こんにちは
ビジネスコーチたかぎけんじです
テレワーク、自宅勤務、在宅ワークをはじめて
あらためて
コミュニケーションを支えるものとして
インターネットの有用性を
感じる場面って多いですよね
その一方で、オンライン疲れ、SNS疲れ
という言葉もよく聴かれます。
外出自粛の状況の中での
情報取得においては
気をつけた方が良いことがあるなって最近感じます
今日は、外出自粛時や
今後 テレワークが普及していったときに
情報を取得するときの注意点
ということについて考えてみたいと思います
はじめに、今日のまとめです。
外出頻度が減ったとき
つまり外からの情報の入ってくる量が減ったときに
注意するポイントとしてぼくが考えたのは3つ
ひとつは
マスコミの情報のリスク
ふたつめは
SNSの情報をむさぼる危険
三つ目は
「あなた好み」の情報にかたよるリスク
です。
これらのリスクをできるだけ避ける具体的な方法として
今日のぼくの提案は5つ
1、マスコミの情報は、ネガティブな情報の方が
多く選ばれ発信されてる可能性を意識する
2、人間には「損失回避バイアス」というのがあって
自分自身がネガティブな情報の方をより大きく評価しがちである
ということを意識しておく
3、SNSを見るときには時間制限をするようにする
4、「あなた好み」の情報だけに偏らないように
一度も読んだことがない紙の雑誌を読んでみる
5、これまで付き合いの無かった分野のコミュニティの
情報を意図的に見にいく
それでは、具体的にお伝えしていきましょう
まず、ひとつめ
マスコミの情報リスク
これは
今回の感染症関連の報道で
いろいろな方が論じていらっしゃいますね
どうしても、視聴率という数字をもとに
経営が成り立っている放送局などは
数字が取りやすい報道をします。
そうすると、どうなるかというと
視聴者が不安を感じる情報を
発しがちになるということです
これは、人間の持つ思考のくせによるところが多いと思います
人間の思考の癖の一つとして
「損失回避バイアス」というものがあります
「損失回避バイアス」とは
同じ大きさの「利得」と「損失」であれば
人間は「損失」からくる痛みの方を
「利得」から得る快楽よりも大きく評価する
というものです
とっても、ざっくりいうと人間は
快楽を得ることより、痛みを避ける選択をする
傾向があるということです
痛みを避けるには
痛みが起こりそうのことを
できるだけ事前に知りたいと思うでしょう
だから、ネガティブな情報を取りに行こうとする
傾向は強まるでしょうし
実際に同程度の質と量の
快楽と痛みの情報が発信されていたら
痛みの情報の方を大きく
受け取る傾向がある
と考えられます
テレビなどからの情報を受け取るときには
1、マスコミの情報は、ネガティブな情報の方が
多く選ばれ発信されてる可能性を意識する
2、人間の性質として
ネガティブな情報の方をより大きく評価しがちである
ということを
念頭において
その情報を受け取るようにした方が良いですね
今、お伝えした
「損失回避バイアス」について
詳しく知りたい方は
ノーベル経済学賞を受賞した
行動経済学者のダニエル・カーネマンさんの著書
「ファスト&スロー」がおすすめです
『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?』
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つぎに、ふたつめの
SNSの情報をむさぼる危険
現在のように社会情勢が不安定なときは
みんな、情報を得ようとしますよね
その情報から
今後 自分はどうしていくべきか
今自分自身がやっていることは、これで良いのか とか
といったことを、潜在的なり健在的なり
把握しようとする気持ちがあるのだと思います
だから、ちょっとした合間に
ついついスマホでSNSを見てしまったります
ここでも
先ほどのマスコミのお話のところでお伝えした
「損失回避バイアス」によって
ネガティブな情報をより大きく評価してしまう
受け取ってしまう傾向があるので
SNSをみて
ネガティブな情報を見て
ついつい、エネルギーを奪われてしまったりします
SNSにある、マイナス点としては
インターネット上の情報
とくにSNSでの情報は
リソースが不明確であったり
情報の正確性が担保されていなかったり
というリスクもあわせ持っています
ですが、やっぱり人間って
目に飛び込んできた情報に気持ちを
奪われてしまうことはどうしてもありますし、
一度見始めると
時間を忘れて、ついつい見続けてしまう
という怖さもSNSにはありますね
SNSを見るときには
時間を制限するようにしたり
情報の不正確さの可能性をき意識しておくこと
そして、自分の中にある「損失回避バイアス」を
念頭に情報を精査しましょう
最後、3つ目は
「あなた好み」の情報にかたよるリスクです
インターネットのニュースサイトなどから
あなたが得る情報は
あなたが入力した、好みや
これまでに見てきたニュースの履歴によって
コンピューター上「あなた好み」とされる
カスタマイズされたを見せられています
そして
今回のテレワーク
自宅勤務、在宅ワークの普及によって
オンラインによるコミュニケーションが
進展していくときにも
気にしておいた方が良いのは
インターネットから来る情報の多くは
あなたの手元に来る時点で
コンピューターが「あなた好み」だと
判断した情報になっているということです
たとえば
電車の吊り広告を見たり
床屋さんで、紙の雑誌を読んだり
街を歩いていると
必ず、「あなた好み」ではない情報の刺激
というものも受け取るはずです
ここでお伝えしたいのは
もしかしたら「あなた好み」ではないけれど
あなたにとって「本当は必要な情報」とか
「必要な刺激」というのも
存在する可能性です
テレワークが普及することによって
今回の事態が収束した後も
外出する頻度が減るという人も
多いかもしれません
それによって
今お伝えした
「あなた好み」ではないけれど
あなたにとって「本当は必要な情報」とか
「必要な刺激」を受け取る場面が
なくなっていくと
あなたの中庸度が下がる可能性がありますね
インターネットから
「あなた好みの情報」だけを取り入れ
オンラインミーティングや
オンライ飲み会で
あなたと価値観が共有できる人たちだけと
コミュニケーションを取り
ってすることで
あなたとは違う価値観を持った人の
「考え」や「行動」を許容できる
範囲とか能力が下がることは避けたいものです。
一度も読んだことのない
紙の雑誌を買ってみるとか
あえて、これまで付き合いのなかった分野のコミュニティの
情報を意図的に見にいく
こんな工夫をして、少し意識的に
違う価値観の情報をうけとる習慣を持つようにしておくと
あなたの許容範囲を広く保つ助けになるかもしれませんね
まとめます
外出頻度が減ったとき
つまり外からの情報の入ってくる量が減ったときに
注意するポイントとしてぼくが考えたのは3つ
ひとつは
マスコミの情報のリスク
ふたつめは
SNSの情報をむさぼる危険
みっつめは
「あなた好み」の情報にかたよるリスク
です。
これらのリスクをできるだけ避ける具体的な方法として
今日のぼくの提案は5つ
1、マスコミの情報は、ネガティブな情報の方が
多く選ばれ発信されてる可能性を意識する
2、人間には「損失回避バイアス」というのがあって
自分自身がネガティブな情報の方をより大きく評価しがちである
ということを意識しておく
3、SNSを見るときには時間制限をするようにする
4、「あなた好み」の情報だけに偏らないように
一度も読んだことがない紙の雑誌を読んでみる
5、これまで付き合いの無かった分野のコミュニティの
情報を意図的に見にいく
外出自粛の今
そしてテレワーク普及後に外出することの
意味合いが変化したり、頻度が少なくなった時の
社会生活に備えて意識してみてください
今日のお話を動画にしました
こちらをご覧になっておさらいをしてみてください
みなさん、手洗い、バランスの取れた食事
質の良い睡眠、そして
笑顔を忘れずに
頑張らずに、がんばってこの局面を乗り越えていきましょう