週末起業家、副業経営者がハマるありがちなトラップのひとつにこんなことがあります。
「今日は家に帰ったら、週末起業の仕事をしよう!」
とはりきって帰宅したのだけれど、
「ちょっとっラックスしようと思って晩酌をしたら、テレビを見て、そのままうたた寝して、気がついたら午前2時」・・・
仕事をはかどらせる最初の一歩
多くの方にとって、自宅はリラックする場所なのです。
頭で切り替えようとしても、潜在的に心が「自宅=リラックスする場所」
そう思っていると
なかなか「自宅=仕事をする場所」に切り替えるのは難しいですね。
ぼくも、週末起業家時代には自宅ではどうしても仕事がはかどらないという経験をしました。
そこで、週末起業家当時のぼくが打った対策は
週末起業、副業の仕事をやると決めた日は「まっすぐ家に帰らない」という事です。
はじめにやった「まっすぐ家に帰らない」の具体策は、行きつけのスターバックスをつくったことです。
今日は「週末起業の仕事をする」と決めた日は、必ずそのスターバックスに行くようにしました。
なぜ家に帰らないと仕事が捗るのか
週末起業の仕事をすると決めた日は
どんなに疲れたなーと感じていても
残業などで帰る時間が予定より遅くなっても
急にサラリーマンの仕事で外出をすることになっても
です。
中には気持ちが乗らない時もあり、スタバに行くときに足取りが重たいときもありました。
そんなときでも、とにかくスタバに行きます。
その瞬間はスタバに行くことそのものを目的にしてしまうのです。
ですから、スタバに足を向かせるためには「お茶を飲んだら帰ろう」でも良いのです。
そうして「スタバに行く」という自分との約束だけは守るようにするのです。
不思議なものでいざスタバについてお茶を飲み始めると
「メールの返信だけしておこう」などと仕事を始める自分がいます。
周りにはパソコンやタブレットに向かっている人も多いので、仕事をするマインドになりやすいのもあるかも知れませんね。
そして、少しでも仕事に取り掛かると、気がつくと1時間や2時間は週末起業の仕事をしていた。
なんてこともよくありました。
脳科学の世界ではこんな事を言うそうです。
「人間はやる気が出たからやるのではなく、やり始めるとやる気が出るように出来ている」
「作業興奮」なんて読んだりもするそうです。
つまり大切なのは、
やり始めるのが億劫でない環境
スタートのハードルを下げられる環境を自分に用意してあげることなのでしょうね。
「環境を変える」を応用する
こうして、環境を変えることで自分の行動を促すことを知ったぼくは、
次の段階として週末起業、副業をはじめてからなり早い段階でシェアオフィスを借りました。
場所に投資をするというプレッシャーを自分に与えることも、
週末起業の実務を進める意味でも
もっとクライアントさんを増やすための活動をすると言う意味でも
行動を促してくれたと感じてます。
実際には、クライアントさんとのセッションをなるべく対面でやりたいと考えていたので
そのための環境づくりも意識をしていました。
この段階では、既にお客様のために必要なものとしての「仕事場」という要件が生まれています。
自分自身の週末起業、副業の進展ともに環境づくりをしていくという流れも生まれました。
「環境を変える」を自分の技にする
週末起業で副業を始めてから6年め、独立してから4年になる今振り返ってみると
環境を変えることとビジネス上の転機は重なることが多いです。
「環境を変えることが先」の場合もありますし
「ビジネスの転機が先」の場合もありました。
ここから学んだこととしては、ビジネスの状況が膠着してきたなと感じるときは
「環境を変える」ことで「ビジネスにも変化を与える」事ができるということです。
はじめは大きな変化でなくても良いと思います。
カフェで仕事をするようにする
シェアオフィスやコワーキングスペースを借りてみる
もし、事務所を既に借りている方であれば机やキャビネットのレイアウトを変えてみる
こうしたこともこの場合の「環境を変える」に入れていよいと思います。
まとめ
あなたも、ご自身の週末起業、副業が
はかどらないなと思った時
ビジネスが伸び悩んでいるなと感じた時
ご自身を次のステップへ進めたい時
「環境を変えてみる」をやってみると変化を起こせるかも知れませんよ