期待されているのに、なぜ影響力を発揮しづらいのか── 現場で評価されてきた人が、次の役割に向かうときに起きていること

① はじめに|評価と手応えが、なぜか噛み合わない

現場では、一定の成果を出している。
上司や責任者からも、明確に期待されている。
本人もその期待を、プレッシャーではなく「意気に感じて」前に進もうとしている。

それなのに、
どこか手応えが噛み合わない。

リーダーシップを発揮しようとすると、
前に出きれない感覚が残る。
言っていることは間違っていないはずなのに、
周囲に強い影響力を持てている実感が薄い。

評価されていないわけではない。
成果が出ていないわけでもない。

それでも、

「自分は、いま何を求められているのだろうか」
そんな問いが、ふと頭をよぎることがある。

この違和感は、決して珍しいものではありません。
むしろ、現場で評価されてきた人ほど通りやすい地点だと感じています。

ここで起きているのは、
能力不足でも、意欲の欠如でもありません。
「まだ足りない」「向いていない」という話でもないのです。

実際には、

評価されてきた役割と、
これから期待されている役割が、
少しずつズレ始めている

そんなことが起きているように、ぼくには見えます。

現場で結果を出す力と、
周囲に影響を与える力は、
似ているようで、使いどころが違います。

その切り替えが、
はっきりと言葉で説明されることは多くありません。
そのため、この違和感はしばしば
「自分の中の問題」として、静かに引き取られていきます。

けれど本当は、
これは個人の内面だけで完結する話ではありません。

組織の中で、
評価や期待がどのようにつくられているのか。
役割がどのように切り替わっていくのか。

その構造を少し引いて見てみると、
この違和感の正体は、
別の輪郭を持って見えてきます。

この記事は、
とある20代後半で、現場で活躍しているクライアントさんとの対話をきっかけに、
この「評価と手応えのズレ」について、改めて考えてみたいと思ったことから書き始めました。

——ここから先では、
この違和感を生みやすい
「言語化されていない前提」について、少し整理していきます。

② 言語化されていない前提が、評価の裏側で働いている

多くの組織を見ていると、
はっきりと言葉にされてはいないけれど、
評価や役割の与え方の裏側で、ある前提が静かに働いているように感じることがあります。

それは、
• 現場で成果を出してきた人
• 現場で頼りにされてきた人

が、次の役割として
リーダーや管理職を期待されやすい、という流れです。

誰かが会議の場で
「現場で優秀だから、管理職にも向いている」
と明言しているわけではありません。

けれど、
• 昇格のタイミング
• 任される仕事の種類
• 育成の順番

を眺めてみると、
結果として、そうした流れになっている組織は少なくないように思います。

この前提は、とても自然です。
現場で成果を出してきた人を評価したい。
次のステップに進んでほしい。
そう考えること自体に、違和感はありません。

問題があるとすれば、
その前提が言語化されないまま共有されていることです。

現場で評価されてきた力と、
これから期待されている力が、
同じものなのか、違うものなのか。
その切り替えについて、
きちんと立ち止まって話されることは多くありません。

その結果、
• 役割だけが少しずつ変わっていく
• 期待の中身が、言葉にならないまま膨らんでいく

という状態が生まれます。

現場ではうまくやれていた。
周囲からも評価されてきた。
それなのに、役割が変わった途端に
影響力を発揮しづらくなる。

このとき起きているのは、
能力が足りなくなったわけでも、
急に向いていなくなったわけでもありません。

これまで評価されてきた力と、
これから求められている力の種類が、
少しずつズレてきている

そんな変化が、
本人にも、周囲にも、
十分に共有されないまま進んでいるだけです。

このズレが厄介なのは、
誰も悪意を持っていない、という点です。

組織側も、
「期待しているからこそ任せている」。
本人も、
「期待に応えたいと思っている」。

だからこそ、この違和感は
「自分の頑張りが足りないのかもしれない」
という形で、個人の内側に引き取られやすくなります。

けれど、少し引いて見てみると、
ここで起きているのは
個人の問題というより、構造の問題だと言えそうです。

次の役割に進むとき、
求められる仕事の中身がどう変わるのか。
どんな力を、どんな形で使うことが期待されているのか。

それが十分に言葉にされないまま、
評価だけが先に動いてしまう。

この「言語化されていない前提」こそが、
評価と手応えのズレを生みやすくしている背景なのではないか。
ぼくは、そんなふうに感じています。

③ この前提が生みやすい、静かなズレ

言語化されていない前提のもとで役割が切り替わっていくと、
組織の中では、ある種の「静かなズレ」が生まれやすくなります。

それは、大きな衝突や明確な失敗として表に出るものではありません。
むしろ、日常の中に、違和感としてじわじわと現れてきます。

たとえば、
• 任される仕事が、少しずつ変わってきた
• 周囲からの期待が、以前とは違う方向を向き始めた
• それなのに、自分が何を軸に振る舞えばいいのかが、はっきりしない

そんな状態です。

現場で評価されてきた人ほど、
「これまで通りやっていればいいはずだ」と感じやすいものです。
実際、それまではそれでうまく回ってきました。

さらに多くの場合、
そのやり方こそが、
自分の強みであり、評価されてきた理由そのものだと感じています。

だからこそ、

「ここを変える必要があるのだろうか」
「このやり方を手放してしまっていいのだろうか」

そんな迷いが生まれるのも、自然なことです。

ところが、ある時点から、
• 自分が前に出ても、場が思うように動かない
• 良かれと思ってやっていることが、少しズレて受け取られる
• 周囲との距離感が、微妙に変わった気がする

そんな感覚が出てくることがあります。

それでも、影響力が思うように立ち上がらない。

ここで起きているのは、
能力の低下とかではなく

これまで評価されてきた振る舞いと、
いま期待されている振る舞いが、
少しずつズレ始めている

ということだと、ぼくは思っています。

ただし、このズレはとても見えにくい。
なぜなら、評価の言葉そのものは、
以前と大きく変わらないことが多いからです。

「期待している」
「任せたいと思っている」

そう言われながらも、
具体的に何をどう変えるべきなのかは、
はっきり示されない。

その結果、
• 期待されているのに、手応えがない
• 任されているのに、影響力が及ばない

という状態が続いていきます。

そしてこの違和感は、
多くの場合、本人の内側で処理されます。

「自分の伝え方が悪いのかもしれない」
「もっと実績を積めばいいのかもしれない」
「まだ自分には早いのかもしれない」

そうやって、
静かに引き取られていく。

評価の前提が変わり始めているのに、
その変化が共有されないまま、
役割だけが先に進んでいる。

この「静かなズレ」こそが、
影響力を発揮しづらくなる正体なのではないか。
ぼくには、そんなふうに見えます。

④ 数字や専門性が“使えなくなっていく場面”で、影響力が試される

影響力が発揮しづらくなる場面には、ある共通点があります。
それは、これまで評価の拠り所になってきたものが、そのまま効きにくくなっていく場面です。

たとえば、
• 数字で押し切れない
• 専門性の高さを示しても、判断が進まない
• 「正しいこと」を言っているだけでは、場が動かない

そんな状況です。

現場で評価されてきた人ほど、
これまでの成功体験の中に、
「これを出せば通る」という手応えを持っています。

数字。
実績。
専門知識。

それらは、現場では確かに強い力を持ってきました。

けれど、役割が変わると、
それらを前面に出しても、以前ほど影響力が発揮されない場面が増えてきます。

たとえば、
• 顧客満足度向上の取り組みのように、
成果は数値として示されていても、
その意味や手応えが見えにくい仕事
• 会議や調整のように、
誰かを論破しても前に進まない場面
• 横断的な取り組みのように、
正解が一つではなく、合意の質が問われる状況

こうした場面では、

「どれだけ数字が上がっているか」
「どれだけ詳しいか」

といった要素よりも、

どんな視点で、この場を見ているのか

が、問われるようになります。

ここで、多くの人が戸惑います。

これまで頼ってきた武器を使っているはずなのに、
思ったほど場が動かない。
だから、どう振る舞えばいいのかが分からなくなる。

前に出るべきなのか。
一歩引くべきなのか。
強く言うべきなのか。
待つべきなのか。

判断の軸が、
これまでよりも曖昧になります。

けれど、ここで試されているのは、
発言の強さや説得力ではありません。

試されているのは、
• 何を大事にしようとしているのか
• この場で、何を揃えたいのか
• どんな前提を、共有しようとしているのか

そうした、判断の背景です。

数字や専門性が効きにくくなっていく場面では、
判断そのものよりも、
判断に至る考え方が影響力になります。

だからこそ、
• 正解を出そうとしすぎる
• うまくまとめようとしすぎる

ほど、場は動きにくくなります。

一方で、

「いま、この場で大事にしたいのは何か」
「この議論で、何が揃えば前に進めそうか」

そうした問いを、
場に差し出せる人がいると、
少しずつ空気が変わり始めます。

影響力とは、
誰かを動かす力というよりも、

人が動ける状態をつくる力

なのかもしれません。

数字や専門性が、
以前ほど効かなくなっていく場面は、
不安定で、手応えがなく、
できれば避けたくなる場所でもあります。

けれど同時に、
そこは、影響力の質が切り替わり始める場所でもあります。

現場で評価されてきた人が、
次の役割に進むとき、
最初に立たされるのが、
この「数字や専門性が効きにくくなる場面」なのではないかと、
ぼくは感じています。

⑤ なぜ“今”、これまでの強みとは違う役割を任されているのか

ここまで読んでくると、
ひとつの疑問が浮かんでくるかもしれません。

「なぜ、今の自分が、
これまで評価されてきた強みとは少し違う役割を任されているのだろうか」

評価もされている。
現場では、頼られてもいる。
それなのに、
• 成果がすぐに見えにくいテーマ
• 正解が一つではない取り組み
• 周囲との調整や、場づくりが求められる役割

が、増えていく。

このとき、多くの人は、
どこかでこう感じます。

「まだ、自分はそこまでではないのではないか」
「これまでの強みを活かすために、
この役割から降りた方が良いのではないか」

けれど、少し視点を変えてみると、
別の見え方もあります。

それは、

その役割は、
これまでの強みを評価された結果だけではなく、
次の役割に向けた“準備”として渡されているのではないか

という見方です。

現場で発揮してきた強みは、
これからも大事です。
ただ、役割が変わっていくと、
• 自分が前に出て解決する
から
• 人や関係性を通して、状況が整うのを支える

という位置に、
少しずつ重心が移っていきます。

この移行は、
いきなりは起こりません。

まずは、
• これまでの強みだけでは前に進まない場に立ってみる
• 成果が見えにくい仕事を引き受けてみる
• 人や空気を扱いながら、場を動かしてみる

そんな経験を通して、
影響力の質を切り替える時間が置かれます。

これまでの強みが、
そのままでは効きにくい場面に、
あえて立たされる。

それは、
• 期待されていないから
• 信頼されていないから

ではありません。

むしろ、

強みを一度脇に置いたとき、
どんな視点で場を見て、
どんな関わり方を選ぶのか

を、見られているのではないか。
そんなふうにも考えられます。

場をどう見るのか。
誰の声を拾おうとするのか。
どんな問いを立てるのか。

そこには、
管理職としての資質が、
とても静かな形で現れます。

だからこそ、この段階では、
• うまくまとめられなくてもいい
• 正解を出せなくてもいい

代わりに、

「何を大事にしようとしているのか」
「この場を、どう扱おうとしているのか」

その姿勢そのものが、
次の評価軸になっていきます。

これまでの強みとは違う役割を任されるというのは、
負荷が増えることでもあり、
手応えが減ることでもあります。

けれどそれは同時に、

役割が切り替わる前に与えられる、
とても実践的な“練習の場”

でもあります。

この時間を、
「本筋ではない仕事」と捉えるか、
「次に進むための準備」と捉えるかで、
その後の見え方は大きく変わります。

ぼくは、
このタイミングで任される役割の質に、
その人への期待が、
かなり正直に表れているように感じています。

⑥ この局面で、影響力が立ち上がり始める人の共通点

この局面で、
影響力が少しずつ立ち上がり始める人たちには、
いくつかの共通点があります。

それは、
特別なスキルや、強い主張を持っていることではありません。

むしろ、
**「何をしなくなったか」**のほうに、
その兆しが現れます。

まずひとつは、
自分の強みを、使おうとしすぎなくなることです。

数字で語れる。
専門性で説明できる。
現場の感覚もある。

そうしたものを「出せば通る武器」として
前に押し出すのではなく、

「今、この場でそれは本当に必要だろうか」

と、一拍置けるようになります。

強みを捨てるわけではありません。
ただ、強みを主役にしない時間が増える

この切り替えが起き始めると、
場の見え方が変わってきます。

次に、
答えを出す前に、場を整えようとするようになります。

何が正しいか。
どう決めるべきか。

そうした思考よりも先に、
• いま、この場はどんな状態なのか
• 誰が、どこで引っかかっているのか
• 何が、まだ揃っていないのか

を見ようとする。

議論を前に進めるために、
何かを「言う」よりも、
何を「共有するか」を選び始めます。

その結果、
本人の発言量が減ることもあります。

けれど、不思議と、
場は前より動きやすくなる

もうひとつの共通点は、
自分の立ち位置を、固定しなくなることです。

前に出る。
一歩引く。
誰かに任せる。

そのどれかを「自分の役割」と決め打ちせず、
場に応じて立ち位置を変えていく。

ここには、

「自分がどう見られるか」
よりも
「この場がどう進めばいいか」

という関心の移動があります。

この関心の向きが変わると、
周囲の受け取り方も変わります。

「指示された」
ではなく
「考えやすくなった」

「動かされた」
ではなく
「動ける状態になった」

そんな感覚が、
少しずつ周囲に広がっていきます。

影響力が立ち上がるとき、
本人の中に
はっきりした手応えがあるとは限りません。

むしろ、
• 以前より発言を控えるようになった
• 前より注目されることが少なくなった
• 自分の役割を、説明するのが難しくなった

そんな実感を伴うこともあります。

けれど、その裏側で、
• 話がまとまりやすくなっている
• 人が動くスピードが上がっている
• 小さな合意が、静かに積み重なっている

という変化が起き始めます。

そして多くの場合、
この力が立ち上がり始めたあとで、
あなた自身が、影響力の変化を実感するようになります。

この局面で立ち上がる影響力は、
「引っ張る力」ではありません。

人が動きやすい状態を、
繰り返しつくっていく力

です。

それは派手ではありません。
結果も、すぐには見えにくい。

けれど、
あなたに、これまでとは違う役割を求め始めた組織の中では、
確実に必要とされる力です。

⑦ 期待されているのに、影響力を発揮しづらいと感じているあなたへ

もし今、
• 評価はされている
• 期待も、感じている
• けれど、以前のような手応えがない

そんな状態にいるとしたら、
それは、何かが足りないからではないのだと思います。

むしろ、
扱うものが変わり始めているのかもしれません。

これまで、
あなたが現場で積み上げてきた強みは、
間違いなく価値のあるものでした。

結果を出してきたこと。
頼られてきたこと。
自分なりのやり方をつくってきたこと。

それらがあったからこそ、
今の場所に立っています。

ただ、役割が切り替わり始めると、
同じ強みを、同じ使い方では活かせなくなる瞬間があります。

それは、
• 強みが通用しなくなった
• 評価が下がった

という話ではありません。

強みの使いどころが、
少しずつ変わってきている

ということなのだと、ぼくは感じています。

この時期に感じる違和感は、
成長のサインとしては、とても静かです。

派手な成功も、
分かりやすい称賛も、
すぐには返ってこない。

だからこそ、

「自分は、ちゃんと期待に応えられているのだろうか」
「このまま進んでいいのだろうか」

そんな問いが、
心の中に残り続けます。

けれど、その問いが生まれていること自体が、
すでに次の役割に足を踏み入れている証でもあります。

これから求められていくのは、
• 前に出て答えを出す力
よりも
• 人が動ける状態をつくる力

かもしれません。

自分が目立たなくても、
場が前に進む。

自分が話さなくても、
対話が深まる。

そんな変化は、
最初はとても心細く感じられるかもしれません。

けれど、
その静かな変化の中でしか育たない影響力も、
確かに存在します。

もし今、

「影響力を発揮できていない気がする」

と感じているなら、
それは、影響力を失っているのではなく、
影響力の質が切り替わる途中にいるだけなのかもしれません。

焦らなくていい。
無理に、以前の自分に戻らなくてもいい。

今、目の前で起きている違和感を、
「足りなさ」ではなく、
「役割の変わり目」として扱ってみてください。

あなたが、
これまで積み上げてきたものは、
この先も、ちゃんと土台になります。

その上に、
少し違う形の影響力が、
静かに立ち上がっていく。

ぼくは、
多くの人のその過程を見てきて、
そう感じています。

「伝えているつもり」が伝わらない理由とは?──7,000回の対話で見えた誤解の構造

「伝えているつもり」なのに、なぜか伝わらない。

その原因は“誤解の構造”にあるかもしれません。

管理職・経営者とのコーチングで

よく耳にする悩みがあります。

  • 「意見を言っていいと言っているのに、誰も発言しない」

  • 「フィードバックしても、反応が薄い」

  • 「成長の機会を与えているのに、動きが弱い」

一方で、現場の社員側はこう感じています。

  • 「本音を言える雰囲気じゃない」

  • 「どうせ言っても通らない」

  • 「“成長のため”がプレッシャーになる」

この “マネジメントのズレ”

誰かが悪いわけではありません。

むしろ多くの場合、

上司と部下の 前提や捉え方の違い から

静かに積み重なっていきます。

そしてそれは、

「心理的安全性のつくり方」

「アドバイスの届け方」

「問いの質」

といった“日常の小さなコミュニケーション”の中で起きています。


今回、7,000回の対話から整理した

「伝わるマネジメント」の3つの視点をまとめました。

この記事では、

上司の“意図”が部下に“そのまま届く”ために必要な

3つの小さな実践を紹介しています。

たとえば:

  • 「意見していいよ」ではなく “具体的な質問” をする

  • 「私はこう思う」より “部下の最初の考え” を先に聞く

  • 経験談より “相手の状況” を最初に聞く

これらは、

誰でも明日から使えるシンプルな行動ですが、

効果は驚くほど大きいものです。


くわしい実践例・会話例・具体アクションは

note本編にまとめています。

今回のWordPress記事は「概要」です。

本質的なポイントや会話の具体例、

“すぐに使える問いかけ” などは

note側でまとめています。

👇 本編はこちら

➡︎ note: 「なぜ部下に伝わらないのか?──7,000回の対話から見えた“誤解の構造”と修正の原則」

https://note.com/kng1970/n/n5526d3d79cda


日々の“ほんの小さな言葉の選び方”が

チームの空気を変えていきます。

マネジメントは「大きな改革」ではなく、

日常のコミュニケーションの質で変わります。

この内容が、

あなたのマネジメントを

“伝える” から “伝わる(=引き出す)” へ進化させる

ヒントになればうれしいです。

職場の人間関係の悩みを解決するビジネスコーチ的3つのステップ

みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

企業の管理職の方たちや
研修担当の方とお話をしていると
パワハラのことが話題になることがあります

また、副業を始めたいという理由で
ぼくのコーチングセッションを受けにくる方たちの
中にもじっくりとお話を聴いていると
副業を始めようと思った本質的なきっかけが
お勤めの会社での人間関係がうまくいっていないことが発端
と言うことも、少なからずあったりします

こうしたハラスメントをはじめとする人間関係の問題って
コミュニケーションの問題として対処されることも
多いと思いますが
表面的なスキルとしてのコミュニケーション力を高める様に努力しても
問題が解決されない場面をこれまで幾度となく観てきました

今日は
最近、職場の人間関係の悩みのお話を聴く機会が多かったので

職場における人間関係の悩みがどうして生まれるかの
ビジネスコーチ的一つの解釈と

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ

お伝えしていきます

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、今日も参りましょう

冒頭お伝えした様な職場の人間関係の問題って
コミュニケーションの問題として対処されることも
多いと思いますが
表面的なスキルとしてのコミュニケーション力を高める様に努力しても
問題が解決されない場面をこれまで幾度となく観てきました

とてもわかりやすい事例の一つとして

先ほど、お勤め先の人間関係に関する問題が発端で
副業を始めようと考えるクライアントさんが少なからず
いらっしゃると言うお話をしましたが
こう言う方達の中には、副業を進めながら
並行して転職を試みる方も多くって
ぼくと副業・複業の話をしながら
その一方で転職をなさる方もいらっしゃいます

当初は
「たかぎさん!副業がやりやすい会社に転職しました!!!」
なんて笑顔でおっしゃったりするのですが

数ヶ月すると
新しい転職先の会社でも人間関係の問題を抱える
それも、前の職場の時と同じようなパターンの
人間関係の問題を抱えることが結構あるんですね

これ、表面的なスキルとしてのコミュニケーションの問題ではない
と言うことになると思います

こういった出来事を引き起こす根底にあるのは
自己啓発や心理学の世界で
「色眼鏡」とそれをつくりだしている
「思い込み」別な言い方で言うと
その方が持っている「価値観」「信念」
こう言った言葉で表されるものに起因している事が
多いように感じます

ちょっと踏み込んで解説しておくと

色眼鏡ってその人の
ものを見るときや
出来事を解釈する時の癖ですね

よくコップでたとえられたりします

コップって真横から見ると四角形ですよね
で、真横からしかみたことがない人は
「コップとは四角い物である」と主張します

一方でコップを真上からしかみたことがない人は
「コップは丸い」と主張します

この二人のコップの形に関する議論は
このままでは噛み合うことがありませんね

同じ様に
部下は厳しく指導、指示をしないとちゃんと仕事をしない
と思っている上司と

上司はいつもぼくのやりたくないことを
きつい言葉で言ってくる
ぼくにはぼくのやり方があるのに
と思っている部下の

コミュニケーションはうまくいかないですよね

あくまで例え話ですが

更に例えばでお話をすると

転職してしばらくすると
前の職場と同じ様な人間関係の問題を
訴える様になる方の場合ですね

上司はいつも僕のやりたくないことを
きつい言葉で言ってくる
という色眼鏡をもったままだと
新しい職場での上司も見事にその期待に応えてくれるわけです
なぜなら
上司のそういうところを見つける癖が強いので
つまり上司のその他の性質よりも
「きつい言葉でやりたくないことを言う」
ところを見つける能力が高くなっちゃっているから
見事に「きつい言葉でやりたくないことを言う」
どんどんと見つけていってしまうわけですね

これは辛いですよねー

 

じゃあ、こう言った色眼鏡って
ぼくたちはどうやって手に入れてきたのでしょう?

多くの場合は、それを過去の成功体験によって
手に入れていることが多いみたいです

例えば
先程の例で出した
部下は厳しく指導、指示をしないとちゃんと仕事をしない
と思っている上司の方

過去に
自分現場だった頃 上司から指導されたことを実直にやることで
営業成績を上げることができた経験や

部下を厳しく指導した結果、その部下にとても感謝された経験

部下に指示をだしたら、みんながそれを守ってくれて
部門の予算が達成された経験

などなど
ひとつひとつは小さいかもしれないど
それでうまく行った経験を積み重ねていくと
それが、色眼鏡になりだんだん強固になって
その人にとって「当たり前」のことになっていくのですね

さて、
もしあなたが今
その色眼鏡をかけていることで
うまくいかないことが起きているとしたらどうしたらいいでしょうか?

今日は
職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
お伝えします

その3つのステップとは
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する

では、具体的にお伝えしていきましょう

まず、ステップ1
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる

まずは
どんな人間でもさまざまな色眼鏡をかけて
人生をおくっていると「気づく」「思い出す」ことですね

もうちょっと具体的に言うと
今、ぼくがうまく行っていないのは自分のものの見方のクセのせいではないか?
と考えてみること
今、わたしが苦しいと感じているのはわたしの物事の受け取り方の癖のせいかもしれない
と思ってみること

ポイントは
「どんな人間でも」「誰でも」色眼鏡を持っていること

ちょっとだけ疑ってみるだけ
にしておくことです

あくまで、あなたのせいではなくって癖のせいなので

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
ステップ1は
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる
でした

つづいて
ステップ2
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
ですね

今経験している様な出来事を最初に経験したのはいつか遡ってみてください
現在に近い方からだんだん過去に遡っていきましょう

先程の上司の例で出したやつで行くと

去年数字が厳しかった時に
部下に指示をだしたら、みんながそれを守ってくれて
部門の予算が達成されたなあ

更に遡ると
自分が初めて部下を持った時に
部下を厳しく指導した結果、その部下にとても感謝されたっけ

もっと遡ったら
入社2年目に
自分が上司から指導されたことを実直にやることで
はじめて自分一人で予算が達成することができたんだった

みたいにして、遡ってみましょう

もしかしたら
最後に辿り着くのは
幼稚園の頃、母親がとても厳しいひとで
母親の言う通りにしていると
母親の機嫌がいつもよくって、家族がとても穏やかに過ごせた

なーんてところに戻るかもしれませんね

まあ、あくまで例え話ですが

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
ステップ2は
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
でした

最後
ステップ3です
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する

例えに出している
部下の立場で考えてみると

きっと
サボろうとしたり、数字が達成したくないと思ってるわけではないでしょうから

例えば
数字は達成したい
かける時間はできるだけ短くしたい
本当は上司に良い評価をしてもらうに越したことはないと思っている
実は、まわりからすごいねって言ってもらいたい
などなど

ここでは、わがまま放題に思っていることを
書き出してみましょう

もうこれ以上ないと思えるぐらい書き出したら
これらを一つでも多く叶えるために
自分ができることを具体的にしていきましょう

行動をしやすくするために具体的に、細かくするのがコツです

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ
ステップ3は
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する
でした

はい、ありがとうございました

 

それでは、今日のお話まとめておきましょう!

今日は

最近、職場の人間関係の悩みのお話を聴く機会が多かったので

職場の人間関係の悩みを解決する
ビジネスコーチ的3つのステップ

お伝えしました

3つのステップとは
1、自分の癖のせいではないかと疑ってみる
2、似た様な経験を一番最初にしたのはいつなのか遡ってみる
3、その場面、その分野で自分は本当はどうしたいのか?
  どんな結果を出したいのかを言語化する

職場の周りの方達とどうもしっくり来ないときや
上司とのコミュニケーションがうまく取れない時
部下が思い通りに動いてくれないなと感じる時

ぜひ、今日のお話試してみてくださいね

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/yqhsd4gC_CE

ぜひ動画でおさらいしてみてください!

それでは、今日はここまでにします

今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました!

【副業・複業・起業】次に何をして良いかわかるようになる14の質問

みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

ぼくは、ビジネスコーチとして日々多くのビジネスパーソンの
支援をさせていただいています

その中には、自分の力で稼げるようになりたいとおもって
副業・複業を始めようとなさっている方達がいます。

だけど、こういった
副業・複業に取り組む方達にとっては
特にはじめの頃は
ひとつ一つのことが初めて取り組むことなので
たびたび、次に何をやっていいかわからない
という状態になりがちです

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、参りましょう!

ぼくが、日々コーチングを通じて支援させていただいている方の中には
副業・複業でバリバリやっている方や
そこを目指して頑張っていらっしゃる方達が大勢いらっしゃいます

ぼくがコーチングを通じて副業・複業の支援をさせていただいている方のほとんどは
「これから副業・複業を始める」という状態から
お手伝いをさせていただくことがほとんどなので
どんな風に副業・複業で稼いでいけるようになるか
という事例はたくさんそばで見て支援をしてきました。

 

副業・複業に取り組む方達にとっては
特にやりはじめの頃って
ひとつ一つのことが初めて取り組むことなので
たびたび
次に何をやっていいかわからない
という状態にたびたびなりがちです

こういう時には具体的に想像できる
きっかけを用意することが効果的です

たとえば
自分の副業・複業の専門分野は決まったけれど
次は何をやったらいいんだろう?
なんてことになったりするんですね

こんな時には
あなたが、ご自身のビジネス、副業・複業を通して
お役に立ちたい人、幸せにしたい人のイメージを具体化する
と効果的です。

別な表現をすると
あなたは、だれにありがとうって言われたいか?
ということです。

あなたが「ありがとうって言われたい相手」のことが
具体的に想像できるようになることで

今その人に何をして差し上げればいいか
を想像できるようになるります

そしたら、それを実際にやっていったり
それが実際にできる状態をつくるために
何をしていったら良いかを考えていけば良いですね。

 

ですので、まずは
あなたが、だれにありがとうって言われたいか?
を具体的にしていきましょう。

それでは「ありがとうって言われたい相手」って
どうやって具体的にすれば良いのでしょう

今日は「ありがとうって言われたい相手」の
イメージを具体的にする14この質問を用意してみました

その14個とは
1、性別
2、年齢
3、家族構成
4、職業
5、役職、地位
6、年収
7、勤務先の所在地
8、住んでいるところ
9、よくショッピングなどにいくところ
10、所属しているコミュニティ
11、趣味(休日の過ごし方)
12、大切にしているもの、こと
13、興味、関心
14、主な情報源は何か

この14個全部をきちんと明確にする必要はないかもしれませんが
ひとつひとつが具体的であるほど
「ありがとうって言われたい相手」の
考えることや行動パターンが想像しやすくなりますよね

相手の考えることや行動パターンが想像しやすくなれば
その方に対してあなたが何をしたら良いか
も具体的に考えやすくなります

なので、やっぱり
できるだけ具体的に設定をしておくと良いとおもいます。

そして・・・
実はもっと具体的に想像をしやすくなる
シンプルで簡単な方法があります

それは・・・

あなたが既に知っている
実在の人物を「ありがとうって言われたい相手」に
設定することです

世界No1コーチといわれる
アンソニー・ロビンズさんは
「クライアントに恋をせよ」とおっしゃるそうです

相手に感情移入がしやすければしやすいほど
相手の行動に先回りして
自分のアクションを起こすことができるようになるはず

だから
あなたの身近な人や
過去にあなたのそばにいた人など
あなたが既に知っている人が
「ありがとうって言われたい人」に設定できないか
考えてみましょう。

ぼくの場合は、40歳の時の自分自身を
この「ありがとうって言われたい人」に
設定していたこともありました。

 

ありがとうございました!

今日は、副業・複業をはじめたばかりの頃に
次に自分が何をやったらいいか
わからなくなった時にやってみる14の質問
についてお伝えしました。

今日のポイントは
あなたが感情移入ができるだけしやすくなるように
あなたが「ありがとうって言われたい人」を
できるだけ具体的に設定することです。

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/xPZSRzrfpJg

ぜひ動画でおさらいをしてみてください

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに配慮して
毎日を上手に楽しんでいきましょう!

それでは今日はここまでにします。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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