」
という説明ができる事象です。

ノーベル経済学賞を受賞したダニエル ・カーネマンさんによれば

人間は
「損失と利得を直接比較した場合でも、
確率で重みをつけた場合でも、
損失は利得よりも強く感じられる」
のだそうです。

【ファスト&スロー 下 あなたの意思はどのように決まるか】
ダニエル ・カーネマン著 より

ぼくたちが情報の受け手になっている時
マイナスの情報により敏感に反応しやすくなり

だから、多くの情報発信者は
より多くの人に自分の発信した情報を見てもらうために
マイナスの情報をより多く発信するようになりやすい
ということですね。

そんな中、コンビニの売り上げは
さほどコロナウィルスの影響を受けていないという報道があります。

最近コンビニで良く売れているものを、さっくりまとめると

トランプやUNO、折り紙、シャボン玉 35%
チューハイなど酒類 30%
ポテトサラダや焼き魚など、の総菜 30%
冷蔵総菜 10%
カップ麺 10%

さまざまなコンビニのデータが混ざっていますが
いずれも前年比で売り上げが伸びているそうです。

先ほどの、共働きの奥様の話ともつながりますね。

そして、
多くの方が感じているように
今後「テレワーク」や「時差出勤」をはじめとした
ワークスタイルの変化は定着し
インフラの充実とともにさらに加速していくでしょう。
それは、人々のライフスタイルそのものにも影響をしていきます

実際に今週からは、ぼくのコーチングセッションを
オンラインで受ける方が増え始めました。

傾向として、会社で過ごす時間は減り、家で過ごす時間は増えるでしょう。

これらのことから
今のような緊急事態において
行動科学、心理学 的な視点で
ビジネスコーチが考える
生き残る人のあり方について、ぼくが考える3つ
をまとめると

1、情報に振り回されないようにする。
行動経済学(心理学)的視点において、ひとりの人間として
そもそも ぼくたちはマイナスな情報に反応をしやすいので
情報に振り回されないようにする。

今のような緊急時には、
みずから必要な情報は何かを考え
みずから情報をとりに行く姿勢を持ち
「流れている情報を貪らないようにする」ことが大切

2、視点を柔軟に保つ
ビジネスパーソンとして
コンビニの売り上げの例にあるように
今の時期だから、需要が伸びる商品が自分のビジネスでは何か?
可能性を考えアクションを起こしてみること

3、自分なりに未来を予測する
ひとりの人間として、そしてビジネスパーソンとして
表面的なポジティブシンキングではなく
今回の出来事を機に世の中が今後どのように変化していくかを考え
自分自身やビジネスをどのように適合していくかを考え手を打っていく

ひとつでも、ちょっとでも
[[name1]] さんのあたらしい行動のきっかけになれば嬉しく思います。

今日文中でお伝えした

ノーベル経済学賞 受賞者の
ダニエル・カーネマンさんの著書
「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか」
を以前に動画で解説しています。

ぜひこちらの動画もご覧ください。

「ファスト&スロー 上巻」あなたの意思はどのように決まるか?【書評】

 

 

「ファスト&スロー 下巻」あなたの意思はどのように決まるか?【書評】

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社長の勘違い、ぼくの勘違い

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こんにちは

週末起業、副業経営 ビジネス 最適化 支援の専門家
プロフェッショナルコーチ たかぎけんじ です。

先日、ある経営者の方とお話をしていたときのこと

ご自宅用に買い物をネットでしたのだけど
受注後の対応が「なんとなく 怪しいな」と感じて
怖くなったので、キャンセルをしたとのこと

「クレジットカードの会社にも念のため連絡をしたのだけど
カード会社では、対応はできないって言われちゃって
お金返ってくるかなぁ」
って心配なさっていたのです。

その何日か後に、その方の顔を見たときに
「お金返ってききました?」って
お聴きしてみました。

そしたら、その社長
「銀行がうんぬんで
あっちの銀行はもうお金を移動しちゃっていてだめで
おお元の銀行に話をして・・・」

どうやら違う話。

途中で、ぼくがお聴きしたのが家具のことだって
気がついて

「ああ、そっちはお金返ってきました。
今度は、会社の方で別なことがあって・・・」
って笑っていらっしゃいました。

人間は勘違いをする生き物です。

もしかしたら、ぼくがいま「そうだ」と想っていることは
全部 勘違いかもしれません。

プロのビジネスコーチとして
自分の探究心や、もっと皆さんのお役に立てるようになりたくて
心理学や行動科学、行動経済学、禅などを勉強していくと
「人生は勘違いだ」って本当に想います。

心理学の勉強をすると
人間は思っているほど、正確に物を見れていないなんてことを学びます

このページとっても面白いです^^
↓↓↓↓↓↓↓↓
錯視のカタログ
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/catalog.html

冒頭のコミュニケーション中の勘違いみたいなことも
気付かないまなやり過ごしちゃっていることが
たくさんあると想います。

だけど、人間って 自分が勘違いしていることに気づくことなく
不安になったり
怒りを感じたり
悲しくなったり
嬉しくなったり
ワクワクしたり

そして、自分の行動を決定したりしています。

勘違いが
客観的にみると残念なことになっていたり
結果として幸運を呼び込んだりすることもあるでしょう

だから、勘違いは「良くもあり」「悪くもあり」なのでしょう
逆から言うと、勘違いは「良くもないし」「悪くもない」

まあ「自分がいつも勘違いをしているんだろうな」って
ことぐらいは思っておいたほうがよいのかな。

ぼくが月に1回坐禪をしに行くお寺さんでは
坐禪の前に般若心経を唱えます

時々 住職がその意味を部分的に解説してくれることもありますが
ぼく自身は、きちんとその意味を理解はしていません。

だけど、般若心経はきっと良いことを言っていると想います。

こちらの現代語訳は、ご存知の方もいるかもしれません。
般若心経ロック 現代語訳般若心経
http://www.matsumasa.com/report/heartsutra/5.html

これを読むとこう想います

「うん、人生なんてきっと全部勘違いなので心配ない」
「せっかくなら、幸せになれる勘違いをしよう」

今日は勘違いのお話をしました。

心理学、行動科学、行動経済学などの分野における
人間の認知というフィールドで見たときに
「勘違い」の対極にあるのが「合理的な判断」
と言うことになるでしょうか。

行動科学、行動経済学を学ぶと
ちゃんと判断しているつもりでも人間は
ちゃんと判断出来ていないことが多いと言うことを知ってしまいます。

そんなことを動画にしてみました。

あなたは出来てる?
ノーベル経済学賞の合理的判断
【書評】
ダニエル ・カーネマン 著
「ファスト&スロー 下巻」あなたの意思はどのように決まるか?

ぜひ、ご覧ください!

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