「忙しいのは良いこと」という価値観についてビジネスコーチが考えてみる

Pocket

みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

ぼくは、大学生時代に
千葉県の舞浜というところにある
とても大きなテーマパークで働いていました

バブルの真っ只中だったこともあり
1日の入場者数が十数万人なんてこともあったように記憶しています

そんな日は、本当に忙しくて1日があっという間に過ぎ去っていきます

はじめに、今日のまとめです

今日は、大学生時代のぼく、会社員時代のぼくを
振り返りながら
「忙しい」とか「ありがとう」について考えてみようと思います

「働く」「仕事をする」って生活のために稼ぐということだけでなく
人間にとって、とっても大切なことですよね

その「働く」ことやあなたの人生そのものを
より質の高い充実したものにしていくためには
「何をやるのか」「何をやらないか」とくに
忙しい現代人にとっては「何をやらないか」を意思を持って決められることって
とても大切なことだって、ぼくは思っています。

今日のお話の前半では
なぜぼくが「何をやらないか」を自分で決められる様になることが
大切だと思う様になったか、というお話

そして、後半では
お読みいただいているあなたが
「何をやるのか」「何をやらないのか」を判断する基準の参考になる様に
グレッグ・マキューンさんが書いた
「エッセンシャル思考」最小の時間で成果を最大にする

https://amzn.to/2RDX0vK
という本から、ぼくがピックアップした
10この質問をご提案します。

ぜひ、今の自分の「働き方」や「忙しさ」に違和感を感じている方は
今日のお話、最後までお読みくださいね

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、参りましょう

冒頭お伝えした様に

ぼくは、大学生時代に
千葉県の舞浜というところにある
とても大きなテーマパークで働いていました

バブルの真っ只中だったこともあり
1日の入場者数が十数万人なんてこともあったように記憶しています

そんな日は、本当に忙しくて1日があっという間に過ぎ去っていきます

とても有名なテーマパークであることや
社会的にもキャストの質が高いことがとても評価されていたので

そこで、キャストそして働くことそのものにもプライドを感じていたでしょうし
そこは、とても非日常の空間なので、たとえ仕事としてでも
そこにいることで高揚感に包まれていたり
そして、共に働く仲間にもとても恵まれていました

ぼくが所属していたロケーションは
一番多い時は130人ぐらいのキャストが在籍していたと思うので
大学のサークルのようなノリもありました

ぼくが「本格的に継続的に働く」という経験をしたのは
それが、初めてのようなものだったので
ここで働いたことの影響は、その後のぼくの人生に色濃く残っています。

具体的には
楽しくやること
忙しい事は良いこと
ありがとうと言われることの喜び
高揚感

これらのことが「働く」「仕事をする」ことと
ぼくの中では、強い結びつきを持っているのだと思います

お読みいただいているあなたにも
「働くこと」「仕事をすること」に
結びついている価値観ってあるのではないかと思います

 

ぼく自身のお話を続けると
会社員になってからは
商品の企画や開発をする仕事をやっていたので
大学生の時のように毎日、不特定多数の消費者の方と接する機会って
全くなくなってしまったので
先ほどあげた価値観で言えば
「ありがとうって言われる喜び」や「高揚感」みたいなものは
感じることができにくくなりました。

そして
「ありがとうって言われる喜び」や「高揚感」がへった隙間を
「忙しいことは良いこと」って言う価値観で埋めようとしました
顕在的にも潜在的にも自分が忙しくなる行動をするのですね

声をかけれられると
それが自分が本来やるべき仕事かどうかも考えず
引き受けたり、約束をしたりしてスケジュールを
真っ黒にしていきます。
そんな予定がぎっしり詰まったスケジュール帳を見て
「ぼくは皆んなに必要とされている」と
安心感のようなものを感じていたんだと思います。

承認欲求丸出しですねー

この状態って
たくさんの周りの人が
ぼくに頼ってくれているというより
ぼくが周りの皆さんを利用して自分の心の隙間を
埋めている状態ですよね

つまり、周りの人に依存しているのは
ぼくの方だったのです。

だから、どんなに手帳を真っ黒にして
忙しい毎日を過ごしても 結局残るのは
ふとした瞬間に訪れる「何かが足りない」という気持ち

それじゃあ
本当に充足感を得ることができる「頼りにされ方」って
どんなんでしょう?

その後
コーチングを学んだり
副業を経験したり
会社員を辞めて独立したり
プロのコーチとしてたくさんのビジネスパーソンの支援をしてきた中で

今、ぼくが思っているのは
「自分が本来なすべきこと」で誰かのお役に立って
その結果「ありがとう」って言われること

これが
本当に充足感を得ることができる「頼りにされ方」
なんじゃないかって思います

だから「忙しいのは良いこと」は
ぼくにとっては修正した方が良い価値観だったのですね

某有名テーマパークの様な小売りの現場は
忙しさ ほぼイコール 売り上げ なので
それで良いのかもしれません

ですが、たとえばあなたが組織の中で働いているなら
その組織の中で担っている役割に適した
「本来やるべきこと」があるでしょうし

副業をやる方や起業する方にとっては
組織の中で働く方よりもいっそう
あなた自身が大切な「あなたの人生を使ってやりたいこと」を
明確にして、それに繋がっていることかどうかで
どう働くか、どう仕事をするかを明確にして
「本来やるべきこと」を言語化するべきでしょう

ここからの後半では、
あなたが「本来やるべきこと」を言語化できる様になるために
あなたが「やらないことを決めていく」助けになるワークをご紹介しようと思います

グレッグ・マキューンさんという方が書いた
「エッセンシャル思考」最小の時間で成果を最大にする
という本があります。

本書では、仕事でも人生においても
「より少なく、しかしより良く」をめざして
そのことによって、幸せで質の高い人生を目指すことを提案しています。

この「より少なく、しかしより良く」を目指すための基盤として

1、じっくりと考える余裕
2、情報を集める時間
3、遊び心
4、十分な睡眠
5、何を選ぶかという厳密な基準

の5つを挙げています。

前半のお話とのつながりで
今日は5つ目の何を選ぶかという厳密な基準
について、整理しておこうと思います

本書ではこの「厳密な基準」のために
「90点ルール」というものを勧めています

「90点ルール」とは、別な言葉で表現すると
例えば
やりたいと思うことに点数をつけた時に
「上位10%にだけイエスという」
とか
「絶対にイエスと言いきれないなら、それはすなわちノーである」
とか
「まさに自分の求めていたことだからやる」
といった言葉が使われています。

この「90点ルール」の基準をあなた自身で体感できる様に

今日はこの「エッセンシャル思考」という
の本のエッセンスからぼくが10個の質問をピックアップしました

それでは、10個の質問です
1「これは 、自分が今やれることのなかでいちばん重要か ?」
2「これをやったら 、ほかの何よりも重要な成果が得られるだろうか ? 」
3「もしもこれを持っていなかったら 、今からお金を出して手に入れようとするだろうか ?」
4「これは自分が大好きなことか ? 」
5「これは自分がいちばん得意なことか ? 」
6「これは世の中の大きなニーズに貢献できることか ? 」
7「もしもたったひとつのことしかできないとしたら 、自分は今 これをやるのか ?」
8「もしもこの話が来ていなかったら 、自分から積極的にこれを求めに行くだろうか ? 」
9「自分はこれによって何を失うのか 。」
10「もしもまだこのチャンスが手に入っていなかったら 、手に入れるためにどれだけのコストを払うか ?」

物事に取り組むか取り組まないかを判断する時に
この10の質問を投げかけてみることで、ご自身で「90点ルール」を
実践できる様になると思います。

もちろん、組織の中で仕事をしている人にとって
いきなりすべて「90点ルール」で選別していく事は
難しいかもしれませんが

90点ルールを意識しながら判断していく事
そして
「90点ルール」を破って90点未満のことをやると判断した時に
なぜ、今回は「90点ルール」を破るのかをきちんと言語化して記録を残しておくと
良いでしょう

後日、あなたがどんな時に、よく90点ルールを破っているかを
振り返ることで、あなたが認識できていないけど
「大切だと思っていること」に気がつけるかもしれませんね

まずは、何かをやるかやらないかを決める時に
今日ご提案した10個の質問
試してみてくださいね。

それでは、今日のお話まとめておきましょう

今日は、大学生時代のぼく、会社員時代のぼくを
振り返りながら
「忙しい」とか「ありがとう」について考えてみました。

「働く」「仕事をする」って生活のために稼ぐということだけでなく
人間にとって、とっても大切ですよね

その「働く」ことやあなたの人生そのものを
もっと質の高い充実したものにしていくためには
「何をやるのか」「何をやらないか」
とくに忙しいあなたにとっては「何をやらないか」を意思を持って決められることって
とても大切なことだって、ぼくは思っています。

今日のお話の前半では
なぜぼくが「何をやらないか」を自分で決められる様になることが
大切だと思う様になったか、というお話

そして、後半では
お読みいただいているあなたが
「何をやるのか」「何をやらないのか」を判断する基準の参考になる様に
グレッグ・マキューンさんが書いた
「エッセンシャル思考」最小の時間で成果を最大にする

https://amzn.to/2RDX0vK
という本から、ぼくがピックアップした
10この質問をご提案しました。

ぜひ、今の自分の「働き方」や「忙しさ」に違和感を感じている方は
10個の質問試してみてください。

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/0fpmxej5TWI
ぜひ、動画でおさらいをしてみてください。

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに気をつけて
新しいライフスタイルを上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにしたいと思います

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

Pocket

ビジネスコーチのひとりごと「コーチングって何?」みたいな話

Pocket

みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

最近長いやつが多かったので
今日は短めです

ぜひ、最後までお付き合いください

今日は、ほぼぼくの独り言です
ぼくがコーチングと出会ってからそろそろ10年経ちますが
その10年間のコーチング経験を通じて
想う、コーチングってこういうもの
っていうお話をします

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

ぼくの「なりわい」は
経営者さんや起業家さん、フリーランスの方や
副業をやっている方、管理職の方など
様々なビジネスパーソンにコーチングセッションをすることです

最近では、コンビニでもコーチングを取り扱った書籍をみることがあったりして
すこしずつ、コーチングということばが珍しいものではなくなってきたかなって
思います。

それでも、ぼくのコーチングをお受けになる方のほとんどは
ぼくとのコーチングセッションが
初めてコーチングを受ける機会だという方がほぼ100%です。

ですので、コーチングセッションで実際にどんなことが起こるのかって
わかるようで、わからない のような感じで第1回目に望まれる方が
とっても、多いと思います。

ですが、その一方で
初めてコーチングを受ける方でも共通していることがあります

クライアントさんによっては
それを、明確に意識なさっている方もいれば
潜在的にそれを心の中で持っていらっしゃる方もいらっしゃいますが

みなさんが、コーチングセッションを通じて手に入れたいものは
「自分のありたい姿」に近づくこと
であったり
「なりたい自分」になること
だと思います

たとえばコンサルティングや
なにかの習い事とコーチングの違いといえば

経営者さんや企業さんがコンサルティングを受けようと想う時って
具体的に解決したい課題があって
その課題を解決することを専門にしているコンサルタントさんが
いらっしゃって、その方にコンサルティングを依頼する
でしょうし

個人の方で、たとえばピアノが上手に弾けるようになりたいときには
ピアノの教室に入るでしょう

いわゆる先生と言われる方達は
こういった具体的な専門があって、コンサルティングや教室が
あるということ

コーチングの場合は
そのかたの、目標達成やそのプロセスにおける問題解決を支援する
というところは共通していますが
きちんとしたコーチングができるコーチはみな
その達成したい目標や解決したい問題がどんなものであっても
クライアントさんの支援ができるということ

余談ですが
これってコーチングが商品としてすごく売りにくい理由の一つだと思います

で、
ぼく自身もこれまで4,200時間以上のコーチングセッションを行ってきましたが
達成や解決の支援をしてきた課題は本当に様々です

ある経営者さんとは
新事業を開発支援をしたこともありますし

別な経営者さんとは
お子さんの中学受験にあたっておこる様々な課題の解決の
支援をしたこともありますし

とある医療関係者の方のマネジメントに関する課題の解決の支援をしたこともあれば

企業さんからの依頼で比較的多いのは
管理職の皆さんの視座を高めるのようなお手伝いですし

その他、お付き合いの長い経営者さんからの依頼で
現場の社員さんのメンタルヘルスの支援をしたこともあります

もちろん、よくお伝えしている
これから副業を始めたいという方のスモールビジネスの構築のお手伝いや
継続的に副業で売り上げをつくっていく支援もしています

とくに、ぼくの場合は 一度コーチングを受け始めると
長いお付き合いをしていただくクライアントさんが多く

一人のクライアントさんでも
その都度、その都度 セッションで取り組む課題や目標が
変化していくことが多いです

こんな感じで
ぼくは、具体的に何をする人かはよく分かりにくかったりしますが

ぼくができるのはコーチングセッションで

その、コーチングセッションを通じて
おひとりおひとりの目標達成や問題解決の支援をする人だ
ということになるのだと思います

やっぱり、よくわからないかも

で、実際のコーチングセッションと言われる場で
ぼくが、何をしているかというと

ひとつは
質問をすること
クライアントさんの話を聴くこと
フィードバックをすること
ほんの時々その方が適切だと考えたときには
自分の経験を通じたアドバイスをすること

こんなかんじです。

そんなことで
目標達成や問題解決の支援ができるの?
って思いますよね

出来ちゃうんです 笑

コーチングの前提としてあるのは
「こたえは、クライアントさんの中にある」
という考え方です

数千時間コーチングセッションをこれまでやってきて
本当に「こたえは、クライアントさんの中にある」って実感します

だから、コーチはいろいろな方法を使って
クライアントさんの中にあるものを引き出そうとします
そのいろいろな方法が「質問」という言葉に集約されているのですね

質問によって
まだ、整理されていない 頭の中や心の中を整理したり

広がりがなくなっちゃっている思考や気持ちを広げるために
視点を変える様にしたり

ときには、ただの「雑談」と思える様な話し方をしながら
クライアントさんを勇気づけたり

また、別なときには意地悪を言って
クライアントさんの思考や行動の転換のきっかけに
していただくこともあります

こんなことを通じて
セッションをお受けいただいているクライアントさんが

次までにこれやってきます!
とか
もう、手詰まりかと想っていたけどまだまだできることがありますねー
とか
むっちゃ楽しくなってきた!
って、やる気が倍増したりすると

一緒にワクワクしちゃいます
コーチってそういう人たちだってことなのでしょう

今日は、ほぼぼくの独り言でした
ぼくがコーチングと出会ってからのおよそ10年間のコーチング経験を通じて

ぼくが想う、コーチングってこういうもの
っていうお話を、あまりまとまってませんでしたが
お伝えしてみました

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/4vle0ZUgjDg

ぜひ、動画でおさらいしてみてください。

みなさん
正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに気をつけて
新しいライフスタイルを楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします
今日もお読みいただいて
ありがとうございました。

 

Pocket

ビジネスコーチが考える「あなたがいつまでも忙しい理由」5つと「忙しさから抜け出す」3つのステップ

Pocket

みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

現在のぼくは、日々の時間やタスクの采配を自分で決めて
自分で実践していく生活をしています

なので、みなさんから見ると結構
毎日ふわっとやっているように見えるかもしれません

ぼくは、会社員を辞めてビジネスコーチとして独立するまで
22年間サラリーマンをやっていました

その22年間のうちのほとんどの期間を
「その会社の中では一番忙しい」と言われる部署に所属していました

今、その当時のことを振り返ってみると
とくに20代の後半は
自分が「忙しさに依存」をしていたなって感じます

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

はじめに今日のまとめです

今日は「忙しさからなかなか抜け出せない」と感じている方に
それはもしかして「忙しさに依存」しているかもしれない5つの理由と

「忙しさに依存」している自分に気が付いたらやってみると良い3つのステップ
をお伝えします

「おれ、いつも忙しいんだよね」ってちょっと自慢げに思っている方や
「このいつまでも忙しいのなんとかならないかな」って思っている方は
ぜひ、今日のお話最後までお読みください

それでは、参りましょう

「忙しさに依存」ってどういうことかというと
ぼくのなかでは、だいたい5つに分けることができて

1、忙しさによって分泌されるアドレナリンに依存している傾向がある
2、将来の不安をごまかしている
3、自分の承認欲求を満たしている
4、自分が本当に取り組むべきことから目を逸らしている
5、現状維持バイアスで逃れられなくなっている

順番にご説明していきましょう

まず、ひとつめ
忙しさによってアドレナリンに依存している傾向がある

あなたの身の回りに
何をするにも期限がギリギリの人っていませんか?

そういう方って「アドレナリン依存」の可能性があります

納期が迫っているタスクを
「まにあうかな、まにあうかな、わーっ」ってやって
間に合った瞬間、終わった瞬間に
「ふーっ」ってなることありますよね

この時って、ぼくたちは交感神経が興奮してアドレナリンが分泌されて
いる状態です。

この「ふーっ」っていう気持ちよい瞬間を
ときに顕在的に、時には潜在的に体が求めていて
納期ギリギリになるまで、タスクに手をつけない
なんてことが起こったりします。

ずーっと忙しい状態でいると
こういった「納期ギリギリ」を連続的に作ることができますよね

これが「忙しさに依存」の一つ目
アドレナリンに依存している傾向がある
です

つぎに、ふたつめ
将来の不安をごまかしている

自分の将来をどうしていきたいのか
これに答えが導き出せない時
ぼくたちは、不安を感じますよね

そして、何もすることがない時間があると
ぼくたちは、どうしても頭の中で考え事をします

頭の中だけで暗算でやっている考え事って
多くの場合、あまり合理的な思考はできていなくって
同じところをぐるぐると回ったり
ぐるぐると回っているうちに、どちらかといえば
不安を増長させる方向に人間の思考は展開していきやすいですよね

そして、賢い人たちは自分がそうなることがわかっていので
そういう思考が頭の中で展開するのを避けるために

今の自分をとにかく闇雲に忙しくしようとしたりします

これが「忙しさに依存」のふたつめ
将来の不安をごまかしている
です

三つ目
自分の承認欲求を満たしている

20代後半のぼくは
自分のスケジュールがぎっしり埋まっていると
安心感を得ることができていたように思います

この安心感の向こう側にあったのは「承認欲求」だと
今は思います。

もともと
スケジュールがぎっしり埋まっている=誰かに必要とされている
という、もしかしたら気がついていない
ちょっとした勘違いが心のどこかにあるので

自分が「誰かに必要とされている」と思いたい
昔のぼくは、これも顕在的にも潜在的にも
スケジュールをなるべく埋めていこうとするんですね

当時のぼくは「スケジュールがぎっしり埋まっている」
自分が大好きでした

「忙しさに依存」の三つ目は
自分の承認欲求を満たしている
でした

4つ目に行きましょう
4つ目は「自分が本当に取り組むべきことから目を逸らしている」
です

時々使わせていただいている言葉があります
それは「多忙は怠惰の隠れ蓑である」という言葉です

ある方が面白い例え話をしていらっしゃいました
うろ覚えですがこんな感じの話です

古くなって穴がたくさん開いているバケツがあります
当然水を汲んで運ぼうとするとあなから水が溢れていきますね

この穴の空いたバケツで、何往復も水を運んでいる人が
忙しい人だと思ってください

「忙しいから、新しいバケツを買いに行けない」
って考えながら、毎日何往復も水を運びます

どうでしょう
ぼくは、この人が本当にやらなくっちゃいけないのは
ちょっと大変でも
少しめんどくさいなと思っても
百均に新しいバケツを買いに行くことだったり
もっと効果的に水を移動させる方法を考えてそれができるようにすること
なんじゃないかなって思います

そう本当にやらなくっちゃいけないことは
どうやら他にありそうです

だけど、そっちに目を向けたくないから
本質的にはあんまり重要ではないことで
忙しくしておいている

そんなことがあるかもしれません

「忙しさに依存」の4つ目は
自分が本当に取り組むげきことから目を逸らしている
でした

最後5つ目
現状維持バイアスで逃れられなくなっている

行動科学、行動経済学の世界の言葉で
「現状維持バイアス」という言葉があります

現状維持バイアスとは
人間の思考や判断の偏りのひとつで
変化によって得られる可能性があるリターンよりも
その変化によって失う可能性のある損失リスクの方を
おおきく感じてしまう傾向のことです

だから、現状が自分にとって好ましくない状態だと
頭では分かっていても、それを打開するような行動が起こせなかったり
気がつかないうちに、今のままであり続ける選択をしたりしてしまいます

自分の行動を変えるような選択をしようとすると
ぼくたちは現状を維持するために、その選択をしない理由を
天才的に大量に思いつくのです

たとえば、もし
今日ぼくがお伝えしてきたここまで4つの
「忙しさに依存」の分析を聴いて

「いやいや、そんなことは最初からわかってんだよ
 そんなこと言ったってさー ・・・」

って思った方、現状維持バイアスかもしれませんね

「忙しさに依存」の五つ目は
現状維持バイアスで逃れられなくなっている
でした

5つまとめておきましょう

ぼくが考える「忙しさに依存」の5つとは

1、忙しさによって分泌されるアドレナリンに依存している傾向がある
2、将来の不安をごまかしている
3、自分の承認欲求を満たしている
4、自分が本当に取り組むべきことから目を逸らしている
5、現状維持バイアスで逃れられなくなっている

この5つでした

ここからは
前半のお話を聴いて

ぼく「忙しさに依存」してるかも
なんとかしたいな

って思った方向けのお話です

今日、ぼくがご提案する
「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良いことは3つのステップです

その3つとは
1、あなたの価値観を言語化する
2、やらないことを決めること
3、継続的に振り返りをすること

この3つです
では、順番にお伝えしていきましょう

まずステップ1は
あなたの価値観を言語化する
です

始める前にA3のコピー用紙を横位置にして
3等分になるように縦に2本 線を引いてください

はじめに、A3の用紙を3等分した 一番左側の欄に
「あなたが大切にしたいこと」
「情熱を注げるもの」
「人から言われて嬉しいこと」
を、5分間で思いつく限り書き出してください

次に、A3の用紙を3等分した 真ん中の欄の真ん中に
横線を1本ひいて上下に2等分してください

この上の欄に、先ほど書き出した「大切なこと」の中から
「思わずやっちゃうこと」を書き写していきます

それが終わったらその下の欄に、先ほど書き出した「大切なこと」の中から
「やりたいこと」を書き写してください

最後に一番右端の欄に
「思わずやっちゃうこと」と
「やりたいこと」を見比べながら感じたことを書き出してください

見比べて感じたことを言語化したり
感じたことを書き出していると
それらに共通している感情や価値観があることに
気がつけると思います

それを、言葉にしておきましょう

みなさんのご参考にぼくが大切にしたいことを言葉にすると
3つあって

ひとつは「成長」
ふたつめは「つながり」
三つ目は「感謝」
この三つです

これぐらいシンプルな言葉にまとめれると
スッキリして良いと思います。

「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良いことは3つのステップです
一つ目は、あなたの価値観を言語化する

でした

二つ目に行きましょう!
ステップ2は、やらないことを決めること
です。

大きめの付箋、ポストイットか
5cm角ぐらいのメモ用紙を少し多めに用意してください

タイマーで5分測って
今、あなたの頭の中、心の中にある気がかりなことや
現在取り組み中のタスク、これから取り組もうと思っているタスクを
一枚の紙に、ひとつ 書き出していってください

あなたの頭の中、心の中の気がかりなことが
すっかり吐き出せるようにサクサクと書き出していってください

普段からタスクリストを作っていらっしゃる方は
タスクリストに書かれていないけど
気がかりなことを、1枚にひとつ書き出していってください

頭の中、心の中をすっかり体の外に出せたら
ステップ1で書き出した「価値観」を念頭に置いて

タスクリストや今書いた紙を一つずつ見ながら
あなたの「価値観」に合わないことを
「やらない」と決断していってください

「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良い3つのステップ
二つ目は、やらないことを決める でした

最後、ステップ3
継続的に振り返りをすること
です

特にアドレナリン依存型の方は
タスクが減って、忙しさがなくなってくると
刺激が欲しくなるかもしれません

アドレナリンが分泌される場面が減るからです

アドレナリンは、あなたに高揚感や達成感を与えてくれますが
本当に必要なことを 淡々とこなしていると
そういった高揚感や達成感って感じることが少なくなっていきます

継続的に振り返りをすることによって
アドレナリンから得られる高揚感や達成感とは違う
充実感を得ることができます

ぼくは、振り返りをとても大切にしていて
もう10年近くほぼ毎日振り返りをやっています

振り返りをすることで
自分で、本当になすべきことをきちんとこなせていることを
伝えることができるのです

あなた自身に、自分がなすべきことをきちんとできていることを
振り返り を通じて伝えてあげましょう

今日は、最近ぼくがやっている振り返りを
みなさんが振り返りをやる時のフレームワークの参考に
お伝えしておきます

先ほどお伝えしたように、ぼくが大切にしたいこと
ぼくの大切な価値観を表す言葉は3つ

ひとつは「成長」
ふたつめは「つながり」
三つ目は「感謝」

です。この3つの価値観を満たすための行動が
日々できているかを確認するためのフレームを3つ作って
振り返っています

3つのフレームとは
ひとつは「学び」

その日に 学べたこと を思い返して
書き出していきます

これによって「成長」という価値観をみたすための
行動ができていることが確認できます

ふたつ目は「与える」

その日に 誰かに何かを与えることができたことを
書き出します

与えることによって、ふたつ目の価値観「つながり」を満たせていることを
確認します

三つ目は「感謝」

その日起こった出来事の感謝できるところを
思い返しながら書き出していきます

これは、もちろん3つ目の価値観「感謝」という価値観を
満たせていることの確認です

このように
その日1日の「学び」「与える」「感謝」を
思い返して書き出すことで
自分が大切にしている価値観を満たすための行動ができていることを
確認して、充実感を得るようにしています

「忙しさに依存」してるって思った時に
やってみると良い3つのステップ
ステップ3は、継続的に振り返りをすること
でした。

それでは、今日のお話まとめておきましょう

今日は「忙しさからなかなか抜け出せない」と感じている方に
それはもしかして「忙しさに依存」しているかもしれない
5つの理由と
「忙しさに依存」している自分に気が付いたら
やってみると良い3つのステップ
をお伝えしました

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/1eioiTW29wk

ぜひ、動画でおさらいしてみてください!

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに気をつけて
新しいライフスタイルを上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします

今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました!

Pocket

PAGE TOP