「行動のエネルギー」と「揺るがない自信」で成長を加速するビジネスコーチング

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こんにちは!

ビジネスコーチのたかぎけんじです。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

日々、さまざまな立場の方々をコーチングセッションでサポートしています。

クライアントの方が抱える目標や課題は実に多種多様ですが、代表的なものを挙げると…

経営者:事業をもっと効果的に運営したい

管理職:チームを改善し、成果を出したい

副業をしている人、したい人:収入アップやスキルの拡張を目指したい

こういった目標を実現するために、私が提供しているのは単なる「方法」ではありません。

多くの方がコーチングを通じて手に入れるのは、次のような「力」です。

行動を継続するためのエネルギー

新たな視点や気づき

停滞した状況を打破するメンタルリカバリー

言語化が生む「次の一歩を踏み出す力」

では、これらを手にするために、最初に必要なことは何でしょうか?

それが「言語化」です。

頭の中に渦巻くアイデアや感情を、言葉として「外に出す」。

これがコーチングの基本であり、最もパワフルなステップです。

ただ、慣れていない方は、こんな不安を抱えることがあります。

「どこから話せばいいかわからない…」

「うまく言葉にできる気がしない…」

そんな時、私は必ずこうお伝えします。

「きれいに話そうとしなくて大丈夫です。思いついたままをそのまま言葉にしてみてください。」

実際に話し始めてみると、多くの方が自分の中にしっかりとした言葉を持っていることに気づきます。

最初の一歩は、「うまく伝えよう」とするのではなく、ただ「外に出す」こと。

具体化と抽象化で思考をクリアにし、行動のエネルギーを生み出す

さらにコーチングでは、以下のアプローチを活用して、クライアントが次の一歩を踏み出すためのエネルギーを引き出します。

曖昧な表現の解像度を上げて具体化する

小さな粒の情報を抽象化して全体像をつかむ

たとえば、抽象化することで物事の全体像を把握しやすくし、次の方向性が見えてきます。

具体化することで、「どんな行動をすればいいか」が明確になり、実際に動き出す力が湧いてくるのです。

このプロセスを通じて、頭や心の中にあるもやもやをクリアにし、行動のエネルギーを生み出す。

それがコーチングの大きな特徴でもあります。

自信が揺らいだときの考え方

しかし、どんなにエネルギーを得ても、「自信」が揺らぐことがありますよね。

そんな時に役立つのが「ダンニング=クルーガー効果」です。

これは、「能力が低い人ほど自己評価が高い」という心理的傾向を指します。

特に、新しいことに挑戦する時は、この効果が意外な味方になります。

なぜなら、最初から「自分はできる」と思えなければ、一歩を踏み出せないからです。

一方で、経験を積むにつれて、「できていない部分」に気づきやすくなり、自信が揺らぐこともあります。

でも、ここで大事なのは、「できていない部分」に気づくこと自体が成長の証だということです。

「できていない部分」は、あなたに改善点を伝えようとしてくれている。

そう捉えれば、自信を失うのではなく、成長の道しるべとして前向きに受け止められるはずです。

長期的な視点で自分を育てる

私自身、コーチングや趣味の空手では、「死ぬ直前が一番すごかった」と思える成長を目指しています。

そのため、他者との比較ではなく、昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分を基準にしています。

この考え方を持つことで、「自信」に縛られることなく、自分らしい成長を続けられるようになりました。

今日のまとめ

最後に、今日お伝えしたポイントを3つにまとめました。

1.行動エネルギーを得る第一歩は「言語化」

頭や心の中の曖昧な思考を言葉にして、次の行動を明確にする。

2.自信が揺らぐのは成長の証

「できていない部分」は、あなたを成長させるヒントだと捉える。

3.長期的な視点で成長を目指す

他者との比較ではなく、自分自身の進化にフォーカスする。

どんな小さな一歩でも、それが未来を変える原動力になります。

ぜひ、この考え方を日々の生活に取り入れてみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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部下と上司の溝を埋める!チームビルディングにも有効な関係改善の3ステップ

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こんにちは、ビジネスコーチのたかぎけんじです。

先日、とある企業の支社長さんから、職場の人間関係について相談を受けました。その内容は、ある課員から「自分の上司である課長にパワハラ的な言動がある」という指摘を受けたというものです。具体的な指摘としては以下のようなものが挙げられました。

  1. 周囲に聞こえる状況での乱暴な言葉遣い

  2. 気分によって指示が変わる

  3. 攻撃的な表現での指導

この問題をビジネスコーチの視点から考えると、根本的な原因は「上司と部下の価値観のずれ」にあると感じました。

問題の本質

上司である課長には、

  • 「部下には物事をきちんと伝えて指導しなくてはいけない。そのためには時に厳しい言葉も必要だ」

  • 「部下は上司の背中を見て学ぶべきだ」

といった価値観があるようです。一方で、部下には、

  • 「上司は部下が納得するまで丁寧にやり方を教えるべきだ」

  • 「人は褒めて伸ばすべきだ」

という価値観があります。

お互いの言動や感じ方は、それぞれの価値観や前提に基づいていますが、本人たちはその存在に気づいていないことが多いのです。また、気づいたとしても、相手の価値観を受け入れる余地がないまま、問題が平行線をたどることも少なくありません。

さらに、こういった問題は表面的には「コミュニケーションの問題」として捉えられることがあります。しかし、表面的なコミュニケーションを一時的に改善しても、根本的な解決には至らないことが多いのです。

改善に向けた3つのステップ

このような問題を根本から解決するために、以下の3つのステップを実践してみてください。

1. 自分の価値観や前提を言語化する

上司は、自分が部下の育成についてどのように考えているのかを具体的に言語化しましょう。その際、考えの根底にある価値観や前提も明らかにします。

一方で、部下も、自分が職場でどのようなビジネスパーソンになりたいのかを言語化することが重要です。このプロセスを通じて、働く目的や目指す方向性といった価値観を明確にすることができます。

2. 自分の価値観や前提のルーツを探る

多くの価値観や前提は、過去の経験や成功体験によって形作られています。そのため、過去を振り返り、価値観の背景となる出来事を遡りながら書き出してみましょう。

こうした作業を通じて、自分の価値観をより客観的に捉えられるようになります。

3. お互いの価値観を共有し、関係性を明確にする

言語化した価値観や前提をお互いに共有し、それをもとに話し合いを行いましょう。このプロセスによって、相手の背景や文脈を理解しやすくなり、建設的な意見交換が可能になります。

その上で、「どのような関係性を構築したいのか」を具体的に言語化し、共通認識を持つことが重要です。

チームビルディングへの応用

これらのステップは、パワハラの申告があった場合や、特定の個人を特定しない形でのチームビルディングにも応用できます。この場合、3つ目のステップでは「どんなチームにしたいか」を話し合うと良いでしょう。

まとめ

職場の人間関係を改善するためには、

  1. 自分の価値観や前提を言語化する

  2. 価値観や前提のルーツを探る

  3. お互いの価値観を共有し、関係性を明確にする

この3つのステップを実践してみてください。問題の本質に向き合い、根本的な解決に近づけるはずです。

 
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