イライラ、悲しい気持ち、不安な気持ちを解消して行動につなげる

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こんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです

最近、家にいる時間が長くなって
家族との関係がギスギスしていると言う方が増えている
というお話を聴いたので

その、ギスギスの原因になっているであろう
あなたの感情の動きと
その対処法について考えてみたいと思います。

この対処法を実践していただくと
あなたのビジネスやライフスタイルにも
きっと効果的です。

日々生活をしていると
ぼくたちは、様々な感情を抱きます

プラスの感情になる時
つまりあなたにエネルギーをくれる
感情はそのままでも良いと思うのですが

あまり好ましくないのは
あなたのエネルギーを奪うような感情になること

たとえば

イラッとしたり
悲しい気持ちになったり
不安になったり
他にもエネルギーを奪う感情って
あると思います。

こう言うエネルギーを奪われるような
感情がうまれたときって
上手にその感情と付き合ってあげないと
とても、もったいないことを
してしまうと、思います。

はじめに今日のまとめです

あなたのエネルギーを奪う感情が
あなたの体の中に生まれた時の対処方法は
3つのステップです。

ステップ1
まず90秒間
あなたにその感情が生まれていることを認めてあげる

たとえば
イライラとか悲しい気持ちとか不安な気持ち
などです

「あーいまイライラしているなー」
のような感じです。

ステップ2
その感情があなたに気づかせようとしていることを
具体的な言葉にしましょう

わたしは、家では家族で一緒に時間を過ごすことが
大切だと思っているけれど
相手は、1人の時間を過ごすことを大切だと思っている

みたいな感じですね。

もし、うまく言葉にしにくい時は
「わたしは今この人とは、価値観が違うんだな」とか
「今ぼくは、未来の不確実さを感じているんだな」
と言葉にするだけでも良いと思います。

ステップ3
その感情を抱かせた状態に対して
今あなたにできる小さな行動を言語化して
実際にそのうちの一つをやってみてください。

それでは、具体的にお伝えしていきましょう。

自分が余裕を持って活動できている時には
イラッとしたり
悲しい気持ちになったり
不安になったり
といった、マイナスの感情の動きにも
多くの方は余裕を持って
上手に対処できていると思います。

ですが、
自分に余裕がなくなっている時って
上手に対処ができなくて
その感情に流されて、自分のエネルギーを
取られることになってしまいますよね

イラッとして
その感情のままに
相手に強い言葉をぶつけてしまって
そのあとで、後悔をしたり

悲しい気持ちや不安な気持ちになって
その感情にながされて
その後にやろうと思っていたことが
しばらくの間、何もできなくなってしまったり

そう言う状態が長く続くのは
あまり好ましくありませんよね

ぼくは、
ぼくたちの中に感情があることには
意味があると思っています。

表現を変えると
感情には役割があると言うことです

では、感情の役割って何でしょう?

ぼくは、感情の役割って
「気づかせること」だと思っています。

たとえば

相手と話していて
イラッとする感情は

あなたが大切にしたいことを
相手の人がないがしろにしたときに
感じる感情です

だから、
その相手の人と自分の大切にしているものが
違うのだと「気づかせ」てくれます

悲しい気持ちも
似ているかもしれませんね
自分が大切にしているものを
相手が大切に思ってくれていないことを知ると
悲しい気持ちになるということを考えると

この、悲しい気持ちも
自分と相手の大切にしたいもののズレが
原因になっていることが多いと思います。

イライラも、悲しい気持ちも どちらも
相手の人と自分が大切にしているものが
違うのだとということに「気づかせてくれます」

そして、不安になる時って
ほとんどの人は、未来のことを
イメージしていることが多いですよね

未来の不確実性に対して
これって、どうなっちゃうのだろう?

ってなると、不安な気持ちになります。

このように
あなたの中に生まれる感情は
あなたに、何かを「気づかせて」くれる
きっかけになります。

今お伝えしたように

多くの場合
イライラや、悲しい気持ちは
相手の人との大切なものの不一致を

不安な気持ちは
自分が未来の不確実なところに
視点を向けていることを

気づかせてくれます

では、こういった気持ちになった時に
どんなふうに対処したら良いでしょうか?

2008年にタイム誌の
「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている
神経解剖学者のジル・ボルト・テイラーさんは
自身の脳卒中の経験とその後の回復のプロセスを記した著書
「奇跡の脳」という本の中でこう語っています。

#### 以下 引用

たとえば怒りの反応は自発的に誘発されるプログラム。
ひとたび怒りが誘発されると、
脳から放出された化学物質が体に満ち
生理的な反応が引き起こされます。
最初の誘発から90秒以内に、
怒りの科学的な成分は血液中からなくなり、
自動的な反応は終わります。
もし90秒が過ぎてもまだ怒りが続いているとしたら、
それはその回路が機能し続けるようにわたしが選択をしたからです。
瞬間、瞬間に、神経回路につなげるか、
それとも、現在の瞬間に戻って、つかの間の整理機能として
その反応を消散させるのかのどちらかの選択しているんです。

#### 引用ここまで

と語っています。

ざっくりと、ぼくなりの解釈をすると

神経解剖学的にみると

何かの出来事が起きた時に
その出来事に対して人間の体の中には
自然と感情がうまれます。
その感情の消費期限は90秒間で

90秒以降その感情でいつづけるかどうかは
自分で選ぶことが出来るということです。

だから、あなたの中に感情が生まれた時

たとえば
イライラとか
悲しい気持ちとか
不安な気持ちとか
といった、エネルギーを奪われる感情が生まれた時
最初の90秒間は、その感情が持続するのは”あり”です。

その後90秒間たったら
その感情は、あなたの意思で切り替えてしまった方が
あなたにとって都合が良いこと多いのです。

なので
ステップ1として
まず90秒間
あなたにその感情が生まれていることを認める
たとえば
イライラとか
悲しい気持ちとか
不安な気持ち
でいることを認めてください

「あーいまイライラしているなー」
のような感じです。

90秒たったら次のステップです

例えば
イライラや悲しい気持ちの時は

相手の人と一致していない価値観に対して

まずは
相手が違う価値観を持っていることを認めて

その後は
認めたところで終わらせるのか

必要であれば

自分は違う価値観を持っていることを
相手に伝えるのか

相手の価値観に自分を寄せることが必要なのかを
考えたり

と言うことをすれば良いでしょう。

不安な気持ちになった時は

自分が目を向けた不確実な未来に対して

自分はその時にどんなふうになっていたいのかを
具体的に言葉にしてみたり

その未来に対して
自分が変えられることと
自分では変えられないことを明確にしたり

自分がそのときに、なりたい姿に対して
これから自分ができることを具体的にしてみたり

と言うことをすると良いでしょう

とくに、この不安な感情への対処は
暗算よりも筆算の方が効果的です

いつものようにA3のコピー用紙かプロジェクトペーパーを用意して
3等分するように縦に2本線を引いて

一番左の欄に
あなたが不安を感じた未来を書いて

その下に
その未来にあなたがどうなっていたいか
を書き出します

真ん中の欄には
その未来に対して
あなた自身には変えられないこと
あなた自身に変えられることを
思いつく限り書き出します

一番右側の欄には
あなた自身が変えられることに対して
あなたが今からできる具体的なことを
なるべく細かく書き出してください

書き終えたら
一番右の欄に書き出したことの中で
あなたが一番簡単にできることを
今すぐひとつやります

ここまでやると
あなたが感じた不安な気持ちの役割は
ほぼ、終了です。

こんなふうにして
あなたのエネルギーを奪う感情が
あなたの中に生まれた時は

まずは90秒間はあなたに
イライラや
悲しい気持ちや
不安な気持ちが
生まれたことを認め

90秒たったら気持ちを切り替えて
あなたができる具体的な行動に
視点を向けるようにしましょう。

後半の整理です。

自分の感情を90秒間 認めた後は

ステップ2です
その感情があなたに気づかせようとしていることを
具体的な言葉にしましょう

わたしは、家では家族で一緒に時間を過ごすことが
大切だと思っているけれど
相手は、1人の時間を過ごすことを大切だと思っている

みたいな感じですね。

もし、うまく言葉にしにくい時は
「わたしはこの人とは、価値観が違うんだな」とか
「今ぼくは、未来の不確実さを感じているんだな」
と言葉にするだけでも良いと思います。

この2つ目のステップまでで
随分と客観的に自分の感情をとらえることが
できるようになるはずです。

そして
あなたの意思で、感情を切り替えたら
そのあとは、感情が「気づかせてくれたこと」に
対処をしましょう

ステップ3では
その感情を抱かせた状態に対して
今あなたにできる小さな行動を言語化して
実際にそのうちの一つをやってみてください。

それでは
まとめておきましょう

あなたのエネルギーを奪う感情が
あなたの体の中に生まれた時の対処方法は
3つのステップです。

ステップ1
まず90秒間
あなたにその感情が生まれていることを認める
たとえば
イライラとか悲しい気持ちとか不安な気持ち
などです
「あーいまイライラしているなー」
のような感じです。

ステップ2
その感情があなたに気づかせようとしていることを
具体的な言葉にしましょう

わたしは、家では家族で一緒に時間を過ごすことが
大切だと思っているけれど
相手は、1人の時間を過ごすことを大切だと思っている

みたいな感じですね。

もし、うまく言葉にしにくい時は
「わたしはこの人とは、価値観が違うんだな」とか
「今ぼくは、未来の不確実さを感じているんだな」
と言葉にするだけでも良いと思います。

ステップ3
その感情を抱かせた状態に対して
今あなたにできる小さな行動を言語化して
実際にそのうちの一つをやってみてください。

外出自粛生活の中で
自分の感情の変化でエネルギーを
奪われているなと思った時に
試してみてください。

今日のお話を動画にしています
https://youtu.be/Qem8wgqXrP0

ぜひ、動画でおさらいをしてください!

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