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足りないなら減らせ!?

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こんばんは

週末起業家、副業経営者 支援の専門家
プロフェッショナルコーチ たかぎけんじ です。

今日は時間管理のお話です。
「時間がない」は週末起業家、副業経営者
永遠の悩みですね^^

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学
センディル ムッライナタン(著)
エルダー シャフィール(著)
大田 直子(翻訳)
https://amzn.to/306oui3

という本を読みました。

序章
3部構成
  第1部 欠乏のマインドセット
  第2部 欠乏が欠乏を生む
  第3部 欠乏に合わせた設計
結論

というスタイルで書かれています。

タイトルに「時間がない」とあるので
時間管理のお話と思いがちですが

時間だけではなく、お金や、人間の処理能力
などに関する「欠乏」をテーマとした本です。

本書では
「欠乏」を
必要を満たすだけの資源がないという主観的な感覚

と定義し、その欠乏により人間に何が起きるかを解説しています。

すごく簡単にいうと
時間がない人は「時間がない」ことでもっと時間がなくなり
お金が足りない人は「お金が足りない」ことでもっとお金が足りなくなり
処理能力が落ちている人は「処理能力が落ちている」ことでもっと処理能力が落ちる

ということです。

これらのことを様々な、実験や事例で解説した上で

「欠乏」を解決する方法のひとつとして
スラックを設けるということを提案しています。

スラックとは、たるみ ゆるみ といった意味だそうですが
本書では「スーツケースに荷物を詰めた時の隙間」と表現しています。

すでに荷物がパンパンのスーツケースに新しく荷物を入れようとすると
何を出そうか考えなくてはいけなかったり
中身の衣類をたたみ直さなくてはいけなかったり
スーツケースを閉めるのに手間取ったり
といったことで、余計に負荷が増えます。

中身に余裕のあるスーツケースつまり
スラックのあるスーツケースに新しい荷物を入れるときは
ただスーツケースを開けてスラックにそれを入れるだけで
ほとんど負荷はありません。

スラックを用意することで
緊急事態への対応などがしやすくなり
欠乏が欠乏を生むという事態を避けることができるようになります。

本書では、
こういったことを色々な実験や事例をつかって
わかりやすく解説しています。

ぼくは本書を読んで

今「欠乏している」
つまり 足りない と感じているものに対して
あえて、ゆとりを持たせることが
足りない を解決する方法になりうる
ということを学びました。

あえて「価値観」という言葉に紐づけると
一般的な価値観では
時間が足りない時には残業する(時間を増やす)
お金が足りない時にはお金を借りる(今使えるお金を増やす)
という、今 増やす という思考をすることが多いと思いますが

その逆「減らす」ことでゆとりを持たすことができないか
と、考えてみることが解決方法になりうる

という感じでしょうか?

事例が多く乗っているので
斜め読みもしやすいですし
話のネタとしても使いやすいと思います。

気になった方は是非読んでみてくださいね。

本日の参考図書
いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学
センディル ムッライナタン(著)
エルダー シャフィール(著)
大田 直子(翻訳)
https://amzn.to/306oui3

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