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じっくり考えるの作法

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こんにちは
 
週末起業、副業経営 ビジネス 最適化 支援の専門家
プロフェッショナルコーチ たかぎけんじ です。
 
週末起業、副業経営をしていると
物事についてじっくりと考えたい時がありますよね
 
今日は、物事をじっくりと考える手続きについて考えてみたいと思います。
 
 
 
ぼくに、マインドマップの描き方を教えてくださった
日本随一のマインドマップの講師 岡べまさみち さん
https://businessmindmaps.jp/
は、よくこんなことをおっしゃいます。
 
「暗算よりも筆算」
 
どんなに計算が得意な人でも
暗算で計算するよりも
筆算で計算したほうが
より多くの桁数の計算や、より複雑な計算が、
より正確に、より速く
できるはずです。
 
これは、計算に限ったことではありません。
 
普段、ぼくたちは何かを考える時
ほとんどの場合、頭の中だけで考えようとします。
 
だけど、頭の中だけで物事を考えようとすると
脳のワーキングメモリーの容量の限界を超えると
それ以上の思考はできなくなってしまいますね。
 
だから、複雑なことを整理したり
新しい発想を生み出したりすることは難しくなります。
 
毎日を忙しく過ごしているビジネスパーソンの多くは
今、目の前で取り組んでいるコトだけではなく
その他の気がかりなこともたくさん抱えているので
 
考え事を、始める時点ですでに
その他の気がかりなコトでワーキングメモリを消費しているので
その考え事につかえるワーキングメモリがさらに少ない状態で
考え事を始めることになるかもしれません。
 
 
パソコンを使っていてワーキングメモリーがいっぱいの状態で
作業をしようとすると、パソコンの動作は遅くなりますね。
 
人間も同じです、ワーキングメモリーの残り容量が数ない状態で
考え事をしようとすると、頭の回転は遅くなります。
 
つまり、人間は脳のワーキングメモリーの空き容量が少ない状態で
考え事をしようとすると
 
複雑なことを考えたりすること
頭の回転のスピードを必要とすること
新しい発想を生み出したりすることは
 
とても、難しい状態であると言えるでしょう。
 
 
だから、
複雑なことを考えたい時
頭の回転のスピードを上げたい時
新しい発想を生み出したい時
は、
 
「筆算」すなわち
紙に書き出したほうが効果的なのです。
 
紙に書くといっても初めての方にとっては
どんなふうに書いたら良いかわからないかもしれません
 
 
ぼくがお勧めする
一番ベーシックな「紙」の使い方のルールは
1、手がきであること
2、なるべく大きな紙を使って、一枚に書き出すこと
3、消せない筆記用具を使うこと
の3つです。
 
ひとつずつご説明すると
 
 
1、手がきであること
これは、ぼくの経験上の感じていることです
 
ぼく自身は、パソコンのキーボードで字を入力するスピードは
比較的速いほうだと思います。
なので、大量の言葉を頭の中から体の外に出すことだけを考えたら
パソコンでやったほうがスッキリするはずなのですが
 
なぜか、手がきで書いた(描いた)ほうがいつも頭がスッキリします。
 
ぼくの、クライアントさんとお話をしていても
手がきの方がスッキリすることに、同意してくださる方が
結構いらっしゃるので、ぼくだけのことではないのだと思います。
 
 
 
2、なるべく大きな紙を使って、一枚に書き出す
これの根拠は「一覧性」にあります。
A3の紙を使うと、考え事をしている時に
頭の中にあることはほとんど書き出せます。
 
書き出したことを、ひと目でつまり「一覧」で観れることによって
自分の思考を俯瞰しやすくなります。
 
そうすることで、1レイヤー上の思考
つまりより抽象度の高い思考をすることがしやすくなるので
考えをまとめるのには効果的です。
 
「これってこういうことだよね」と言う状態になりやすい
と言うことです。
 
3、消せない筆記用具を使う
人間の思考は連続します。
今考えていることや、思いついていることに乗っかって
次のことを思いつくことって結構あると思います。
その、乗っかって出てきたアイディアがすごくいいアイディアである可能性があります。
つまり、既に出ている考えに乗っかることにはメリットがあるのです。
 
 
消すことのできる筆記用具だと
消している時間に、乗っかって出てくる思考が消えていってしまったり
消してしまったモノにあとから、乗っかるアイディアが出が出る可能性が低くなってしまいます。
 
 
消しているうちに
「あ、今いいこと思いついたはずなのに何だったっけ?」
ってならないようにしたいのです。
 
だから、消したいなと思ったときは
取り消し線をひきましょう。
 
 
 
 
整理しますね
 
ぼくがお勧めする
一番ベーシックな「紙」の使い方のルールとその理由は
1、手がきであること
        そのほうがスッキリするから
2、なるべく大きな紙を使って、一枚に書き出す
  一覧性を持たせることで、より抽象度の高い思考ができる可能性が上がるから
3、消せない筆記用具を使うこと
  人間の思考の連続を、効果的に利用したいから
 
の3つです。
 
そして、もしあなたが真っ白なA3の紙を目の前にして
「なにからかいたらいいだろう・・・?」
て、なっちゃうようだったら
 
まずは、思いついたことを
関連性とが文脈とかを全く気にせずに
とにかく「書き殴って」みてください。
「全部 体の外に書き出せた!」と
感じるまでひたすら思いつくことを書きましょう。
 
それだけでも、思考や感情を整理する第一歩としては
十分効果的です。
 
もし、さらに複雑なことや高度なことを考えたり
整理したいと思ったら、
マインドマップを使ってみるのも良いですし
 
マインドマップを描くことに抵抗のある方は
いま、整理したいことに関するフレームワークを探してみるといいと思います。
 
まずは、大きな紙に手書きで書き出してみてください。
それだけで、不十分ならより効果的に書き出せるツールを探しましょう。
 
 
今日は、紙を使って物事をじっくり考えることについてお伝えしました。
 
実は、人間の脳には「速い思考」と「遅い思考」というのがあるそうです。
それぞれに得意なことと苦手なことがあるのですが
 
実はどちらも思っているほどロジカルには考えていなことが多いのだそうです。
 
「速い思考」と「遅い思考」の特長と活かし方を理解することで
あなたはもっと物事をじっくり考えることが得意になるはずです。
そんな、動画を作りましたのでぜひご覧ください。
 
 
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