『役職は貸し衣装』という考え方が自律型の強い組織をつくる理由

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1. はじめに:役職はゴールではなく道具である

「役職は貸し衣装」とある管理職のクライアントさんのコーチングセッションをしている時に出てきた言葉です。
これは、役職は一時的に与えられるものであり、それを使って何を成し遂げるかが重要だという考え方です。日本企業では、55歳前後で役職を退く「役職定年制度」を設けている企業が少なくありません。しかし、役職を自分の価値と誤認してしまうと、定年後にモチベーションが低下し、組織全体の活力が失われる可能性があります。
最近では役職定年制度を廃止する企業も増えてきています。この背景には、労働力人口の減少や経験豊かなシニア人材の活用といった課題があります。特に、年齢に関わらず実力や成果で評価する動きが強まっており、役職定年制度の見直しが進んでいます。
コーチングを通じて多くの企業の支援をしていて感じるのは、これらの理由に加えて、役職定年を迎えた方達のモチベーションの低下も役職定年制度廃止の流れの理由になっていると感じます。
本来、役職定年制度には次世代リーダーの育成や組織の新陳代謝を促進するというメリットがあります。新しい視点や発想を取り入れ、組織全体の活力を維持するための仕組みとして導入されてきました。

2. 役職に依存するリーダーのリスク

役職に依存するリーダーには、次のようなリスクがあります。

2-1. 指示待ち部下の増加

役職者が立場を利用して「自分の言うことを聞かせる」姿勢で部下と向き合うと、部下は指示を待つ受動的な姿勢になりがちです。自分で考え、行動する文化が育たず、イノベーションの芽が摘まれてしまいます。

2-2. 役職定年後のモチベーション低下

役職を「自分の価値」と捉えてしまうと、定年後に役割を失ったと感じ、自己肯定感が低下します。その結果、組織への貢献意欲が減退する可能性があります。

2-3. 部下の成長機会の減少

本来のリーダーシップを発揮できていない役職者が自己承認のために業務を抱え込むと、部下が成長する機会が失われ、次世代のリーダー育成が遅れてしまいます。

3. 貸し衣装としての役職を受け入れるメリット

では、役職を貸し衣装と捉えた場合、つまりは役職は自分自身ではなく組織やチームをより良くするためのもので、自分はその道具を預かっているのだという捉え方をした場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

3-1. 自分の強みや経験をフル活用できる

「役職を任された今、自分には何ができるのか?」と考えることで、主体的に行動する意識が芽生えます。役職という「道具」を使って、組織に価値を提供しようとする姿勢が生まれるのです。

3-2. 組織への貢献意識の向上

役職を道具として捉えれば、「役職がなくなった後も組織に貢献できることは何か?」と考えるようになります。その結果、役職定年後も社内外で活躍する人材が育つ可能性が高まります。

3-3. 自律的な組織文化の醸成

役職に依存しないリーダーシップを持つ人材が増えると、役職に関係なく意見を出し合い、挑戦する文化が育ちます。組織はより柔軟で成長志向の強いチームへと進化します。

4. 役職に依存しないリーダーシップを育む4つのアプローチ

役職に依存しないリーダーシップを育てるためには、例えば次の4つのアプローチが効果的です。

4-1. 「役職は期間限定のミッション」というマインドセットを浸透させる

役職は「組織から託されたミッション」であり、永遠のものではありません。研修やコーチングを通じて、「任期中に何を成し遂げるか」を考えさせる機会を設けることが大切です。

ワークショップ例

  • 自分の役職があと1年で終わるとしたら、何を優先するか?

  • その役職を引き継ぐ後継者に何を伝えたいか?

4-2. 「ミッション評価制度」を導入する

上席と協議をして自分の役職のミッションを定義し、進捗や成果を定期的に振り返る評価制度を導入します。これにより、役職期間中の成果が可視化されるだけでなく、役職後もその経験が次のステージで活かされる基盤が作られます。

  • 評価のポイント例:

    • 役職期間中にどのような組織的変化を促進したか

    • 部下の成長をどのように支援したか

    • 役職後に引き継ぐべき知見や成果物をどのように残したか

4-3. 後継者育成の「貸し衣装試着体験」を設ける

若手リーダーに、プロジェクトリーダーや重要な会議での発表を任せる機会をつくり、「役職体験」を提供します。仮の役職でも、実際にその役割を経験することで、自分のリーダーシップスタイルや強みが見えてきます。

4-4. 「貢献の可視化」、「失敗を許容する文化」「チャレンジを称賛する文化」を育てる

役職の有無に関わらず、組織に貢献した人を称賛する文化を育てます。加えて、挑戦した結果の「失敗」も成長のための重要な経験として認め、許容する文化を醸成します。

具体的な取り組み例:

  • チャットツールでの「いいね」機能を活用して、成功事例だけでなく、挑戦したプロセスを共有し称賛する。

  • 社内表彰制度を見直し、チャレンジ精神を発揮した取り組みを積極的に表彰する。

  • 失敗談を共有する「チャレンジミーティング」を定期開催し、挑戦しやすい心理的安全性を確保する。

5. 役職定年制度を超えたリーダーシップの可能性

このような取り組みを通じて、社内のリーダーシップが醸成されれば、そもそも「役職定年制度」が導入された理由である 次世代リーダーの育成組織の新陳代謝の促進 といったメリットが自然に達成されます。

一方で、役職定年制度を廃止する企業が増えている背景には、経験豊かなシニア人材の活用役職定年を迎えた方たちのモチベーション維持・向上 という目的があります。

こうしたアプローチにより、役職定年制度を維持する企業 であっても、廃止を選んだ企業 であっても、組織の活性化や人材の成長促進といった共通のメリットを享受できると考えられます。

6. まとめ:役職を超えて、組織に何を残すか

役職は「貸し衣装」みたいなものです。着ている間は、その道具を最大限に活用し、組織に貢献する。その意識が、リーダー個人の成長につながり、組織全体を強くします。

役職という道具は、「自分が何を得るか」ではなく、「何を組織に残せるか」を考えるためにあるものです。これを「貸し衣装」として受け取り、期間限定のミッションに全力で取り組む姿勢が、リーダーの本質的な力を育みます。

また、役職定年制度を維持する企業 にとっても、廃止を選んだ企業 にとっても、リーダーシップ醸成の取り組みは重要です。役職を「貸し衣装」という道具と捉え、その期間を最大限活用する意識があれば、制度に関係なく組織は成長していくでしょう。

こうした個々の意識変化が、結果として組織全体の柔軟性や主体性を高め、強い組織を育むことにつながるのです。

あなたが「貸し衣装」という道具を脱ぐとき、どんな価値を組織に残しますか?

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現場のエースが管理職になった時、陥る罠──AIを活用して“本物のリーダー”へ進化する方法

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1. 現場のエースが管理職になったとき、なぜチームは停滞するのか?

多くの企業では、**「現場で成果を出した人が、そのまま管理職になる」**というキャリアパスが一般的です。これは、業務の現場を深く理解している人がマネジメントに入ることで、組織全体の業務効率が向上し、実務と戦略のギャップが埋まりやすくなるというメリットがあります。

✅ 業務の細かい部分を熟知しているため、現場の課題を素早く把握できる
✅ これまでの成功体験を活かし、実践的なアドバイスを提供できる
✅ 部下と同じ目線でコミュニケーションを取りやすく、信頼関係を築きやすい

一方で、管理職とプレイヤーの役割は異なり、個人で成果を上げるスキルとチームを導くスキルは必ずしも一致しません。実際に、多くの管理職の方をコーチングさせていただいていると、「チームが思うように動いてくれない」と支援を求められることがたびたびあります。

こうした課題を解決する方法の一つとして、**「AIを活用し、業務を効率化しながら、リーダーシップを高め、部下の主体性を引き出す」**アプローチがあります。もちろん、AIだけが解決策ではありませんが、テクノロジーを活用することで管理職の役割をより効果的に果たせる可能性があります。


2. AIを活用し「管理職が手を離せる領域」を増やす

管理職の多くは、プレイヤーの延長で動き続け、**「自分が動いた方が早い」「部下に任せるのは不安」と感じ、業務を抱え込んでしまいがちです。しかし、これでは管理職の本来の役割である「チームを導くこと」**に時間を割くことができません。

AIを活用することで、不要な業務を減らし、管理職としての本来の役割に集中できる環境を作ることができます。

✅ AIで削減できる業務

  • 会議の要約・議事録作成 → AIに自動化

    • Zoomの録音データをAIが要約し、報告書を自動生成

    • → 空いた時間で、部下との対話や育成に時間を使える

  • 営業データ管理・報告業務 → AIで自動更新

    • CRMツールを活用し、営業フェーズを可視化

    • 部下が「報告のための資料作成」に時間を取られない

    • → データをもとに主体的な行動を促すマネジメントが可能に

  • タスクの優先順位付け → AIがサポート

    • ChatGPTなどを活用し、何に集中すべきかを明確化

    • → 「管理職の思い込み」ではなく、客観的なデータでリーダーシップを発揮できる

これにより、管理職の仕事が「現場の仕事」ではなく「チームを成長させる仕事」へとシフトする。


3. AIが「管理職の視座」を高める理由

1. 業務から解放されることで、視点が現場から「組織の未来」へシフトする

AIを活用して日々の業務負担を減らすことで、より高い視点から組織を見る時間が生まれるのです。

例えば、

  • 「日々の営業数値を手作業で管理していた時間」を削減することで、市場の変化や組織の成長戦略を考える余裕が生まれる。

  • 「部下の報告を集約して評価する時間」を削減することで、部下一人ひとりの潜在能力やキャリアの方向性を考える視点を持てる

AIによって「目の前の業務」に追われる状態から脱し、「チームの成長と未来」にフォーカスする視座を得ることができる。

2. 視座が高まることで、組織全体に与える長期的な影響

管理職が視座を高めることは、個人の成長にとどまらず、組織全体の文化や成果にも大きな影響を与えます

  • 長期的な視点での意思決定が可能になる

    • 目先の成果だけでなく、「組織の持続的な成長」を見据えた戦略が立てられる。

    • 例えば、「今の売上を伸ばす施策」ではなく、「市場環境の変化に適応するビジネスモデル」を考えられるようになる。

  • 部下の成長を促す問いかけが増える

    • AIの活用でデータを基にしたフィードバックが可能になり、より具体的かつ戦略的なアドバイスができる。

    • 「次に何をするか」だけでなく、「どうすれば成長できるか?」という問いかけの質が向上し、部下の主体性を引き出す。

  • 組織の学習能力が高まる

    • 管理職の視座が上がることで、「個々の成功ではなく、組織全体が学び成長する」環境が整う。

    • データを活用したPDCAサイクルが定着し、チームが継続的に改善し続ける文化が生まれる。

「高い視座を持つ管理職」が増えることで、組織全体の成長スピードが加速し、持続的な成果を生み出すチームが育つ。


4. AIを活用し「部下の主体性を引き出す仕組み」を作る

部下の主体性を育むには、「指示する」のではなく、「考えさせる」ことが重要です。
AIを活用すれば、**「管理職が手取り足取り指導しなくても、部下が自ら成長する環境」**を整えることができます。

✅ AIを活用した育成の仕組み

  • 「AIメンター」で部下の自己学習を促す

    • Chatbotや学習支援AIを導入し、部下が業務で直面した課題に対するアドバイスを即座に得られるようにする

    • → 上司の指導を待たずに、部下が主体的に学習できる環境を提供

  • 「成長フィードバックの自動化」

    • AIが営業トークや業務成果を分析し、具体的な改善点や成功ポイントをリアルタイムで提供

    • → 部下自身が課題を認識し、改善策を考える習慣をつける

  • 「強み・弱みのデータ化」

    • AIが過去の業務データを分析し、部下の得意分野や苦手な業務を可視化

    • → 適材適所の配置を可能にし、部下が自信を持って業務に取り組める


5. まとめ:管理職がAIを活用することで得られる未来

まずどれか一つで良いので、ぜひ取り組んでみてください。小さな変化が、管理職としての視座を高め、チームの成長を促すきっかけになるはずです。

今こそ、AIを活用し、視座を高めながら**「組織を導くリーダー」へと進化する可能性を探ってみましょう。**

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部下と上司の溝を埋める!チームビルディングにも有効な関係改善の3ステップ

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こんにちは、ビジネスコーチのたかぎけんじです。

先日、とある企業の支社長さんから、職場の人間関係について相談を受けました。その内容は、ある課員から「自分の上司である課長にパワハラ的な言動がある」という指摘を受けたというものです。具体的な指摘としては以下のようなものが挙げられました。

  1. 周囲に聞こえる状況での乱暴な言葉遣い

  2. 気分によって指示が変わる

  3. 攻撃的な表現での指導

この問題をビジネスコーチの視点から考えると、根本的な原因は「上司と部下の価値観のずれ」にあると感じました。

問題の本質

上司である課長には、

  • 「部下には物事をきちんと伝えて指導しなくてはいけない。そのためには時に厳しい言葉も必要だ」

  • 「部下は上司の背中を見て学ぶべきだ」

といった価値観があるようです。一方で、部下には、

  • 「上司は部下が納得するまで丁寧にやり方を教えるべきだ」

  • 「人は褒めて伸ばすべきだ」

という価値観があります。

お互いの言動や感じ方は、それぞれの価値観や前提に基づいていますが、本人たちはその存在に気づいていないことが多いのです。また、気づいたとしても、相手の価値観を受け入れる余地がないまま、問題が平行線をたどることも少なくありません。

さらに、こういった問題は表面的には「コミュニケーションの問題」として捉えられることがあります。しかし、表面的なコミュニケーションを一時的に改善しても、根本的な解決には至らないことが多いのです。

改善に向けた3つのステップ

このような問題を根本から解決するために、以下の3つのステップを実践してみてください。

1. 自分の価値観や前提を言語化する

上司は、自分が部下の育成についてどのように考えているのかを具体的に言語化しましょう。その際、考えの根底にある価値観や前提も明らかにします。

一方で、部下も、自分が職場でどのようなビジネスパーソンになりたいのかを言語化することが重要です。このプロセスを通じて、働く目的や目指す方向性といった価値観を明確にすることができます。

2. 自分の価値観や前提のルーツを探る

多くの価値観や前提は、過去の経験や成功体験によって形作られています。そのため、過去を振り返り、価値観の背景となる出来事を遡りながら書き出してみましょう。

こうした作業を通じて、自分の価値観をより客観的に捉えられるようになります。

3. お互いの価値観を共有し、関係性を明確にする

言語化した価値観や前提をお互いに共有し、それをもとに話し合いを行いましょう。このプロセスによって、相手の背景や文脈を理解しやすくなり、建設的な意見交換が可能になります。

その上で、「どのような関係性を構築したいのか」を具体的に言語化し、共通認識を持つことが重要です。

チームビルディングへの応用

これらのステップは、パワハラの申告があった場合や、特定の個人を特定しない形でのチームビルディングにも応用できます。この場合、3つ目のステップでは「どんなチームにしたいか」を話し合うと良いでしょう。

まとめ

職場の人間関係を改善するためには、

  1. 自分の価値観や前提を言語化する

  2. 価値観や前提のルーツを探る

  3. お互いの価値観を共有し、関係性を明確にする

この3つのステップを実践してみてください。問題の本質に向き合い、根本的な解決に近づけるはずです。

 
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ビジネスコーチ直伝!最強チームをつくる管理職 5つのステップ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます

4月から新年度がスタートしたというビジネスパーソンもも多いですよね
期が変わって
新しい部下を迎えた方や
チームのメンバーが増えた方も
多いのではないかと思います

先日ある管理職の方とお話をしたときのお話です

その方も新年度が始まって
部門のメンバーの入れ替えや増員があったそうです
その、新しいメンバーでも良い成績を上げていくために
新しいことに取り組んでいきたいとおっしゃっていました

新年度スタートから2週間経った、その時点で状況をお伺いすると
どうしても、ご自身が現場のことで動いてしまうことも多くって
忙しさが変わらない、これまでと同じことを繰り返している
と感じていらっしゃるようで

これが「新しいことに取り組みたい」と感じる理由のようです

今日は新年度に新しいメンバーを迎えた管理職の方向けに
ビジネスコーチ直伝
あなたのチームを最強にする管理職になる5つのステップ
をお伝えしていきます

今日のお話を動画で観たい方はこちらから

 

4月に新年度がスタートして2週間ちょっとが経過しましたね
ぼくがお手伝いしている管理職の方たちも
新しい部下を迎えたり、チームメンバーが増えた
と言う方がいらっしゃいます

中には年上の部下が増えた方や
とても若い部下をお持ちの方もいらっしゃいます

こうした方たちの中には
年上の方たちは、ご自身の成功パターンが確立しているので
会社のルールが変わっても、なかなか新しいやり方に取り組んでもらえなかったり
それによって結果が出なくなっている方がいらっしゃる
ことに悩みを持っていたり

共通の価値観が見出しにくいむちゃくちゃ若い部下の方の育成の方法に
頭を悩ませたり

と、新年度らしい新しい課題をお持ちになる方も多いようです

今日は新年度に新しいメンバーを迎えた管理職の方向けに
チームで成果を上げていくための組織運営のお話をしたいと思います

こうした、管理職の方たちとお話をしていると
やっぱりポイントになるのは部下おひとり、おひとり
ともっと深く対話をすることが必要だと感じる方が多いようです

対話といっても
ただただ、一緒に長話をすれば良いと言うものではないと言うのは
このブログをお読みのあなたには言うまでもありませんし

忙しい管理職の方にとってはできるだけ効果的な対話をしたい
と考える方が多いはずですよね

そこで、ここからは
あなたのチームを最強にする管理職になる
部下との対話の方法を5つのステップでお伝えします

今日、ぼくがご提案する
チームを最強にする管理職なる5つのステップは

1、チームの理想像を明確にすること
2、チームの理想像を共有、共感すること
3、部下の方ひとりひとりがその理想像を実現するために
  やりたいことをきちんと言語化すること
4、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  行動の進捗の振り返りを一緒にすること
5、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  きちんと理解をしその行動支援をすること

 

この5つです。

それでは、順番にお伝えしていきましょう

チームを最強にする管理職になる5つのステップ

まずひとつ目は
チームの理想像を明確にすること
です。

チームのリーダーであるあなたが自チームをどんな方向に導いていきたいのかを
まず、はじめに明確にします

多くのリーダーの方はすでにある程度
こんなチームにしたいというようなイメージはお持ちになられていると思いますので
それを、言語化する紙に書くということで「明確さ」を高めることをしましょう

ぼくが管理職のクライアントさんとのコーチングセッションで
よく使うのは
「ご自身の部門、チームの理想の1年後ってどんな感じですか?」
と言った質問です

ここでの1年後という期限は
クライアントさんの状況などによって使い分けています

例えば、新任の管理職の方や
人事異動で今までと違う組織のリーダーになった方
でまだ長期的な組織プランを
お持ちでない場合は「5年後」と聴いたりします

前期に続いて同じチームのリーダー、管理職をなさる方で
メンバーの入れ替えや、新しいメンバーを迎えたなんて方など
より具体的な理想のチーム像を描きたいときには
「1年後」と聴いたりします。

また、先ほどのように「5年後の理想像」をお聴きした場合は
その後に
その5年後を実現するために必要な1年後はどんな状態ですか?

と、質問を重ねることもあります

1つ目のステップでは
このような感じで、管理職、リーダーであるあなたが描く
理想のチーム像を時間軸を持って明確な言葉にしていきます

明確さのまとまり具合の目安は
あなた自身が、他の人に対して
「私のチームはこうなることを目指しています」
と、いつでも、どんな時でも話せる状態になってると一番いいですね

チームを最強にする管理職になる5つのステップ
ひとつめは
チームの理想像をいつでも、どこでも、ぱっと人に伝えられるぐらい明確にすること
でした

 

チームを最強にする管理職になる5つのステップ
続いて2つ目のステップは
チームの理想像を共有、共感すること

ステップ1で明確にしたあなたのチームの理想像を
チームメンバーに共有しましょう

あなたが、なぜ「そういうチームを目指しているのか」が
きちんとチームメンバーに伝わるように配慮しながら
あなたの考える「チームの理想像を」伝えていきます

この「チームの理想像」をチームメンバーに伝えるプロセスでは
ぜひ、チームメンバーの「その理想像」に対する
感想や意見を引き出してください。

その「チームの理想像」に共感してもらうために
表現の修正や「理想像そのもの」の若干の修正なども視野に入れておきましょう

この、ステップ2は
あなたが描いた「チームの理想像」を
チームメンバーみんなの「チームの理想像」に昇華するプロセスです

ですので、あなたのチームメンバーがその理想像に共感できるように配慮すること
や、共有のプロセスでメンバー一人一人が「自分も一緒に考えた理想像である」と
感じることができる様なプロセスを用意することが大切だと思います

チームを最強にする管理職になる5つのステップ
2つ目のステップは
チームの理想像を共有、共感すること
でした

 

では、3つ目いきましょう
チームを最強にする管理職になる5つのステップ
3つ目は
部下の方ひとりひとりがその理想像を実現するために
やりたいことをきちんと言語化すること

ステップ2でチームメンバー全体と
「チームの理想像」が共有できたら
つぎは、メンバーひとりずつと共有していきましょう

「みんなのチームの理想像」に対して
メンバーひとりひとりは、その理想像を実現するために
どんなことに取り組んでいきたいかを話し合って引き出していきましょう

いわゆる 1on1 の1回目ですね
メンバーと個別に話をして「みんなのチームの理想像」に対して
そのメンバーは仕事や日頃の活動、振る舞いを通じてどんな貢献ができるのかを
丁寧に話をきいて引き出し、言語化をする支援をしましょう

ここでは、できる限り管理職、リーダーであるあなたのやり方や価値観を
伝えることは我慢して、目の前にいるメンバーのやり方、価値観を尊重した
行動目標を設定できる様に話を聞いて差し上げてください

そのメンバーには、そのメンバーにしか見えていない景色があるはずです
それをできる限り大切にしてあげましょう

チームを最強にする管理職になる5つのステップ
3つ目は
部下の方ひとりひとりがその理想像を実現するために
やりたいことをきちんと言語化すること
でした。

 

次4つ目と5つ目まとめてお伝えします。
チームを最強にする管理職になる5つのステップ
4、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  行動の進捗の振り返りをすること
5、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  きちんと理解をしその行動支援をすること

1on1 2回目以降のプロセスです

定期的にチームメンバーと話をする時間をとって
チームメンバーが理想像を実現するためにやりたいこと
が進んでいるか話を聴きましょう

たとえば、この1週間で
1、取り組めたこと
2、取り組んでみてうまくいったこと
3、取り組んでみてうまくいかなかったこと
4、うまくいかなかったことは次にどうしたいのか
5、取り組もうと思ってできなかったこと
6、取り組もうと思ってできなかったことは、まだやりたいと思っているのかどうか
7、やりたいのであれば、今週確実にやるにはどんな方法があるのか
8、もうやりたいと思っていないのであれば、代わりにどんな取り組みをするのか

ここで、でできた
次にどうしたいのか

代わりにする取り組み
に対して
リーダー、管理職であるあなたに力を貸してほしいと思うことは何か

こう言ったことを聴いていきましょう

メンバー、部下が力を貸してほしい、支援してほしい
と願い出ていることに対して
部下の依存を生まない範囲のことを支援していきましょう
その際も、ここは手伝えるけど、ここは自分でチャレンジしてみよう
なぜならば

の様にあなたが支援する理由、支援しない理由を
明確に伝えていきましょう

こんな形で、メンバー、部下 ひとりひとりとの対話を
定期的にやっていきましょう。

次4つ目と5つ目まとめてお伝えしました
チームを最強にする管理職になる5つのステップ
4、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  行動の進捗の振り返りをすること
5、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  きちんと理解をしその行動支援をすること

 

はい、ありがとうございました

それでは、今日のお話まとめておきましょう

4月から新年度というビジネスパーソンも多かったと思います

新しく管理職になられた方や
人事異動などで今までと違うチーム、組織のリーダー、管理職
になった方も多いと思います

今日はそんな方たち向けに
ビジネスコーチ直伝
あなたのチームを最強にする管理職になる5つのステップ
をお伝えしました

今日がお伝えした
ビジネスコーチ直伝
あなたのチームを最強にする管理職になる5つのステップ
は、

1、チームの理想像を明確にすること
2、チームの理想像を共有、共感すること
3、部下の方ひとりひとりがその理想像を実現するために
  やりたいことをきちんと言語化すること
4、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  行動の進捗の振り返りをすること
5、部下の方ひとりひとりがやりたいことについて管理職のあなたが
  きちんと理解をしその行動支援をすること
この5つです

ぜひ
新任管理職の方や
人事異動などで新しいチームのリーダー、管理職になった方など
試してみてください

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/9t1Kzpirl_U

ぜひ、動画でおさらいしてみてくださいね

それでは、今日はここまでにします
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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「覚悟を決めたい」「腹を括りたい」ときにやってみて欲しい3つのステップ

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます

先日ある管理職の方とお話をしていたときのことです
部下の方達に
「自分で考えて行動を出来るようになってほしい」と
言うことをおっしゃっていました

これって、多くの管理職の方、経営者の方が
ご自身の部下の方たちや
自社の社員さんたちに
望んでいることの一つかもしれないなって思いました

経営者さんとお話をしていると
「うちの社員は視座が低くて」なんておっしゃっているのを
聴くことがあるのですが、これも同じようなことを
指しているように感じます

さて、冒頭の管理職の方にご自身が
「自分で考えて行動する」様になったきっかけって
何かありましたか?
って質問してみました。

この質問に対して、ご自身の経験や想いを
いろいろと教えていただいたのですが
ぼくの感じたことは
ある時に、この仕事をずっとやっていくという「覚悟を決めた」
ってことなんだなって思いました
別な言い方だと「腹を括った」なんて表現できるかもしれません

今日は
あなたが「覚悟を決めたい」「腹を括りたい」ときに
やってみていただきたい3つのステップ
について、お伝えしていきます

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、今日も参りましょう

ぼくは、これまでに10年近く
これから副業・複業や週末起業をやってみたい
と思っていらっしゃる方向けにセミナーを開催してきました

セミナーにお越しになる方たちの9割以上の方が
副業・複業をやってみたいけど
「何をやっていいかわからない」
つまり自分でビジネスをやるにあたって
どんな分野で事業を始めたら良いかわからない
っておっしゃいます

そのセミナーで、ぼくは いつも
副業・複業だから誰の指示を受けることもありませんし
ほとんど制約もないので
ぜひとも「好きなこと」をやっていきましょう
と言うお話をします

副業・複業ですから
よっぽどおかしなやり方をしない限り
失敗したって、生活が立ち行かなくなることはほとんどありません

もうちょっと、雑な言い方をすると
制約はないのですから
やりたいことをやればいいんです

だけど
結局なんにも始まらない方がいます
ぼくのセミナーに来る人の中で言うと
50%ぐらいの確率でしょうか

副業・複業を始められる人方と
副業・複業を始めてみたいと思いながらも
何も始まらない方の違いも
そう言う意味で言うと「覚悟」なのかもしれません

そして
「何をやっていいかわからない」とおっしゃっている方の中には
「好きなこと」や「やりたいこと」が
本当はあるのだけれど

こんなことではビジネスにはならないだろう
とか
これをやってみてうまくいかなかったらどうしよう
だとか
「やりたいこと」はこれです!って言っておいてうまくいかなかったらカッコ悪い
とか

心のどこかのそんな気持ちが

ぼくの「好きなこと」はこれです
とか
わたしの「やりたいこと」はこれです
って、誰かに言うのを邪魔しているんじゃないか
って思います

ぼくが副業・複業でコーチングを始めた時を
振り返ってみると

ぼくの場合は、おおくの副業・複業をはじめたいと
おっしゃる方とはちょっと順序が違って
あるきっかげがあってコーチングと出会い
これでもっと多くの方のお役に立ちたいとか
お役に立っている証としてお金をもらえるようになったら
とっても幸せなんじゃないか
そんなふうに思ったのが
コーチングが副業・複業になったきっかけでした

とってもキュッとまっとめて一言で言うと
ぼくには、その時に出来ることがコーチングしかなかったんですね

だから、今日のテーマの「覚悟を決める」「腹を括る」という意味では
コーチングに「腹を括ら」ざるを得なかったってことかもしれません

あ、悲壮感とかは全然なかったです
今でもそうですが、コーチングやりたくて仕方なかったので

 

副業・複業をどんな分野で始めるかを決めるのって
ぼくから見ると「一生 会社員で生きていく」って
決断するのよりよっぽど簡単に見えちゃうのですけど

だって

まずは副業・複業でって考えたら
その選択で追うリスクの期間って会社員より副業の方が短いですし

副業・複業でやっている間は
どっちの方が生活がかかっているかって言うと会社員の方だし

それに
自分で始めたビジネスは誰かのせいでうまくいかないってことは
ほとんどないから、ほとんどのことが自分でコントロールできることだし

きっとたくさんの方にとって
それでも「覚悟」が決まらない時ってあるんでしょうね

今日は、なかなか「覚悟が決まらない」「腹が括れない」
時に試してみていただきたいワーク
についてお伝えします

今日ぼくがご提案する
「覚悟を決める」「腹を括る」ためのワークは
3つのステップです

「覚悟を決める」「腹を括る」ときのワーク

1、失敗した時に起こりうる最悪の事態を言語化する
2、最高の未来を描く
3、それをやる理由をリストアップする

 

まず、ひとつめ「腹を括って」それに取り組んで
1、失敗したときの起こりうる最悪の事態を言語化する

まずは、今あなたが考えうる最悪の事態を想定します
その最悪の事態を紙に書きましょう

そして、その最悪の事態の
何に恐れを感じているのかをその続きに書いてみてください

〇〇が怖いから、とか〇〇になることを恐れている
のような感じです

それを書いたら「なんでそれが怖いのか?」を
さらに自分に質問してください
〇〇が怖いから、とか 〇〇が嫌だから とか
〇〇になりたくないから
のような感じです

これを、ひたすら繰り返してください
論理的に考えるというよりは
あなたの感情に問いかけて、感情で答えてください

なんで?
なんで?
って、出てきた感情に何回も問いかけてください

ぼく自身も経験があるのですが
この、なんで?を感情に何回も問いかけていると

途中で寝落ちしそうになったり
集中できなくなったり
イライラしたり

っていうことが起きると思いますが

それでも、根気よく あなたの感情に問いかけてみてください

すこし、根気が必要ですが

何回も繰り返しあなたの感情に問いかけていると
「あっそうだったのか」っていう
あなたの、本質的な「行動を妨げている理由」にたどり着く瞬間があります

完全に恐れが消えるとは限りませんが
恐れの正体が見えた納得感を得ることができます

この、納得感を持って次のステップにいきましょう

あくまでぼくの経験談ですが
「失敗に対する恐れ」は
「それに失敗することそのもの」ではないことが
多いみたいです

「覚悟を決める」「腹を括る」ための3つのステップ
ひとつめは、最悪の事態を想定する
でした

次にふたつめ
2、最高の未来を描く

ひとつめのステップであなたが手に入れた納得感をもって
最高の未来を描きます

今日は3つの切り口で最高の未来を描いていきましょう

最高の未来を描くため3つの切り口は
ひとつ目の切り口
明確さを高めること

ふたつ目の切り口
あなたの感覚に訴えること

三つ目の切り口
状態の実感を高めること

この3つです
では、3つ順を追って説明していきましょう

一つ目の切り口は
明確さを高めること

最高の未来では【何が】【どうなっている】かを言葉にしてください
変わったことは何か?
どんなふうに変わったのか?
変わらないことは何か?
変わらないことはどんな状態なのか
これらを言葉にして状況の明確さを高めてください

ふたつ目の切り口は
感覚に訴えること

最高の未来をあなたの感覚に訴えましょう

こんどは五感で表現します

見えるもの、聴こえるもの、肌で感じること
香りや味なんかもあるようでしたら言葉にしてみましょう

三つ目の切り口は
状態の実感を高めること

最高の未来の実感を高めていきましょう

その最高の未来で、あなたがどんな気持ちを感じるかを
言葉にしてください

ひとつ目の切り口で言語化した明確さ
ふたつ目の切り口で言語化した感覚
これらを使ってイメージを高めて
最高の未来であなたが受け取る気持ちを言葉で表現していきましょう

明確さを高める
感覚を味わう
気持ちを表現する

この3つのステップを通じて
最高の未来を描いてみましょう

「覚悟を決める」「腹を括る」ための3つのステップ
ふたつめは、最高の未来を描く
でした

 

最後、3つ目のステップです
3、それをやる理由をリストアップする

ほとんどの方はここまでの2つのステップで
覚悟は決まってきていると思います
最後のステップは
あなたの起動力、始める力を高めるためのワークです

「なぜそれをやるのか?」をリストにしていきましょう
思いつくだけ、出来るだけたくさん
「〇〇だから」とか「〇〇の為」の様なやつを
思いつく限り沢山書き出してみてください

大義名分のような理由も
壮大な理由も、ちっちゃな理由も
かっこいい理由も
人に言うのは恥ずかしいような理由も
とにかく何でもかんでも
あなたがその決断に向かって行動する理由になるものを
書きましょう

あなたの始める力の量は理由の数だと思ってください
数で勝負です

 

はい、ありがとうございます

それでは、今回のお話まとめておきましょう
今日は、あなたが
「覚悟を決めたい」「腹を括りたい」時にやってみていただきたい
「覚悟を決める」「腹を括る」ための3つのステップ
ご提案しました

「覚悟を決める」「決断をする」ための3つのステップは

1、失敗した時に起こりうる最悪の事態を言語化する
なんで?なんで?ってしつこくご自身に問いかけてください

2、最高の未来を描く
明確さを高めること
あなたの感覚に訴えること
状態の実感を高めること
の3つの切り口で未来を描いてみましょう

3、それをやる理由をリストアップする
始める力を高めるために、出来るだけたくさんの理由をリストアップしましょう
数の多さが、あなたのエネルギーの多さにつながります

ぜひ「覚悟を決めたい」とき「腹を括りたい」とき
試してみてください

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/5uuaiFdemA4

ぜひ、動画でおさらいをしてみてください

みなさん
正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに配慮して
毎日を上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにします

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました!

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あなたの意志が部下にも伝わる、確固たる判断基準を明らかにするビジネスコーチ的10個の質問

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチ たかぎけんじ です
いつもお読みいただいてありがとうございます!

先日、ある管理職の方とのセッションです
いつも、仕事に追われる感じがしていて
本当にやらなくてはいけないことができていない気がする
と言うお話をされていました

毎日、飛び込んでくる急ぎの依頼や、トラブル対応
ビジネスパーソンの仕事は、なかなか思う様に進まないことが多いですね

そのクライアントさんはお話を進めていくと

1、気持ちに余裕を持って仕事をするようにしたい
2、優先順位をきちんとつけていきたい
3、そのために自分の判断基準を持ちたい

という流れでお話が進みました
『自分の判断基準を持つ』ここが肝になりそうです

確かに、このまま仕事に追われる日々を続けていると
自分自身のモヤモヤは増え続けるでしょうし
抱えている仕事も増えていく一方
部下とのコミュニケーションもままならないでしょうし
部下の仕事の負担も増え続けていきそうです
こうなると、自分自身の仕事の実践力も下がり、結果は出にくいでしょうし
チームとしてパフォーマンスも上がらず、チームの成果も出なくなって行きかねませんね

一方で
あなたが的確な優先順位をつけてしていくこと
なぜ、その優先順位なのかを部下にきちんと説明ができる様になれば
あなた自身も、あなたのチームも納得して
仕事を進めていくことができる様になり
心の余裕を持ち、自分も結果を出し
部下もそしてチームとしてもっ成果を出していける様になりますね

それでは、どうすれば『自分の判断基準を持つ』ことが
できる様になるでしょうか?

今日は
ぼくがこれまでに
さまざまな経営者の方や管理職の方をサポートし
ビジネスパーソンの価値観を明確にしてきた
ビジネスコーチとして、
あなたが優先順位づけが得意になる
確固たるあなたなりの判断基準を明らかにする質問を
ご紹介します。

今日のお話を動画で見たい方はこちらから

それでは、参りましょう!

 

まずは、今日のまとめです

あなたが、起業家や経営者として
そして管理職として
あなたなりの確固たる判断基準を持つことで

あなたのお客様は安心してあなたの商品を買うことができる様になり
あなたの会社の社員さん達は、何を大切にして仕事をすれば良いかがわかり
あなたの部下の方達は、何を優先してやったら良いか判断ができる様になるでしょう
なにより、あなた自身がリーダーとして自信を持って
物事の優先順位づけができる様になり心の余裕を持つことができる様になるでしょう

今日は、多くのビジネスパーソンを支援してきた
ビジネスコーチとして
あなたの判断基準を明確にするための10個の質問を用意しました

それでは、10つの質問行ってみましょう

前半では、あなたが避けたいと思う価値観を言語化していきましょう
前半の三つの問いです

これまでの人生の中であなたが
1、「やりたくない」と思ったこと
2、誰かがやっているのをみて「嫌だな」とおもったこと
3、自分の人生から「取り除きたい」と思うこと

を箇条書きしてください、思いつく限り書いてみましょう

そうですねタイマーで5分間はかって
思いつくだけ書いてみましょう。

おわったら

4つ目の質問は、前半のまとめの質問です
ここまでの3つの質問へのご自身の回答を見てあなたが「避けたい価値観」を
短い言葉にしていきましょう

たとえば
失敗、劣等感、孤独感、退屈
などの様な感じですね

 

短い言葉で書き出すことが出来たら
つぎに、あなたが大切にしたい価値観を言語化していきましょう
後半の質問です

5、これまでの人生で大きな変化があったときに「何を大切に」して判断をしたか
6、誰かがやっているのをみて「肯定的な感情」をもつのはどんなことでしょうか
7、これからの人生で素直に大切にしたいと思うことはどんなことですか?

こちらも、5分間使って
できる限りたくさん書いてみましょう

5分間で書き終えたら
8つ目は後半のまとめの質問です

後半の3つの質問のあなたの回答を見て
あなたが大切にしたい価値観を言語化しましょう

たとえば
安心感、感謝、つながり、ワクワク感
みたいな感じです。

ここからは、全体を整理してまとめていきます
9つ目の質問は
4つ目の質問で言語化した避けたい価値観と
8つ目の質問で言語化した大切にしたい価値観に
順番をつけていきます

それぞれの価値観を表す言葉を比較して
一等賞、二等賞、って順番をつけていきましょう

価値観を表す言葉に順位をつけることが出来たら

最後10個目の質問です
9つ目の質問でつけた価値観の順位を眺めながら
あなたが、これからの人生で大切にしていきたいことを
言葉にしましょう

この最後の言葉は
あなたがその意味を理解できれば
他の方が聞いてちょっとわかりにくい様な言葉でも構いません

この10個目の質問で
導き出した言葉をあなたがこれからの
ビジネス、人生の判断基準としていきましょう

いつも、この言葉を頭の中、心の中において
判断と行動をしていれば、しぜんとあなたの周りの方達も
あなたが何を大切にしている人なのかを
理解してもらえる様になっていくでしょう

もちろん、みんなに向かって宣言してしまえば
あなたのこみっとはたかまりますし
より一層周りの方にも理解してもらいやすいでしょう

 

それでは
今日のまとめです
ぼくがこれまでに
さまざまな経営者の方や管理職の方をサポートし
ビジネスパーソンの価値観を明確にしてきた
ビジネスコーチとして、
あなたが優先順位づけが得意になる
確固たるあなたなりの判断基準を明らかにする10の質問をお伝えしました

あなたが大切にしたい価値観を言葉にできれば
あなたなりの確固たる判断基準を手に入れることができます

いつも仕事に追われていて
本当にやるべきことが出来てないんじゃないかって
感じている、起業家、経営者、管理職の方は
ぜひ、今日のワーク試してみてください

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/TiOki-EWiwY
ぜひ動画でおさらいしてみてください!

みなさん
正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに気をつけて
新しい毎日を上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにます

今日も最後までごお読みいただきまして
ありがとうございました

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部下への指示、人へのお願い事を聴いてもらえる人になる日記の書き方

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みなさんこんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
いつもお読みいただいてありがとうございます

ビジネスコーチとして
管理職の方たちのコーチングを
させていただいています

ここ数年では
サーバントリーダーシップという言葉や
1on1といった試みを通じて
上司が部下の支援をするというスタイルの
組織運営がますます浸透してきているようです

支援型の組織運営で部下が自発的に動くようになって
成長していく

ビジネスコーチ的には、とても素晴らしい
組織としてのあり方だって思います

それでもやはり、ビジネスの現場では
誰かに何かを依頼をしたり、指示を出したりすることってありますよね

そして
思った通りに、依頼をした相手や、指示を出した相手が
動いてくれないとイライラしたりしてしまう
なんてこともあるかもしれません

で、多くの場合、こういう時には
相手の方の
スキルセットや能力、取り組む姿勢
に焦点にを当てたりする事が多いですよね

だけど、もし
お願い事をした相手が思い通りに動いてくれない原因が
あなた自身の自己評価の低さにあるって言われたら
どんなふうに思いますか?

今日は
ビジネスコーチ的
相手の行動と自己評価
について考えてみたいと思います

今日のお話を動画で観たい方はこちらから

はじめに今日のまとめです

管理職の方達のコーチングをしていると
部下の方達が、思うように動いてくれない
指示通りに動かないって感じていらしゃる方はとても多いようです

そして上司、部下の関係だけでなく日々のビジネスや
生活の中で、お願い事が上手く聞いてもらえないってかんじるばめんが
多いと言う方も結構たくさんいらっしゃるようです

今日は、指示命令やお願い事がうまく行かない原因の一つとして
自分自身の自己評価が不適切である可能性と

あなた自身への自己評価を最適化するための方法として
イリイスト日記法とイリイスト日記法を応用したワークについて
お伝えしていきます

もっと上手に部下に指示を出せるようになりたいと思っている管理職の方や
お願い事がもっと上手になりたいと思っている方は
ぜひ、今日お話最後までお読みくださいね

それでは、参りましょう

以前にある社会保険労務士の方とお話をしていたときのことです
その社労士さんは、そのときある組織で人事制度改革に取り組んでいらっしゃったのですが
こんなことをおっしゃっていました

人事評価の調整会議で、管理職の方の話を聴いていると

ほとんどの場合

自己評価が低い、つまり自分への評価が厳しい管理職の方は
部下への評価が厳しく

自己評価が高い、つまり自分への評価が厳しくない管理職の方は
部下への評価が高くなる

という傾向があるのだそうです。

この件について、ぼくなりに深掘りして考えてみると
いくつかのことが想像できます

1、自己評価が低い => 自分の評価に自信がない => 低めに評価した方が他の管理職や上層部からから批判をされにくい => 低めの評価をする
2、自己評価が高い => 自分のやることに自信がある => 自分の評価をもっとあげたい => 自分の部下の評価が上がれば自部門の評価が上がる => 自分の評価が上がる だから部下の評価を高くする
3、全般的な評価基準の厳しい厳しくない
 自己評価の低い人はいつも厳しい目で自分以外の物事も見ている
 自己評価の高い人はいつも緩めに自分以外の物事も見ている
4、物事を見るときの視点の置き方
 自己評価の低い人は、物事のマイナス面を見つける能力に長けていて
 自己評価の高い人は、物事の良い面を見つける能力に長けている

ぼくなりの解釈だとこんな可能性が考えられます

ここから考察を深めてみると
適切な自己評価ができるようになると
部下への指示や、他の誰かに依頼をするときの
相手の方への評価が最適化されやすくなる

つまり相手の方の
スキルセットや能力、取り組む姿勢に対して
適切な依頼ができるようになり
かつ、相手の方に対して適切な期待ができるようになります

その結果として、依頼をした相手や、指示を出した相手が
想定通りに動いてくれる
と言う結果を手に入れることが出来やすくなる
と考えられます。

もう少し端的に言うと
部下への指示や、他の誰かに依頼したときに
期待したアウトプットや想定通りに動いてもらえるようになるためには
まずはじめに、自分自身の自己評価を最適化していくことが
解決策になる可能性があると言うことです

ですので、今日は自己評価を適切にすることにつながる
方法をお伝えしましょう

その方法とは第三者日記と言われるものです
第三者日記 別な呼び方ではイリイスト日記ともいわてれいます

この第三者日記は
自分自身やご自身の置かれている環境などを
客観的に把握する能力を高めるのに効果的と言われています

ある研究によると
この「イリイスト日記法」で1日15分間
4週間にわたって日記をつけることで

1、知的な謙虚さ
2、より広い視点で物事を見ることができる
3、妥協点を見つけるのがうまくなる
4、より正確に一月後のことを推測できるようになる

などの効果があったのだそうです

この様に、あなた自身やあなたの置かれている環境を
客観的に把握する能力が高まると言うことは
あなた自身への自己評価が適切になることに繋がりますね

この、イリイスト日記法、どんな風にやるかと言うと
ルールは至ってシンプルです

日記を書く時の主語を、わたしは とか ぼくは
ではなくて
彼女は とか 彼は にして日記を書くのです

以前に、このイリイスト日記を
ぼくが主催している日本橋私塾で塾生の皆さんに
振り返りのためのワークとして
取り組んでいただいたことがあります

その時には、このイリイスト日記法と同じ要領で
ご自身の一週間を、主語を彼とか彼女にして振り返りながら
シェアをしてみていただきました

今お伝えしたイリイスト日記法が本来持っている、主語を変えることの効果に加えて
他の塾生さんにシェアすることで、とても効果的だったのですが

即興でやっていただくと
イリイストの主体がぶれやすいと言うことを感じました
そこで、2周目のシェアの時には塾生の皆さんに
誰の目線で語っていだ書くのかを先に決めて
シェアして頂いたところ、話しやすくなったという
フィードバックをいただきました

これは、あなたがこれからイリイスト日記を書き始める時にも
有効だと思いますのでぜひ、使ってみてください

イリイスト日記を書く時には
日記を書いている第三者をあらかじめ具体的に固定をして
書いてみましょう

たとえば、ご家族とかご兄弟とかご友人とかですね

たとえば、あなたのお父様になったつもりで
あなたのことを日記に書くのような感じです
そのときに、お父様があなたの感情面も
推察しているように書いてみるとより効果的です

彼女はそのときに、とても嬉しいと感じたみたいだった

のようなかんじですね。

先ほどもお伝えしたとり
1日15分を4週間続けると
物事を客観的に見る能力が高まったという実験結果があるそうです

日本橋私塾で、その事をお伝えすると
ある塾生の方から面白いアイディアをいただきました

その塾生の方は
1日15分、4週間続けるのは少し負担に感じるので

まずは
1日の終わりに一言「第三者日記」と同じ要領で
その日の出来事から「ひとこと言葉にしてみます」とおっしゃっていました

ゼロにしないのはとても大切なので
とても良いアイディアだなって思いました

日記を長く続ける自信がない方は、1日一言から
試してみてください

ポイントは
1、固定した第三者、先ほどの例えで言うとお父様ですね
2、事実を述べる
3、感情面も入れる
です。

たとえば
「彼女は今日自分の設定したタスクをすべてやり終えることができて
とても嬉しいと感じているようだった」

の様な感じです。

もうすでに、日記を書く習慣や
毎日振り返りをなさっている方は
ぜひ、ご自身の日記や振り返りにこのイリイスト日記法を
工夫して取り入れてみてください

日記や振り返りの1パートだけ主語を変えてみるなど
はじめやすくて、続けやすいところからやっていただくと良いと思います

それでは、今日のお話まとめておきましょう

管理職の方たちのコーチングをしていると
部下の方が、思うように動いてくれない
指示通りに動かないって感じていらしゃる方はとても多いようです

そして上司、部下の関係だけでなく日々のビジネスや
生活の中で、お願い事が上手く聞いてもらえないって感じる場面が
多いと言う方も結構たくさんいらっしゃるようです

今日は、指示命令やお願い事がうまく行かない原因の一つとして
自分自身の自己評価が不適切である可能性と

あなた自身への自己評価を最適化するための方法として
イリイスト日記法とイリイスト日記法を応用したワークについて
お伝えしました

もっと上手に部下に指示を出せるようになりたいと思っている管理職の方や
お願い事がもっと上手になりたいと思っている方は
ぜひ、今日のワーク試してみてくださいね

今日のお話を動画にしました
https://youtu.be/A0BHWiuEx5Y

ぜひ、動画でおさらいをしてみてください

 

みなさん、正しい手洗い、適切なマスクの着用、ソーシャルディスタンスに気をつけて
新しいライフスタイルを上手に楽しんでいきましょう

それでは、今日はここまでにしたいと思います

今日も最後までお読みただいてありがとうございました。

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なぜ事業承継のビジネス?

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こんにちは 事業承継コーチ たかぎけんじ です。

今回はなぜ、わたしが事業承継のコーチングを始めたのかについてお伝えします。

プロフェッショナルコーチとして、3年間にわたり1,000セッション以上の個別コーチングセッションを行ってきました。

わたしのクライアントさんは、経営者、起業家、起業家の卵などが中心です。わたしは常々自分のクライアントさんとは一生もののお付き合いをしたいと考えているのですが、
「わたしの大切なクライアントさんたちが将来ぶつかるであろう一番大きな課題とはなんだろう?」そう考えたときに思い当たったのが「事業承継」だったのです。

わたし自身も含め、みなさん創業者なのですが誰かが立ち上げたビジネスや会社は未来に続くべきです。わたしの友人のある経営者の言葉を借りると「経営者の命は有限、事業の命は無限」なのです。

だから、無限の命を持つあなたの事業は絶対「未来に引き継ぐ」べきなのです。
みなさん熱い思いを持って事業を立ち上げます。会社を創業します。そして、必死の思いでその事業を育てています。

あなたも、あなたの会社もきっとそうですね。その「事業の命」きちんと未来に渡してあげたいのです。

ですが、日本の中小企業の「休廃業・解散」は年間2万4千件(※1)以上
あるのだそうです。
そしてその「廃業理由の75%が後継者がいない(※2)」なのだそうです。

わたしと一緒に引き継ぎましょう、あなたの「事業の命」を未来へ!

※1、2とも帝国データバンク 産業調査部調べ
 「2014年の「休廃業・解散」は「倒産」の2.6倍」からデータをいただきました。
 https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p150106.html

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事業承継

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「うわー 面倒くさいな」

わたしが長年コーチングをさせていただいてきた、経営者のクライアントさんに「事業承継のためのコーチング をやりましょう。」と伝えた時の言葉です。

 

プロフェショナルコーチとして、経営者 起業家 の方達のセッションをたくさん重ねてきたなかで「この方達が 一番最後に取り組む 一番大きな課題ってなんだろう?」そう考えた時にたどり着いたのが「事業承継」でした。

 

その時点で、「事業承継」について調べてみると ほとんどの商品は M&A について語っていたり、税金対策をどのようにするかについて語っているものがほとんどでした。

 

一方「後継者」と調べてみると後継者育成に関する商品 いわゆる後継者育成塾 や 後継者育成セミナー というのもこの世には存在していました。

 

でも、わたしがやりたいことは違うのです。多くの修羅場をくぐってきた経営者の方達ですら「うわー 面倒くさい」と思う「事業承継」のための心の準備をサポートしたいと思ったのです。

 

なぜならそれが、百戦錬磨の経営者の方達が「一番最後に取り組む、一番大きな、そして一番大切な課題」だと思うからです。

 

そして、わたしの大切なクライアントさん達もいつか「事業承継」の場面を迎えます。そのときに、みなさんが笑顔で後継者にバトンを渡せるようにする手伝いをしたい。そう想うからです。

 

あなたが創った「素晴しい事業」「素敵な会社」を 社会のために未来に残していかなくてはいけません。

 

ある調査によれば、日本では年間2万4000件以上の企業が「休廃業・解散」をしています。そして その廃業理由の75%が「後継者がいない」

  • 株式会社帝国データバンク「第6回:全国「休廃業・解散」動向調査(2014年)」より

 

ですが、わたしが わたしのクライアントさん達のビジネスを未来に残したいと想うのと同じように、廃業していく会社の中には「なくしてはいけない会社」がたくさんあるはずです。

 

きっとあなたの会社もそうです。

 

あなたはこんなことで悩んでいるかもしれません。

 

適切な後継者がいない。

後継者育成が上手くいかない。

息子が会社を継いでくれそうもない。

 

だから、会社を畳もう・・・。

 

でもそれは、もしかしたらあなたがやってきた志や想いがまわりに上手く伝わっていないだけかもしれません。

 

あなたが 苦労してこの世に生み出し、血の滲むような日々を重ねて育ててきた会社をこのままなくしてしまっていいですか?

 

まだ、間に合います!

 

あなたの志をもう一度 明確にし

後継者が引き継いだ あなたの会社の未来像を描き

それを 的確に後継者候補に伝えることができれば

 

あなたの会社は未来へ続きます。

 

ですが、これらのことを あなた一人でやるのは大変です。

だから そのお手伝いをわたしにやらせてください。

 

わたしは、サラリーマンの起業支援のコーチングからスタートし約3年間で1,000回を超えるコーチングセッションを行ってきました。

 

今のわたしのクライアントさんは、経営者の方 士業の方 個人事業主の方 そして 起業をめざすサラリーマンの方達などです。

 

わたし自身も独立するまでに20年以上サラリーマンを経験していますので社員の気持ちや思考がよくわかります。

そして多くの起業家や経営者の方達とのセッションを経験していますので、起業家や経営者の方達の感情の動きや思考についてもたくさん客観的な立場でみてきました。

 

そして、あなたの会社を未来に引き継ぎ 日本をもっと素敵な国にしたい。

 

さあ、わたしと一緒にあなたの会社を未来へ引き継ぐ準備を始めましょう!

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一番かまってくれる人

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こんばんは プロフェッショナルコーチ たかぎけんじ です。

今日は「あなたに一所懸命になってくれる人」についてお伝えします。

コーチをやっていると、人づてにこんな話を聴きます。
「たかぎさんって 何にもやってくれないですよね」

これをおっしゃった方の真意はわかりません。(^^)
どなたかもわかりません(^^)

ですが、これってとてもコーチ冥利に尽きる言葉です。
コーチングの目的は
問題解決や目標達成のために
「クライアントさんの自発的な行動を促す事」ですから。

それでも ぼくは他のコーチよりは
「自分の想う答えを言ったり」「アドバイス」をしたりする事は多い方だと想います。

ですが、コーチは何かをしてあげる人ではありません。

この想いをとても上手く伝えてくれている方がいました。
『ダメなやつほど自己評価が高い–コーチングのプロがすすめる「3ステップの改善策」』
リーダーシップコーチ 組織心理学者 ターシャ・ユーリッチ(Tasha Eurich)氏

http://logmi.jp/51491

「3つの改善策」はとてもわかり易く有効だと感じるのですですが、
ぼくが一番「そうだよね」とおもったのはちょっと違う所・・・。

ターシャ・ユーリッチさんは冒頭こんな事をおっしゃっています。
『No one will INVEST in you but you.』
「あなた以上に あなたの事に一所懸命になってくれる人はいない」

あなた自身の人生ですものね。
あなた自身の命ですものね。

あなたが、一所懸命やらなかったらだれもあなたに一所懸命にはなってくれません。

あなたに一番一所懸命になってくれるのは、あなた自身。

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